webデザイナーの離職率は高いのか?きつくて大変と言われている原因を説明
Webデザイナーに関して調べていると、「Webデザイナーは離職率が高い」や「Webデザイナーになるのはやめておけ」などネガティブな情報を目にすることが多いように感じます。
仕事内容もキツくて大変というイメージが定着しつつありますが、何が原因でそのような情報が出ているのでしょうか。
今回は、気になる現状のWebデザイナーの離職率やネガティブなイメージの原因を探っていきたいと思います。
webデザイナーの離職率を分析します
Webデザイナーは離職率が高いと言われていますが、実際のところどうなのでしょうか。
Webデザイナーの離職率に関して調べてみたところ、厚生労働省が公開している2020年(令和2年)の離職率調査では、IT業界全体である情報通信業離職率は9.2%と発表されていました。
この結果を見ると、Webデザイナーを含むIT業界の離職率は他と比べて特に高いという訳ではないということがわかります。
Webデザイナーという仕事は離職率が高くキツイ仕事だと思われがちですが、実際にはそのようなデータはありませんでしたので、あまり不確実な情報に惑わされないようにしたいですね。
では、そもそもなぜ離職率が高いと言われてしまったのでしょう。
その原因の一つに、Webデザイナーになる前のイメージと実際の仕事とのギャップにより続けられず離職してしまう人の割合が、他の職種に比べると多かったという可能性があります。
Webデザイナーという響きは「デザインの才能があり、それを職業にしている」という良いイメージがありますが、実際はクライアントの要望通りのサイト作りが仕事であり、自由に自分のセンスでデザインだけすればいいという訳ではありません。
イメージだけで決めず、実際の仕事をよく理解してから、自分に合っているかどうかしっかりとリサーチしておくことが大事ですね。
どうしてwebデザイナーがきつい大変と言われているのか
他にもWebデザイナーに関してネガティブなイメージがついてしまっている原因があるようなので、それぞれ深堀して見ていきましょう。
常に納期に追われている
Webデザイナーという職種に限りませんが、何かを作り上げて納品する仕事には必ず「納期」というものが設定されています。
クライアントあってのお仕事ですので、納期を守ることは最低限のルールでなければなりません。
業務は細かく設定された納期に間に合うよう進めて行かなければならないため、常に納期に追われていると感じる人がいるのは致し方ありません。
しかしながら、納期に追われないようなスケジューリングや、普段からのコミュニケーションで業務の遂行をスムーズにするなどの改善方法を探ることも大事です。
給料が低い
Webデザイナーの給料は、IT業界の職種の中では低い方に入っているのは事実です。
その理由はいくつかありますが、エンジニアなど他のIT系の職種に比べて低いスキルでも可能だったり、Webデザイナー自体の人数が多いことなどがあげられます。
しかしながら給料の額は会社によっても差がありますし、同じWebデザイナーであっても、正社員、派遣、フリーランスなどどのような働き方なのかによっても収入にかなり差が出てきます。
Webデザイナーもスキルが物を言う職種ですので、最新の技術を取り入れたデザインができる、サイト作成に関わるコーディングが得意など、自分の得意分野を伸ばしたり、他の人に負けないスキルを身に付けていくことで確実に給料アップは狙えます。
長時間に及ぶ労働時間
会社に所属している場合は、その会社によって労働環境や労働時間が異なるでしょう。
長時間労働を強いられる場合もあるかもしれませんが、労働環境の改善に力を入れていてきちんと対策が取られている会社もあります。
独立してフリーランスで仕事をしている場合は、納期前に長時間労働せざるを得ないことはあるかもしれませんが、逆に時間給の派遣などでは契約通りの時間のみで良いこともあります。
必ずしもWebデザイナーはみんな長時間労働させられている、ということではありませんので、仕事開始前にどのような会社なのか労働環境なのかなど事前に確認しておくことが大切です。
正しくwebデザインする事ができない
Webデザイナーとして仕事をする上で難しいことは、「どんなWebデザインが正しいのか」という点です。
指示通りのWebサイトをデザインするだけではクライアントを満足させられないことも多く、何が正しいのかを見失ってしまう人が多くいます。
指示通り作成したとしても何度も修正がかかることも多く、メンタル面で耐えられなくなる人もいるかもしれません。
スキルを上げることで対応できる幅も広がるので、最新技術はもちろんのこと、サイト構築、コーティング、デザイン、マーケティングなど、なるべく幅広い知識を身に付け経験値を上げていき、クライアントの意向を汲み取り実践する力をつけていきましょう。
自分の好みにデザインすればいいわけではない
Webデザイナーは、絵を描いたり、ファッションデザイナーといった芸術系のお仕事ではありません。
クライアントが求めるWebサイトをデザインするのが仕事なので、自分の好みにデザインをすればいいわけではないのです。
自分の好みのデザインに偏ってしまう、見た目重視でユーザビリティーが落ちてしまった、なんてことがないようにしなければいけません。
自分のセンスでデザインしたい人にはフラストレーションが溜まってしまう可能性はあるでしょう。
webデザイナーがきついと感じてしまう気持ちを緩和する方法
せっかくWebデザイナーになれたのに、仕事がきついと感じて立ち止まっては勿体ないです。
きついと感じる気持ちを緩和しモチベーションを上げていくために、現役Webデザイナーの先輩方のアドバイスや自分に合う方法を探ってみましょう。
将来の見通しを立てる
Webデザイナーになることが目標だった場合、Webデザイナーとして仕事ができるようになった時点で目標を失ってしまうことがあります。
今一度、今後次なる目標に向かうために、将来の見通しを立ててみませんか?
・Webプログラミングスキルを上げてバックエンドエンジニアを目指す
・3年後には独立してフリーランスのWebデザイナーになる
このような具体的な見通しを立てられれば、今何が足りないのか、何を目標とするのかがクリアになり、モチベーションも上がります。
スキルを活かして副業をする
現状の仕事だけでは給料に満足しないのであれば、スキルを活かして副業することも視野に入れてみてください。
例えば、イラスト作成、ロゴやバナー作成、サイト立ち上げなど、今あるスキルを活かした単発の仕事ならばすぐに始められます。
給料や待遇のいい会社に転職する
現状の給料や待遇に満足してなくても、多くの人は「Webデザイナーはこんなもの」と諦めてしまっています。
しかし、もしかしたら自分の会社が良くないだけで、転職すれば今よりいい給料や待遇の会社に入れるかもしれません。
諦めずに求人情報や転職エージェントを利用して探してみてください。
必要なスキルや平均的な給料など得られる情報はたくさんあります。
経験値を上げて仕事をこなし生産性を高める
Webデザイナーの仕事はスキルがモノをいう世界です。
技術レベルと経験値を上げること、そして数多くの仕事をこなすことでもっと良い仕事ができるようになります。
自分の戦力としての価値を上げるためにも、どんどん仕事をこなして経験値を上げていきましょう。
webデザイナーの離職率は高くない!生産性を上げていこう
Webデザイナーは離職率が高いと言われていますが、他の職業の離職率と比べても決して高くはありません。
悪いイメージがあるようですが、それ以上にやりがいのある仕事です。
現に、近年Webデザイナーを目指す人は増えてきていますので、幅広いスキルを身に付け、企業に求められるWebデザイナーを目指して頑張っていきましょう。
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文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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