【2022年最新版】将来が明るい映像業界に就職するには?求人の探し方についてもコッソリ教えます!
手のひらサイズのスマートフォンで動画が簡単に撮れるようになり、ネットで簡単に動画が発表できるようになった現代で、映像の仕事に携わりたいと考える人が増えています。
確かに、今までは文章や画像で何かを説明するのが主流だったところ、近ごろでは映像で解説するものがどんどん増えています。
映像業界の将来は明るそうですが、どのようにして勉強し、どうやって求人情報や就職先を見つければいいのでしょう。
映像業界のメリット
21世紀は「映像・動画の時代」といわれています。
それは、映像を撮影して発表することが、誰でも手軽にできるようになったからです。
かつて、誰でも簡単に綺麗な写真を撮れる「オートフォーカス」のカメラが出回って、その当時は「プロのカメラマンは必要なくなる」と言われたこともありました。
しかし、実際にはそうなっていません。
なぜなら、家族や友達の写真を綺麗に撮ってあげる楽しみと、写真集として売れる商品を制作したり、人々の目を惹く広告写真を撮影したりするプロの力量は、まったく違うものだからです。
映像だって同じです。
動画だけならスマホで誰でも簡単に撮れるようになりましたが、プロに求められる力は次元が異なります。
しかも、発表の場はテレビや映画だけでなく、インターネットの世界に無限に広がっています。
近ごろでは、高度なリアリティが求められるゲーム業界でも専門の映像クリエイターが活躍する場が広がるようになりました。
また、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術がますます進化していけば、映像業界が日常生活により深く関わるようにもなるでしょう。
アメリカの「フォレスター・リサーチ」という調査会社が発表した研究結果によると、たった1分間の動画が伝えている情報量は、文字に換算すると180万語(Webなら3600ページ分)にものぼるそうです。
しかも、映像を撮影する機材は、どんどん進化していき、価格も安くなっていきます。
これから、映像情報がさらに力を持っていく時代へ突入するに違いありません。
そのような時代を見据えて、映像業界に足を踏み入れようとするのは、素晴らしい選択です。
映像業界には、どんな職種がある?
ひとくちに映像業界といっても、様々な役割分担があります。
その一部をご紹介しましょう。
監督役
映像作品の現場責任者です。
テレビ業界なら「ディレクター」と呼ばれます。
映像をうまく繋ぐ編集作業を担当することも多いです。
映像が面白くなるか、たくさんの人が観てくれるかどうか、監督の経験やセンスが問われます。
プロデューサー
映像作品を制作するための、お金・人・品物を集めてくる役割の責任者です。
利益を出すためのプロの映像作品は、プロデューサーなしでは創れません。
テレビ業界なら、ディレクターが出世してプロデューサーになるイメージがありますが、本来、両者はかなり性質の異なる役回りです。
カメラマン
映像作品を創る上での、要となる役割の技術者です。
人々の目が離せない作品を制作するためには、カメラマンの力量が欠かせません。
綺麗で魅力的な映像を撮ろうとすればするほど、カメラの機材が重たくなるので、力仕事でもあります。
音声・照明
映像は、カメラマンだけで創れると思ったら大間違いです。
音声が小さかったり、雑音が多かったりすれば、それだけで視聴者の心は離れます。
また、照明の工夫ひとつで、同じシーンでも見違えるほど魅力的な映像に進化させることができます。
映像作品で奥深いメッセージを観客に伝えるためにも、音声さんや照明さんの役割は重大なのです。
脚本家
映画などのストーリーを生み出す役割です。
テレビ業界では「構成作家(放送作家)」とも呼ばれるもので、面白い発想や筋道の組み立て能力が最も求められる職種です。
ただ、机の上で物を考えるだけでなく、取材にも出かけて実際に何かを観て、誰かから話を聞くことで、人々が共感できてリアリティのある台本が仕上がるのです。
映像業界に就職する方法は?
映像業界に就職するには、大きく分けて、専門学校に進学する道と、大学に進学する道があります。
専門学校について映像関連の専門学校に進めば、カメラマンなどの技術者を目指す道、作家や監督を目指すコースなど、わかりやすく分かれています。
周りの仲間も映像業界へ進むという目標が明確なので、話やノリも合うでしょう。
また、専門学校の卒業生をターゲットにしての求人が多いのも大きなメリットです。
ただし、挫折したときに他の道へ進むのが大変で、つぶしが利かないというデメリットがあります。
大学について
受験勉強が苦手でなければ、大学に進学して映像の世界を学ぶ道も開かれています。
芸術大学・美術大学、あるいは芸術学部(日本大学など)に進むと、映像の世界だけでなく、多種多様なアートに興味を持つ仲間がいるので、刺激を受けることも多いでしょう。
他のアートから、映像を創るヒントを得ることもあります。
一方で、あえて文系・理系といった一般的な大学へ進むという道も有効です。
世の中の基本的な仕組みや歴史などを学んだ上で、その知識を映像世界に生かす方法を考え抜いたほうが、今までにない斬新な物を生み出せる可能性があります。
特にテレビ局に就職するのであれば、普通の大学に進んだほうがディレクターやプロデューサーを目指すにあたっては有利です。
映像業界に就職するには、どういう勉強方法がある?
映像業界に就職するためには、まず技術的な基本をしっかりと身につけることが第一です。
カメラマンなら撮影技術、脚本家ならシナリオを作り出す技術。
職種ごとに最低限求められるテクニックを修得することは必須です。
ただし、真面目に勉強するよりも、「試しに1本、作品を創ってみた」「YouTubeで発表してみた」という行動力のある人材のほうが、映像業界でウケがいいのは間違いないでしょう。
自分で失敗を経験して、間違っていたところを修正できる人材が、映像業界で伸びます。
また、いつまでも初心者向けのツールに頼るのでなく、できるだけ早めに、プロが使う道具に触れていたほうがいいです。
高価なので、最初は1種類だけでも構いません。
形から入ることも大切な勉強といえます。
また、就職先候補の求人情報を探す一方で、映像業界の先輩と繋がりを持っておく人脈づくりも大切です。
「こんな大物と一緒に写真を撮った」みたいなミーハー心ではなく、無名でもいいので実際に映像業界で仕事をしている人から話を聞いてみましょう。
仕事の愚痴が多い先輩よりも、前向きな話題が多い人のほうがいいでしょうね。
そこから「自分だったら、こうしたいな」と、具体的なイメージを持てるようになると、机の上での勉強をどのように将来に活かせるか考えられるようになり、自然とライバルに差を付けられるでしょう。
真面目なだけでは通用しない!映像の世界はアイデアと積極性がカギになる
映像業界は、新人の頃であれば「決められたことをキッチリこなす」真面目さが求められますが、やがて、枠から飛び出せる勇気がある人材こそ重宝される局面が必ずやってきます。
もちろん、最低限の礼儀やコミュニケーション能力も身につけるのは大前提ですが、ちょっと生意気なぐらいのほうが、斬新な映像表現を創れると期待できるからです。
アイデアや積極性に自信のある人は、ぜひ映像業界にチャレンジしてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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