ーーまず、これまでやられてきたことを教えてください。
大学卒業後は、実は今の仕事とは全然関係のない、雑貨メーカーの会社で営業をやっていたんです。というのも、当時は働く意欲がゼロで…(笑)。
ーー最初からライターを目指されていたわけではないんですね。
そうなんです。別に営業がやりたかったというわけではなく、ただホワイト企業だからという理由で入社しました。
でも、働きはじめてみると案外「働くって学校と変わらないかも」と気がついたんですよね。自分のできることをやって、評価してもらえて、それが価値になるって学生時代にもやっていたなと思いました。
自分が最初にイメージしていたような、「社会の歯車感」がなかったんです。
昔から文章を書いたり、写真を撮ったりするのが好きだったので、次は自分のやりたかったクリエイティブな仕事にチャレンジしてみようと思って、広告代理店に転職しました。
ーー広告代理店ではどんなことをされていたんですか?
クリエイティブディレクターとしてダイレクト広告の制作ディレクションに携わりました。
でも、実際に広告の仕事をしてみると、作る仕事にもたくさん種類があることがわかったんです。
Web広告って、効果がなければすぐに次のものに差し替えられてしまうので、作品のように残るものじゃない。
しかも、クリエイティブディレクターはデザイナーさんに依頼して作ってもらう立場なので、次は自分の得意な分野で何か残るものを作りたいと思うようになりました。
そこで、1年半ほど働いたあと、1番得意な「書く」を仕事にするために、メディアの採用面接を受けました。
ーー書くことは昔から得意だったんですか?
小さいころから得意で、幼稚園のときからすでに書きはじめていました。もともと話すのが苦手で、書くほうが自分の思っていることを伝えやすかったんです。
中学生のときにブログの存在を知る前は、ノートに手書きで文章を書くことで気持ちを発散させていていましたね。書くのが好きというより、ラクというほうが近いかも。
それに、書くことならそんなに労力をかけずにまわりに褒めてもらえたので、未経験ではあったけど、とりあえず仕事にしてみようと思いました。