エンジニア1年目は辛くてキツいのか?目標設定とやるべきこととは
未経験でエンジニアになった人にとっては、最初の1年は分からないことばかりで辛いと感じる人も多いようです。
しかしながら、具体的にどんなことがキツいのか、職場で1年目のエンジニアはどんな扱いなのかなど、予備知識として先に知っておくことで少しでも対策をしておけるかもしれません。
多くのエンジニアが通る1年目の辛い経験を共有することで見えてくるものもあるので、ここを最初のステップとして着実に上を目指す気持ちを大切にしてもらえると嬉しいです。
今回は、エンジニア1年目はキツいと言われている具体的な要因と、少しでも辛さを軽減するために1年目にやっておくべきことなどをご紹介していきます。
エンジニア1年目がキツいと言われている原因
現役エンジニアたちが経験した、エンジニア1年目でキツと感じた原因を掘り下げていきましょう。
具体的にどんな状況で、何が原因でキツいと感じたのか、またその対策も提案しています。
知識不足で進まない
キツいと感じる多くの原因は知識不足からなるものです。
中でも「用語がわからないから何のことなのかがわからない」ということが多く、自分だけ話についていけなかったり、指示されたことがわからなかったりで緊張と焦りを感じてしまうようです。
しかしこれらは、用語を覚えることで知識不足だと感じた場面の多くは解決する可能性があります。
エンジニアになるための勉強をしっかりしてきても完璧じゃないのは当たり前。
実務経験をしながら増えていく知識や用語もたくさんありますので、知識不足で悩む前に少しでも早くわからない用語がなくなるように努力してみてください。
【用語がわからない原因】
・知識不足で専門用語がわからない
・単に言葉が短縮されているからわからない
・直接担当してない分野の用語だからわからない
・社内や職場内だけで使う独自の用語かもしれない
用語がわからないからといっても中には知識不足からなるものだけでなく、単に教えてもらわないとわからないものもあったりします。
ほとんどの場合は仕事をしているうちに理解できるようになるはずですが、最初は焦ったり辛く感じたりするかもしれません。
未経験のエンジニアでいきなり一人で仕事をさせられるということはまずありません。
必ず指導者がいますのでそこは安心してください。
知らない用語については、調べる・調べてもわからなければ聞く・メモする・覚えることを徹底し、何度も同じことを聞くことのないように努力しましょう。
もし知識不足だと感じたら、必要な知識を得られる書籍やオンラインコースなどで学習するのもおすすめです。
覚えることが多い
新しい環境で新しい職につくのですから、エンジニアとしての基本業務は身についていても、実践的な業務をこなすにはまだまだ半人前。
覚えることがたくさんあるのは当たり前です。
大きなプロジェクトの場合は、自分が知る分野以外のエンジニアとも連携が必要になるかもしれません。
まずは一つひとつわからないことをメモし、覚えていくしかありません。
また、業務以外にも覚えることはたくさんあります。
・社内組織やプロジェクト全般の内容
・職場の上司・メンバーの顔と名前
・共有ファイルやチャットの使い方
・足りないスキルや知識
・受けた指示や修正など
最初は目の前のことで精一杯かもしれませんが、1年後にはきっと努力した分だけ自分の成長を感じられるはず。
一人前の戦力として成長するまでは修行期間だと思って頑張ればその後の年収にも反映してくるので、努力を惜しまず頑張るしかないです。
失敗の連続
初めての仕事・初めての環境で失敗は当たり前です。
大事なことは、同じ失敗を繰り返さないこと。
特にコードレビューでは心が折れて辛くなる人が多いですが、ミスを指摘してもらうことや、より良いコードを教えてもらえるのは自分の成長やスキルアップのチャンスでもあります。
ポジティブに受け取って、教えてもらったことを確実に自分のものにしていくよう頑張りましょう。
会社の歯車になれていない気がする
1年目は職場でも疎外感を感じたり、一人で満足に仕事ができず、会社の歯車になれていないと感じるかもしれません。
足りないスキルは努力で身につけるしかないですが、疎外感を少しでもなくせるよう積極的に職場のメンバーとコミュニケーションを取るなどして中に入っていくようにしましょう。
作業が地味
プログラムを書く、コードミスのチェックをする、ミスを見つけたら修正する、これらは地味な作業の繰り返しのように見えますが、一番大事な部分です。
