【今後も必要とされます！】WEBデザイナーの需要は？

WEBデザイナーを志すのであれば、将来的な仕事の需要について考えることも大切です。

IT技術はどんどん進歩しており、今は当たり前に存在する仕事もほんの数年後にはなくなっているかもしれません。

では、WEBデザイナーの需要はどうなのでしょうか。

今回はWEBデザイナーの将来的な需要や、技術革新が進む今考えるべきことについて解説します。

WEBデザイナーとして働きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

WEBデザイナーの需要は今後どうなる？

現在のWEBデザイナーは職業として人気が高く、WEBデザイナー人口も年々伸び続けています。

インターネットを活用したコンテンツの需要増加に伴い、WEBデザイナーの仕事も増えていることが現状です。

今後もインターネット技術の革新は続き、WEBデザインの仕事も増え続けるでしょう。

一方で、「WEBデザイナーの仕事は将来的になくなるのでは」とも不安視されています。

その理由について、WEBデザイン・WEBデザイナーの需要やIT全体の流れから分析していきます。

IT業界の需要の見通し

IT業界は世界的にどんどん拡大しており、WEBデザインを含めIT系職種全体の仕事の需要も増え続けています。

しかし近年では個別にWEBサイトを作るのではなく、YouTubeやInstagramをはじめとした大手SNSで情報を発信することの需要が増え続けています。

そのためWEBサイトを制作することの需要は減り、「ただホームページを作れるだけ」の技術やスキルであれば、仕事が取れなくなる可能性が出てきているのです。

WEBデザイナーの増加

IT技術の急速革新を受けて、WEBデザイナーを含めIT系職種を志す方の人口も増えてきました。

IT系技術を学べる大学や専門学校だけでなく、社会人が短期集中で学べるスクールも乱立し、IT系技術を持つ人の人口は増え続けています。

WEBデザイナーが増えれば競争率は激化し、一定以上のスキルが無ければすぐに淘汰されるでしょう。

またWEBデザイナーや制作会社が増えれば、競争を生き抜くため制作単価を下げざるを得なくなるほか、WEBで完結する仕事だからこそ海外デザイナーの参入も増えてきています。

また今まで安定してWEBデザイナーとして働いてきた方も、若く勉強熱心なWEBデザイナーに追いつき追い越され、競争に負けてしまう可能性があります。

そのため国内だけでなく、全世界のデザイナーと仕事の争奪戦を繰り広げなくてはならなくなっていることも、WEBデザイナーの仕事の需要が不安視されている理由の1つです。

単純作業は人からAIへ

IT技術の革新に伴い、コーディングをはじめとした技術はAIによる自動化ソフトに取って代わろうとしています。

自動コーディングが可能なソフトウェアを使えば、今までWEB制作会社に依頼していた案件も、個人でソフトを扱うだけで簡単に済ませられます。

WEBデザインについても、デザインを選ぶだけでAIが瞬時にコード生成してくれるようになったなら、コストも時間も大幅にカットできるため、需要がAIに傾く可能性は大いにあります。

そのためこれからWEBデザイナーになるなら「AIによる仕事」ではまかなえない優れた技術やデザインセンスが求められるでしょう。

需要のあるWEBデザイナーになるために必要なこと

WEBデザイナーの仕事はIT技術の普及と高度化により、どんどん高いレベルのものが求められるようになってきました。

競争が激化している今だからこそ、将来的にも安定して仕事ができるWEBデザイナーになるため、スキルや技術を磨いておくことが大切です。

ここではこれからの時代も求められるWEBデザイナーになるために身につけておきたいことを5つご覧ください。

強みを持つこと

「ただ基本的なWEBデザインができるだけ」では、激化するWEBデザイナー同士の競争に勝てません。

そのため他のWEBデザイナーに負けない強みをアピールし、激しい競争を生き抜くことが大切です。

優れたデザインセンスを持っている、特定のデザイン分野において深い知識・優れた感性があるなど、アピールポイントを作りましょう。

コーディングがAIに取って代わられようとしている今だからこそ、デザインやセンスの面を磨くことがおすすめです。

強みがあれば就職・転職で効果的に自分をアピールできるだけでなく、フリーランスの場合も営業の武器として役立てられるでしょう。

最新の技術を身に付ける

IT技術は革新が早く、ほんの1年も経てば今使っている技術も新たな技術に取って代わられている可能性も十分にあります。

そのため、WEBデザイナーとして最前線で働くのであれば、最新の技術を身に付けることも大切です。

次に需要が高まるのはどのような技術なのか、どのようなデザインが注目されているのか、常にアンテナを張って情報収拾しましょう。

最新の技術は注目度が高まる一方で、その技術に対応できるデザイナーは限られてしまうのも事実です。

だからこそ最新技術を網羅すれば、安定して仕事に対応できるWEBデザイナーとなれるでしょう。

専門知識を持つ

WEBデザイナーは「ただおしゃれなWEBサイトを作るだけ」が仕事ではありません。

WEBサイトは

・コンテンツの見やすさ

・操作のわかりやすさ

・サイトへのアクセスの容易さ

など、優れた操作性が求められます。

そのためには操作性を重視したUIデザイン知識だけでなく、マーケティングやブランディング・WEB解析の知識も持っておくことが大切です。

これら総合的なWEB知識を持ち合わせていれば、より依頼主の満足度が高いWEBサイトを構築でき、激化するWEBデザイナー同士の競争に生き残ることも叶うでしょう。

コミュニケーション力を付ける

コミュニケーション能力も、WEBデザイナーとして生き残るうえで必須です。

WEBデザイナーの仕事はパソコンの前だけで完結することはなく、デザインの調整やシステム構築との連携など、さまざまな場面で人と接する必要があります。

そこでは情報を余さず正確に伝えるための伝達能力や意思疎通能力が求められるでしょう。

また、打ち合わせを通して依頼主の要望を正確に汲み取り、システムに組み込むこともWEBデザイナーに求められるスキルです。

「デザイン」という視覚的なものをゼロから作り出す仕事だからこそ、情報を汲み取り正確にスピーディーに形にできるWEBデザイナーは重宝されます。

ディレクションスキルを持つ

WEBサイトの構築は、WEBデザイナーだけでなくSEやプログラマーなど、さまざまな開発メンバーとともに進めます。

そのメンバーたちと協力しあい、必要な指示を出したり情報を取りまとめ共有するためのディレクションスキルも、WEBデザイナーなら備えたい能力です。

優れたディレクションスキルがあり円滑な制作進行を支える役割を担えることは、ただ技術を備えていること以上に重宝されます。

また優れたディレクション能力があれば、WEBディレクターにキャリアチェンジして現場のリーダーを担う選択肢もあります。

将来的なキャリアアップを視野に入れて、ディレクションスキルを磨いていくことも、IT業界を生き抜くために大切なことです。

明るい将来を築くためWEBデザイナーとして武器を磨こう

WEBデザイナーの需要や備えておきたいスキルについて解説しました。

WEBデザイナーは今後も需要の拡大が予測されていますが、一方で競争の激化や急速な技術革新など、足を止めれば淘汰される可能性もあります。

そのため、WEBデザイナーになるなら制作の最前線に取り残されないよう、技術やスキルを磨いておくことが大切です。

WEBデザイン技術はもちろんコミュニケーション能力やディレクションスキルなど、現場で働くWEBデザイナーに求められる能力を磨きましょう。

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文／おかねチップス編集部
監修文／おかねチップス編集部