エンジニアが目標設定することの重要性と設定ポイントを併せて紹介します
「エンジニアに目標設定は必要なの?」と感じる方もいるかもしれません。
これはエンジニアに限った話しではありませんが、目標設定をしないまま仕事を行うと日々のタスクに追われて毎日が憂鬱になるだけでなく、キャリアアップも難しくなってきます。
エンジニアとして働き始めた新入社員やエンジニアとしてキャリアが長い人など全てのエンジニアにとって目標設定は重要になります。
この記事ではエンジニアの目標設定の重要性と設定する際のポイントについて具体的にお伝えしていきます。
エンジニアの目標設定の重要性とは
エンジニアにとって目標設定は重要になります。
目標設定をしないまま仕事に取り組むことは、ゴールのないマラソンをしているような状態で、進む道さえわからなくなります。
目標設定を行うことによって、進むべき道がわかるだけでなくゴールが明確になるのでモチベーションの維持につながります。
そして、目標を達成した際には達成感を感じることができるでしょう。
将来のビジョンを考えたときに「キャリアアップして年収アップをしたい」「プロジェクトマネージャーになりたい」といった将来的な目標がある方は多いと思います。
このような大きな目標も大切ですが、目標までの距離が遠すぎると目標を見失いがちになります。
まずは3年・1年・1ヶ月・1週間・1日といったように細かく分け、小さな目標をクリアしていくことで将来のキャリアに繋がっていきます。
目標設定は面倒に感じるかもしれませんが、仕事ができるビジネスパーソンは必ずと言っていいほど目標設定を行っています。
目標設定をすることで得られること
エンジニアが目標設定をすることは様々な効果が期待できます。
・効率よく働ける
・自分自身を理解できる
・キャリアアップに繋がる
それぞれ詳しく見ていきます。
1.効率よく働ける
前章でも少し触れていますが、目標設定を日々のタスクに落とし込むことにより、その日にやるべきことが明確になります。
その日にやらないといけない仕事なのか、やらなくていい仕事なのかあやふやのまま仕事を行えば、しなくていい残業をすることになりかねません。
決して残業が悪いわけではありませんが、その日にやらなくていい仕事をしてまで残業をしたくありませんよね。
目標設定を行えば、時間の使い方が上手になりプライベートも充実できるようになります。
その時間を利用し趣味や学習にあてることでさらにスキルアップを目指すこともできるでしょう。
2.自分自身を理解できる
エンジニアの目標設定を行うには、自分の強みや弱み、そして自分が持っているスキルでできること・できないことを把握しないといけません。
目標設定をするにあたって、自分自身と向き合いながら考える必要があり、今の自分に不足していることや必要なことが見えてきます。
日々エンジニアの勉強や業務を行っていると中々自身を振り返る機会がないと思いますが、自分を理解することができれば、将来描いているキャリアに遠回りしないで進むことができるようになります。
面倒と思わずに自分と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。
3.キャリアアップに繋がる
エンジニアとして目標設定を行い、着実に目標を達成することでキャリアアップにつながります。
IT業界は常に進化をしているため、新しい情報を取り入れながら将来的に重要になりそうなスキルを見極め、目標設定をするとよりキャリアアップをしやすくなります。
設定した目標を1つ1つ達成していくことで、どの会社でも通用するエンジニアになれるでしょう。
エンジニアの目標設定のポイントとコツ
エンジニアの目標設定にはいくつかポイントがあるのでお伝えしていきます。
キャリアビジョンから逆算する
エンジニアの目標設定には、キャリアビジョンを明確にする必要があります。
キャリアビジョンの一例をあげると、
プログラマーとして就職し3年後にはシステムエンジニアにキャリアアップする。
5年後にはプロジェクトマネージャーとしてチームをまとめシステム開発をする。
10年後には独立しフリーランスエンジニアとして働く。
このように、将来どのような働き方、ポジションで働きたいのかを明確にすることで、今何をするべきかなのか逆算して目標設定をすることができます。
個人目標と事業目標を設定する
エンジニアの目標設定は個人の目標設定だけではありません。
上記でキャリアビジョンについてお伝えしていますが、事業内容とマッチさせることが重要です。
そのためには個人目標とは別に事業目標を合わせて設定する必要があるでしょう。
個人目標と事業目標の方向性が同じであれば、仕事をしながらスキルアップすることが可能になり、業績がよくなれば職場の評価にも繋がります。
それとは反対に、個人目標と事業目標がミスマッチであれば、個人目標の到達には時間がかかるばかりか、会社から評価をされにくくなります。
事業内容とは関係のない知識を学ぶことも時には必要ですが、可能ならば事業目標と合うような個人目標を設定していきましょう。
スキルマップで可視化していく
エンジニアの目標設定には、スキルマップを使うことも有効な手段になります。
スキルマップは組織やチームなどで使われており、業務を遂行するためのスキルに対し自己評価をするものです。
このスキルマップを導入している企業でいえばトヨタが有名です。
スキルマップを用いることで自身のスキルが見える化するため目標設定をしやすくなります。
基本的な作り方としては、縦にスキル名、横に名前を入れていきます。
スキル名は、目標達成に必要なスキルを記入していき、5段階評価もしくは、〇や×で記入します。
名前の欄には、組織やチームで活用する場合は業務に関わる方の名前を記入しますが、個人でスキルマップを作成する場合は自分の名前のみ記入する形となります。
スキルマップを使うことで現在のスキルレベルが一目でわかるようになるため、強み弱みが見えてきます。
スキルマップは目標設定するだけでなく定期的に更新を行うことで、目標達成するための過程で軌道修正も行えるでしょう。
普段から視界に入る場所に掲示しておくことで、日々のモチベーションにも繋がるため、導入してほしいツールと言えます。
理想とするエンジニアを参考にする
エンジニアとして働く中で、目標となる人物を見つけると目標設定がしやすくなります。
まずは、周りに目標となりそうな人を見つけ分析をしてみましょう。
目標となる人と今の自分を照らし合わせ、自分に何が不足しているのか考えることで目標設定に落とし込みやすくなります。
注意点としては、目標とした人が多くスキルを取得している場合、全て一度に覚えようとせずに、優先順位を付け重要なものから目標設定を行い1つ1つクリアしていきましょう。
目標設定の後はアウトプットや資格取得で学びを深めよう
エンジニアの目標設定の重要性と設定のポイントをお伝えしてきました。
目標設定は自分が成長するために行うものです。
目標設定をして終わりではなく、そこからがスタートになります。
将来の自分がどのようなエンジニアになりたいのか、設定した目標に向かい日々学びながら達成をしていきましょう。
目標達成には、学ぶことだけでなくアウトプットや資格取得といったことも有効な手段になります。
これから就職や転職を考えている方にお知らせです。
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文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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