「空飛ぶクルマ」をつくるSkyDrive社、シリーズC追加調達を実施
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「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDriveは、スカイ・イノベーション投資事業有限責任組合等からの第三者割当増資により、2022年9月に続くシリーズCの追加調達を実施しました。
空飛ぶクルマとは
明確な定義はありませんが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が象徴的なイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発が取り組まれています。
モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定。
株式会社SkyDriveは「100 年に一度のモビリティ革命」実現のために、『空飛ぶクルマ』と『物流ドローン』の開発を強化しています。
資金調達概要
株式会社三菱UFJ銀行からの第三者割当増資に加え、イノベーション・エンジン株式会社が組成した当社への投資を目的としたターゲット・ファンド(※2)であるスカイ・イノベーション投資事業有限責任組合から第三者割当増資を通じて、資金調達を実施。
以下の投資家がスカイ・イノベーション投資事業有限責任組合のリミテッドパートナー(※3)として、SkyDriveに間接出資を実施しました。
リミテッドパートナー
・株式会社 SGC
・NOBUNAGAキャピタルビレッジ株式会社
・株式会社村田製作所
・その他法人
・個人投資家など(いずれも非公開)
使用用途
2022年9月に実施した資金調達同様に、今回の調達により事業基盤、経営基盤を強化する事で、「空飛ぶクルマ」と「物流ドローン」のメーカーとして、機体開発、事業推進と中長期的な成長を加速する目的。
■ イノベーション・エンジン株式会社 代表取締役 佐野 睦典 様 コメント
イノベーション・エンジンは近距離交通の革新を目指すSkyDrive社に対してスカイ・イノベーション投資事業有限責任組合を組成して投資実行をいたしました。同社は「空飛ぶ車」分野において型式承認の日本第1号を目指すトップランナーです。福澤社長の強力なリーダーシップと魅力的なビジョンにより空の移動革命を実現されることを期待しています。
引用元:国土交通省(令和 3 年 3 月付)
https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf
引用元:経済産業省(令和 4 年 3 月付)
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_02.pdf
※2 ターゲット・ファンドとは:特定の企業などに資金を投資する目的で専用のファンド等を組成し、当ファンド等を通して資金を供給するスキーム。
※3 リミテッドパートナーとは:出資金額を責任限度として利益配当を受ける「リミテッド・パートナー(有限責任組合員)」のこと
株式会社SkyDrive 概要
設立:2018年7月
代表者:代表取締役CEO 福澤知浩
URL:https://skydrive2020.com/
所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1
豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2
豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区
東京オフィス :東京都新宿区
大阪オフィス :大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800号 大阪駅前第1ビル8階
事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しています。
「空飛ぶクルマ」は、現在2人乗りの機体を開発中。2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指しています。「物流ドローン」は、30kgの荷物を運搬可能な機体が、山間部を中心とした作業現場で活用されています。
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