偶然の出会いで決めた次のディレクターとしての職場
プロフィール です!!
小川博子さん
この人の所属企業・組織
3つのデザインカンパニーと2つの事業部による約80名のデジタル・クリエイティブグループです
RANA UNITED(ラナユナイテッド)は、3つのデザインカンパニー(*1)と2つの事業部による約80名のデジタル・クリエイティブグループです。 幅広いプロジェクトが実行可能で、実験的なラボや多様性にあふれたスペシャリストの力をかけ合わせ、クライアントの課題解決を強力に推進します。 資生堂や朝日新聞などのデジタル戦略を受託する他、インスタレーションやNHKのデータビジュアライゼーション、松任谷由実のグラフィック、マーチャンダイズなどを手掛け、デジタル領域にとどまらないトータルなクリエイティブディレクションを強みとしています。 グッドデザイン賞など国内外で多数の受賞歴もあります。 *1:ラナデザインアソシエイツ、ラナエクストラクティブ、ラナキュービックの3社
扱うメディアを変えつつ、キャリアは変わらずディレクター
【広告制作代理店】 紙をメインにいろいろやりました ↓ 【イベント制作会社】 学生時代舞台をやっていたので一回空間がやってみたいと思い転職。激務でしたがここで起きたこと以上に大変なことに未だ出会ってません。今となっては心身共に鍛えられた、20代のよい想い出。 ↓ 【Web制作会社】 黎明期を経て、Webでもいろいろ表現できるようになっておもしろそうと思い転職。大学のゼミでWebのコンテンツ制作を学んでいたので、一周回って戻ってきた感じです。 ↓ 【ラナデザイン】 Web制作会社2社目。今ここです。
ラナに入った決め手は、デザイン力
Web業界で2度目の転職をするにあたり事業会社なども検討していましたが、最終的に、仕事をする上でデザインに一番大きなモチベーションを感じていることに気づき、制作実績が魅力的なラナデザインに入社を決めました。 その他、他のスタッフもよく挙げますが、 ・直クライアントが多い ・「女性向け」「ファッション」「カルチャー」などラナデザインが得意としているジャンルと興味分野が近い ・全ての業務を担いがちなディレクターですが、アカウント / プランニング / ディレクションの3つの大枠に分かれていて自分が得意な業務に寄せて仕事ができる などが理由です。 面接してもらった上司が柳のような雰囲気で、こんなディレクターもいるんだと思い興味を持ったのもあるかも。 そして後で詳しくお話ししますが、複業OKだったことが結構重要な決め手でした。
各職種がジャンプさせていくクオリティ
日々仕事をしていて感じるのですがただきれいなものをつくるのではなく、みんな考え抜く力がすごいです。 クライアントからいただくお題について、本当にそれがベストなの? と根底に立ち戻って考えることもしばしば。 プランナー→ディレクター→AD→デザイナー→マークアップ 各所それぞれ(時には集まってみんなで)知恵をしぼるので、各セクションに流れて行った時のジャンプ率がすごいです。 デザインに落ちたときのジャンプ率(WF通りのデザインがあがってくることがほぼないです) コーディングした時のジャンプ率(外部のパートナーさんが想像以上の動きをつけてくれます) 納品時、WFを書いていた頃には想像していなかったような形態に着地しているのが楽しいし、チームで仕事をする上で非常に頼もしいところです。 結果、クライアントのみなさまに喜んでいただき、継続的にお仕事をいただくことも多々あります。
Webだけにとどまらない、仕事の幅
入社後最初に携わった仕事は、展覧会のサテライト会場にカフェをつくる企画でした。 (あれ、わたしWebの会社に入ったはずなのに早速違う仕事してると思った想い出が……笑) イラストが描かれたメニューブックの上に料理をのせると、ストーリーが完成していくというコンセプト。 食にストーリー・音楽・演出が結びつき、五感を呼び覚ます総合的な体験を生むというもので、デザインの仕事にはこんな拡張の仕方もあるんだな、と面白く感じたのを覚えています。 最近は、ホテルのリニューアルに際しロゴやWebサイトの他、レストランやスーベニアショップのシンボルマークを制作。そこから派生して暖簾や置き照明をデザインするお仕事をさせていただきました。 Webやパンフレットなど施設情報を補足するものだけでなく、空間そのものに影響する什器のデザインを任せていただけるのは嬉しい限りです。 その他にも、とある企業の未来のプロダクトを考え、架空記事をつくるお仕事もありました。デザインを起点とし、Web以外の様々なプロジェクトのお話しをいただく機会が増えています。 紙~イベント~Web と3つのメディアに携わってきた職歴がここにきて生かせているのかなとも思います。 将来的にこのようなお仕事や、様々なチャンネルに興味のあるディレクターが増え、ラナデザインにロゴやWeb・印刷物・プロダクトまでトータルにプロデュースするようなラインができたらよいなと思っています。
ディレクターと着付師の複業という働き方
複業で着付師の仕事をしています。 スタイリストさんのアシスタントとして映像やスチール撮影の現場に入ったり、懇意にさせていただいている呉服屋さんへお客さまの着付けに伺ったりしています。 それまでも着付師の仕事はしていたので、転職時に課していた条件のひとつが複業OKの会社であることでした。 職業柄、仕事が入ってくるタイミングが不定期かつ突発的なのですが、有休や代休を使い平日に入ったお仕事にも行かせていただいています。(月に1〜2回程度) 着付けの仕事をはじめた理由のひとつは、制作の場において、ディレクターは全体を見渡していろんなプロフェッショナルに実務をお願いをする立場ですが、逆に自分が手を動かしてクリエイティブに携わる立場になってみたいと思ったため。 ディレクターと着付師の仕事をすることでその両端で制作に携わることができ、よい気分転換と発見の場になっています。着付けの現場で見るプロのクリエイションが、すごく刺激になることも。 もちろん、複業のせいで仕事に穴をあけることのないように調整しています。 裁量労働制で、信頼してプロジェクトを一任してくれる会社だからできる働き方だと思います。