【完全版】IT・ベンチャー企業で需要が高いプロダクトマネージャー解体新書!
求人票を見ているときに、プロダクトマネージャーという職業を見かけたことがある人もいるかもしれません。
特に、IT企業やベンチャー企業では重宝される人材で、将来性がある職業のひとつです。
今回は注目度上昇中のプロダクトマネージャーについて業務内容や必要なスキルなどを含めて詳細を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
プロダクトマネージャーとは
プロダクトマネージャーとはPM、PdM、PDMと略されることも多く、経営方針・企業戦略に基づいて商品・サービスなどのプロダクトの立案・成長させるのが役割です。
同時に、チームを率いて成功に導きます。プロダクトマネージャーはプロダクトの成功を導くために多くの役割をこなす必要があり、さらに負わなければならない責任の範囲も広いです。
そのため、CEOとは役割が異なるものの、それをわかったうえで「ミニCEO」という別名で表現されることもあります。
インターネットが普及して以来、日本においてもインターネットサイトで商品やサービスなどの提供が増加し、売上や顧客満足度の向上を目指すためにサービス面でさまざまな工夫をすること、マーケティング戦略が重要視されるようになりました。
顧客が商品・サービスの購入や利用をしたとしても、それで完了ではありません。
継続的な企業努力は必須です。
プロダクトマネージャーはそういった背景から重要なポジションとして注目されている職業といえます。
同じPMと略される職業にプロダクションマネージャーがあります。
こちらは映像制作会社などでプロデューサーの片腕として、スケジュール・スタッフ・予算・クオリティ・リスクなど幅広い範囲の管理を行うのが役割です。
業務内容もまったく異なるものなので、間違えないようにしましょう。
プロダクトマネージャーに必要な5つのスキル
プロダクトマネージャーになるには、以下の3つのスキルが求められます。
新しい視点での発想力
プロダクトマネージャーは商品・サービスなどの立案をするのも業務のひとつです。
そのため、オリジナリティあふれるもの、顧客ウケしそうなもの、ありそうでなかったものなどさまざまな視点から見た発想力が重要になります。
そのためには顧客の声に耳を傾けたり、市場の流れを読んだりするスキルがあることも望ましいスキルです。
コミュニケーション能力
プロダクトチームを率いてまとめなければならないため、メンバーとのスムーズなやりとりが必要になります。
ときには考え方の違いから意見の食い違いがあり、根気強く話をしなければならない機会もあるでしょう。普段から業務以外でもコミュニケーションをとっておくことが大切です。
マネジメント能力
プロダクトマネージャーは商品・サービスにかかわるすべてを管理する能力が必須です。
たとえば、チームメンバー、スケジュールや情報収集、予算などが挙げられます。
開発中からリリースの前後それぞれで目標を達成するように、メンバーをまとめていかなければなりません。
情報収集力と幅広い知識
プロダクトを作るためには、業界ならではの知識やプロダクトの流行についても把握しなければなりません。
そのため、情報収集をすることが重要なスキルといえます。
市場の状況は短期間で変化することも多く、それを見逃していては競合他社のなかで勝ち抜けません。
自分で情報収集するだけではなく、インターネットや人脈などを駆使して常に最新情報がわかるようにしておくことが重要です。
ロジカル思考
プロダクトマネージャーの業務内容は幅広いため、行わなければならないことを整理し、順序立てて計画を進められる思考力が必要です。
さまざまな視点から課題や問題点を分析したうえで優先順位をつけて改善策を考えたり、必要なことをそれぞれの要素で分けて結論を出したりと論理的な思考が役立ちます。
冷静な判断をするためにもロジカルシンキングは大切なスキルです。
プロダクトマネージャーの業務内容
プロダクトマネージャーは顧客満足度・売上の向上を目指すのが最終目的です。
ただ、そこに至るまでにさまざまな業務を行わなければなりません。
プロダクトの立案
業務内容で多くを占めるのがこちらです。
ターゲットをどういった層にするのかを決定したり、市場はどのような流れになっているのかを分析したりしたうえで、開発のスケジュール・予算など幅広い面から考慮して計画をたてます。
プロダクト・マーケティング戦略を練る
プロダクトは世に出す前はターゲットやコンセプトなどを考え、成長させなければなりません。
企画・開発時のほか、リリース前後にも生産・営業・販売・マーケティングといった各部門と連携をとって、より良いプロダクトを作り出します。
顧客の反応を分析
プロダクトマネージャーの仕事はプロダクトのリリースをしたら終わりではありません。
リリース後には顧客はどのような反応をしているのかを分析する必要があります。
反応の内容次第では問題点を課題として改善していかなければなりませんし、課題クリア後はどのようにアプローチしていくのか新たな施策も必要です。
プロダクトマネージャーになるには
プロダクトマネージャーになるための国家資格や民間資格はありません。
しかも、さまざまな部門のメンバーをまとめていく仕事でもあるので、プロダクトマネージャーを目指すにあたって経験が必要な職種も特にないというのが現状です。
そのため、プロダクトマネージャーに至るまでの経歴はバラバラで、営業からという人もいれば、販売やエンジニア出身という人もいます。
では、どのような道を辿ればよいのか可能性が高い方法は、プロダクトマネージャー職がある企業で経験・知識を積み、必要なスキルを磨いていくことです。
入社時にいずれはプロダクトマネージャーになりたいことを伝えておくのもひとつの方法になります。
企業は常に将来の自社を担う人材の育成を行っているため、そういった希望を出しておくことで企業側もプロダクトマネージャーの卵としての育成をするケースもあるからです。
また、プロダクトマネージャーに必要なスキルとしても挙げましたが、コミュニケーション能力は必須です。
企業で普段働いている部署内だけではなく、さまざまな部署の人と日常からコミュニケーションをとるなど経験を積んでおくことは必要になるでしょう。
人を動かすには信頼関係が重要になります。
プロダクトマネージャーは幅広い部署とかかわっていくため、特に信頼できる人物であると示さなければなりません。
将来性がある職を目指すならプロダクトマネージャーを選択肢に
プロダクトマネージャーは企業の利益向上をするための重要な人材であり、特にIT企業やベンチャー企業で募集されることが多いです。
プロダクトの立案・開発からリリース前後までかかわり、顧客満足度と売上の向上をするのが役割です。
必要な資格はありませんが、求められるスキルは多く、知識と経験を積み、スキルを磨いておかなければなりません。
第一歩は、プロダクトマネージャー職がある企業に就職することからはじめましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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