ジムの経営も行うRIZINファイターの瀧澤謙太選手が、クラウド会計ソフト「freee」で確定申告を行う本企画。前編では売上登録と経費入力を見事にKOしましたが、今回はいよいよ “確定申告との闘い”編に突入。引き続き、瀧澤選手は税理士の野口五丈先生とfreeeをセコンドに、確定申告から勝利を奪えるのか。その前にリングの外から乱入者が……!?
本日のレジュメ
「クラウド会計ソフト『freee』で確定申告をKO!」
経費は漏らさず申告すべし!
瀧澤選手、無事にクラウド会計ソフト「freee」で売上登録と経費入力ができましたね。
押忍。超簡単でしたね。ちなみに、どこまで経費にしていいものですか?
前編で、プライベートで購入したものは経費にできないと伺いましたが、僕の場合、YouTubeで動画配信もしていて。その撮影で使うアイテムも経費にできるんですかね?
そうですね。YouTuberの経費問題については、相談を受けることが多いです。例えば、「動画内でスムージーを買って飲んだ」という場合は経費にしてOKです。しかし、「高級な時計を買ってみました」といった企画だと、全額を経費にすることは難しい。なぜなら、撮影後にプライベートに転用できるからです。
このように仕事でもプライベートでも使う場合は、「家事按分」するといいと思いますよ。
例えば、プライベート用にスマホを買ったつもりでも、のちのち仕事用として使うこともありますよね。その場合、その一部を経費に計上できる制度があるんです。それが家事按分です。
ほかにも、事業に使ったスマホの通信料や家賃を家事按分することで、その一部を経費に計上できるんですよ。
それは助かりますね。
初歩的な質問なのですが、なるべくいろいろなものを経費にした方がいいですよね?
はい。節税にもつながるので、経費は漏らさないように計上していただくのがいいかと思います。
じゃあ、このジムにかかった内装費は経費になりますか?
内装費が10万円以上の高額で1年以上使うものであれば、「固定資産」として計上していただくことになります。この場合、一気に全額を計上できないので、減価償却といって国税庁が定めた耐用年数で割った金額を毎年経費として計上していきます。例えば、内装に2000万円かかり、耐用年数が10年だとしたら、1年に200万円ずつ経費に計上する、といった感じです。
言葉だけじゃ伝わりにくいと思いますので、実際にfreeeを使って処理してみましょうか!
謎の乱入者と家事按分と固定資産を入力してみよう
先生、突然すみません。彼は僕のYouTube撮影や事務まわりをやってくれていて。だよな、タコちゃん。
はい! 瀧澤選手が数字とパソコンが苦手ということもあって、僕が代わりに先生から教わらなきゃと思いまして。ということで、隣に失礼してもいいでしょうか?
どうぞどうぞ。タコちゃんは何が気になっているんですか?
freeeの操作はめちゃくちゃ簡単でやりやすいと思ったんですが、先生が先ほどおっしゃっていた家事按分と固定資産がとても難しそうで。入力の方法を僕に教えてほしいです!
はい! 瀧澤選手のまわりで唯一パソコンをいじれるのが僕なので!
それは心強いですね(笑)。じゃあ、家事按分と固定資産の登録を一緒にやってみましょうか。
【LIVE動画解説①】
先生、ありがとうございました!
瀧澤選手、これでジム運営は安泰ですね。
うん、頼むぞ!
ただ、かなりびっくりしたから、突然の乱入はもうやめてな。
スマホでできる? いざ確定申告をKOへ
先生、いきなりタコちゃんが入ってきてすみませんでした。
いえいえ、面白かったです。続いて、いよいよ確定申告ですね。
どうなんですかね……。だって僕、パソコンが苦手ですし。
それは心配無用です。freeeはスマホで確定申告書を作れるので。
【LIVE動画解説②】
これで確定申告書ができあがりです。お疲れさまでした!
いえいえ。税務署への提出もスマホでできちゃうんですよ。確定申告メニューの「提出方法」を選ぶと、「電子申告」「郵送」「税務署で提出」といった画面が出てきます。そこで、「電子申告」を選ぶと、必要事項や手順が丁寧に書かれていますので、それに従いながら進めれば確定申告が完了となります。
普段パソコンを使わない方でも簡単かつ、しっかりと確定申告ができちゃうんです。
スマホとfreeeさえあれば、確定申告も余裕ですね! 今年は法人化も見据えているので、それもfreeeでチャレンジしてみたいと思います。
早速次なる一戦が待ち構えているんですね。freeeでは法人化に必要な手続きもできるので、ぜひそちらもKOしちゃってください!
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使用条件:年払いプラン・新規契約者・個人事業主向けプランの方のみ
瀧澤謙太(たきざわ・けんた)
格闘家。
1994年神奈川県生まれ。2014年に『TTF CHALLENGE』でプロデビュー。パンクラスバンタム級世界ランキング1位になり、現在は国内最大級の格闘技イベントであるRIZINを主戦場に活躍の場を広げている。また、選手として活躍する傍ら、コーチとして格闘技選手の育成も精力的に行っており、プロの格闘家の関原翔選手や山本有人選手のコーチングも担当している。
野口五丈(のぐち・いつたけ)
公認会計士、税理士、リライル会計事務所代表。
2005年デロイトトーマツ入所後、上場企業や外資系企業の会計監査、IPO支援業務、M&A支援業務などに従事。2012年リライル会計事務所を設立後、クラウド会計支援に特化したクラウド会計サポートセンターを運営し、ITベンチャー企業のクラウド会計導入支援、税務顧問、資金調達などを支援している。freeeの導入実績は400社超で全国トップクラス、freeeの5つ星アドバイザーの称号も持つ。
撮影/武石早代
文/田中元
監修/野口五丈(税理士)