大学新卒でWebデザイナーを目指す方法を説明します
大学卒業後の就職活動において、Webデザイナーの仕事に興味を持っている方もいるのではないでしょうか?
WebデザイナーはIT系職種のなかでも特にクリエイティブで創作性の高い職種のため、人気が高い職種です。
しかし気になるのが、「大学新卒からWebデザイナーを目指すにはどのように就職活動するべきか」という点です。
特に大学せ専攻しておらず、完全に未経験の状態でもWebデザイナーを目指せるのかどうかは、知っておきたいポイントだといえます。
今回は大学新卒でWebデザイナーを目指す方法を解説します。
新卒・未経験からWebデザイナーになるための準備・知っておくべきことも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください!
新卒でWebデザイナーになるために大切なポイント
Webデザイナーの求人のなかには、新卒向けのものも数多く存在するので、新卒からWebデザイナーを志すことは定番の進路の1つです。
Webデザイナーの新卒募集の特徴を踏まえて、念入りに就活準備をしてから実際の説明会や面接に挑みましょう。
ここでは新卒でWebデザイナーになるなら知っておきたい大切なポイントを5つ解説します。
企業研究
まずは基本的な就職活動同様、興味のある就職先の企業研究から始めましょう。
その企業ではどのような事業に力を入れているのか、採用活動においてどのような点を重視しているのかを、就活サイトや企業の公式HPなどを見て検討していく必要があります。
企業研究を綿密に行うことは、面接における志望動機を伝える場面でも役立ちます。
また就職活動をする本人にとっても「本当に自分がやりたい仕事ができる企業なのか」を知るきっかけにもなるでしょう。
自己分析
自分がどんなことに向いているのか、どのように自己PRすれば熱意が伝わるのか検討するうえで、自己分析は大切です。
新卒でWebデザイナーになる際は、Webデザインにおけるスキルはもちろん仕事に対する熱意や考え方を問われる場合が多く、企業の求める人物像にマッチするかどうか、よく検討してから企業を選ぶことが求められます。
仕事のスタンスや考え方・待遇や福利厚生は企業によって異なるからこそ、企業研究とともに自己分析して、相性の良い企業を見つけましょう。
ポートフォリオ
Webデザイナーとして新卒入社するなら、ポートフォリオを持参することも大切です。
ポートフォリオとは、自分のWebデザインにおけるスキルや実績をまとめて示したもので、プロのWebデザイナーの場合は専用のWebサイトを構築している場合もあります。
ポートフォリオを作成・提出すれば、自分のデザインスキルや能力を言葉ではなく視覚的に伝えられます。
新卒の場合はポートフォリオの提出が必須ではない企業も多いですが、持参すればさらなるアピールに繋がるので、可能な限り用意しておくと良いでしょう。
エントリーシート作成
企業ごとに用意しているエントリーシートの記入も忘れてはいけません。
エントリーシートは企業ごとに内容が異なり、氏名や志望動機など基本的なことを書くだけのものもあれば、Webデザインに関する課題や問題が用意されている場合もあります。
企業によっては他の企業とほとんど同じような内容のエントリーシートが用意されている場合もありますが、記入の際は必ず各企業に合わせて記載しましょう。
企業研究・自己分析の結果をもとに、その企業に向けたエントリーシートを作成することで、採用に大きく近づきます。
面接対策
どんな職種であっても、新卒入社するなら面接対策は欠かせません。
採用面接への参加が決まったら、企業分析の結果をもとに面接対策を行いましょう。
大切なことは、エントリーシートや履歴書と矛盾がないよう、面接でも口頭で志望動機や考えを伝えることです。
多くの企業の面接に参加していると、企業ごとに異なる志望動機を用意する場合もあるでしょう。
またほかの企業と企業分析の内容が混同しないよう、面接前には今一度履歴書やエントリーシートの内容を確認してから挑むことが大切です。
新卒でWebデザイナーになるためにスキルを身に付ける方法
新卒でWebデザイナーになるためには、スキルを磨いておくことが大切です。
企業のなかにはWebデザイン自体未経験でも採用枠を置いている企業もありますが、就職まえにある程度スキルを磨いておけば、入社後の負担も減らせるでしょう。
ここでは新卒でWebデザイナーになるなら準備しておきたいスキルの勉強方法について解説します。
独学で勉強しておく
ネット上の無料サイトや動画を利用して、独学でWebデザインの勉強を始めることが、スキルを磨く第一歩です。
ネット上にはWebデザインに関する教材が無数に存在します。
また大学などに通っており、新卒入社を控えているのであれば、大学図書館などを活用してスキルを学ぶのも選択肢の1つです。
Webデザインのスクールに通う
Webデザインのスクールを受講して、短期的にWebデザインの専門知識を学ぶのもおすすめです。