基本業務を一人前にこなせるようになるためには、地味な作業でもしっかりと向き合うことが大切です。
初めての人間関係
社会人としての経験がなくエンジニアになった人や、全く違う業界から転職した人などは、初めての人間関係に戸惑うかもしれません。
うまくコミュニケーションできるよう積極的に話しの輪に入ったりすることも大事ですが、苦手な人にとっては苦痛かもしれませんね。
一番大事なのは与えられた業務をしっかりこなすことなので、まずそこを抑えた上で、もし人間関係に思い悩むのなら、時間に余裕があるときに人間関係については苦手な人は書籍を参考にするなり、コミュニケーション能力を高めるクラスに参加するなりしてみてください。
まずは元気に明るく挨拶をすることから始めてみてくださいね。
エンジニア1年目だったらやっておきたいこと
webの仕組みを理解して知識をつけておく
エンジニアは、環境構築やコーディングが主な業務になるため、Webの仕組みなど以下のような知識を一通り持っている必要があります。
・セキュリティー
・SQL(データベース言語)
・基本情報技術者試験レベルの知識
・ITパスポートレベルの知識
アウトプットを積極的にする
インプットした知識は、どんどんアウトプットすることが大事です。
アウトプットすることで知識をより確実に自分のものとして蓄積させる効果もあり、フィードバックをもらって更にクオリティーを上げるなど成長には欠かせないものです。
アウトプットの仕方は自由。
自分にできることからやってみましょう。
・自作アプリを作る
・自作アプリをエンジニア仲間で評価し合う
・職場の同僚や先輩にフィードバックをもらう
・得た知識や自作の作品をブログで発信
・エンジニアのオンラインコミュニティに参加
・転職サイト等のサービスを利用してレベルチェックテストを受ける
・資格を取るなど
エンジニア1年目で転職ってアリ?
エンジニア1年目でキツいと感じる人は多く、それを乗り越えられる人もいれば、そうでない人もいます。
中には、間違いやミスを指摘するといった”指導”ではなく、人格を否定したりいじめのような扱いをされたりと”悪い職場”、いわゆる”ブラック企業”にあたってしまうこともあります。
どうしても自分には合わないと思ったら、1年目でも転職するという選択肢があることも忘れないでください。
ただ、1年目で転職する場合はメリット・デメリットの両方がありますので、転職を考えている人はデメリットもしっかりと理解しておきましょう。
1年目で転職するメリット
・職場環境が良くなる可能性がある
・収入が増える可能性がある
・やる気が出たことで飛躍的に成長できる可能性がある
・経験値が上がる
単に、最初の会社の待遇が良くなかったというだけで、転職をするだけで環境が良くなったり、給料も上がったりする可能性はあります。
気持ちを切り替えて転職し再出発できるのではれば、やる気も取り戻して今後の成長にもつながります。
前職での経験は良くも悪くも”経験”です。
対応力がついたり、もっと良い人間関係を作れるようになったりと、経験の一つとして自分のものにできます。
1年目で転職するデメリット
・収入が下がる可能性もある
・まだ初心者扱いの可能性がある
1年で転職となると、まだ経験者として認められない可能性もあり、未経験者と同じような待遇になるかもしれません。
そのため、収入が下がったり、自信やスキルがあったとしても初心者として扱われる可能性もあります。
求人の内容である程度は事前にわかるはずなので、転職すると決めたら実力で取り戻していくしかないので肝を据えて頑張りましょう。
辛かったら成長目標を明確にしてみよう!転職もあり
エンジニア1年目は、辛いと感じる人がたくさんいますので、自分だけではないということがわかるだけでも安心感はありますね。
出来る限りの対策をしつつ、1歩ずつでも前に進めるようアウトプットをしながら成長目標を明確にしてみましょう。
それでも、どうしても辛い、自分には合わないと感じたら、転職もありですよ。
ネットで見れる求人サイトでは、未経験や経験の浅いエンジニアの仕事も数多く紹介されていますので、気になる人は内容だけでもチェックしてみてくださいね。
求人サイトの一つでもある”サクサク仕事探し”なら、IT系のお仕事を数多く扱っています。
求人内容だけでなく、職場の雰囲気がわかるような企業紹介もしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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