Webデザインスクールのなかには、フルリモートで受講できるものや、社会人向けに土日や夜間を中心に開校している施設もあります。
自分が通いやすいスクールに通って、Webデザインの基礎を固めていくのも良いでしょう。
まず実際に作品を作ってみる
独学やスクールで勉強したら、実際に作品を作ってみましょう。
実際にインターネット上に公開する目的でなくても、Webサイトのデザイン・構築におけるプロセスを実際にやってみることは、Webデザイナーとしてスキルを伸ばすうえで大きな実りを得られます。
また実際に作品が完成したら、それらをポートフォリオとして提出すれば、さらに採用に一歩近づきます。
「こんなWebサイトを作ってみたい」という気持ちを糧に、スキルを学び作品作りに繋げてみてください。
新卒Webデザイナーに求められるレベルを把握する
新卒Webデザイナーに求められるスキルは、就職する企業により異なります。
新卒でWebデザイナーとして就職するなら、自分の興味を惹かれる企業はもちろんレベルに見合った企業を選ぶことも大切です。
ここでは企業ジャンルごとの新卒Webデザイナーに求められるレベルを解説します。
Webデザイナー新卒で狙う就職先一覧
Webデザイナーが新卒で狙うべき主な就職先をまとめます。
Web制作会社
Webサービス会社
広告代理店
EC、Webショップ運営会社
Web事業を展開している会社
各企業ごとの新卒Webデザイナーに求めるレベルについて、詳しく解説します。
Web制作会社
Webサイト構築を主な事業とするWeb制作会社は、新卒Webデザイナー定番の就職先です。
Webサイト構築を数多く引き受けている会社のため業務数が多く、Webデザイナーを数多く新卒採用しているところもあります。
新卒Webデザイナーを積極的に採用している企業であれば、Webデザインに関する教育システムも整っており、スキル面が万全でなくても熱意があれば採用を目指せる企業も見つけられるでしょう。
Webサービス会社
Webサービス会社は、Webサイトだけでなくアプリ・Webツールなど幅広くWebコンテンツの開発を引き受けています。
WebデザイナーはWebサイトはもちろん、アプリやツールなどさまざまなコンテンツのデザインを任されるため、サイトに限らずWebデザインに挑戦したい方におすすめです。
こちらも事業展開が多ければ多いほど教育システムが整った企業もあり、これからWebデザインのスキルを伸ばしていきたい新卒にも向いています。
広告代理店
広告代理店での仕事は特にデザイン面が中心で、Webサイトのデザインをはじめ、バナー制作などWeb媒体で公開される広告や商品PRのデザインを手掛けることもあるでしょう。
そのため一定以上のデザインセンスや知識が求められますが、デザイン制作を通してセンスはもちろんマーケティングの知識も学べます。
特にデザインの仕事に興味がある方におすすめの就職先です。
EC、Webショップ運営会社
ECやWebショップ運営会社では、Amazonや楽天市場などの大手サイトにECショップを構築・デザインしています。
Webサイトをゼロから構築するわけではないのでコーディングにおける深い知識は必要ありませんが、バナーやデザイン作成におけるスキルは必要です。
また商品を効果的にアピールするためのマーケティングスキルも必要なため、バナー制作やマーケティングに興味がある方にも向いています。
Web事業を展開している会社
Webサイト制作だけでなく、Web事業を広く展開している一般企業のWebデザイナー採用枠を狙うのも良いでしょう。
Web事業関連会社のWebデザイナーはいわゆる「インハウス」と呼ばれ、一般的にはWebデザイン制作会社に依頼する内容を、自社内で賄うために組織しています。
主な仕事は自社サイトや自社コンテンツのデザインで、予算や納期に余裕を持ってデザイン制作に当たれることが魅力です。
しかし規模の小さい企業であればWebデザイン部門も小規模で、少数精鋭で高いレベルを求められる場合もあるため、高いスキルを備えておく必要があるでしょう。
新卒でもWebデザイナーで就職できる可能性はある
新卒Webデザイナーの就職先について解説しました。
新卒でWebデザイナーを募集している企業は数多く存在するので、新卒・初心者でWebデザイナーの実務に挑戦することは可能です。
Webデザイナーの教育システムが整っている企業もあるため、専攻していなくても就職できる選択肢はありますが、就職前に独学またはスクールで基礎を学んでおくと、就職の幅はさらに広がります。
デザインに関する知識やスキルを磨いて、Webデザインの仕事に挑戦しましょう。
またWebデザイナーとして就職するなら、自分のやりたいことや求める待遇にマッチした企業を探すことも大切です。
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文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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