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意外と知らない人が多い「続柄」の意味や使い方がたったの3分でわかります!

意外と知らない人が多い「続柄」の意味や使い方がたったの3分でわかります!

書類を書くときに記載することが多い続柄…実は、「ぞくがら」とは読まないのです。

恐らく約9割の人がぞくがらと読んでるのではないでしょうか?
そんな続柄の読み方や意味、公的書類でよく使われる続柄について徹底解説していきます。

続柄の意味と読み方

続柄の意味は、「親族としての関係」。読み方は、「つづきがら」です。

■続柄の意味

続柄は、戸籍簿や住民票などの書類に表記されている表現で、ある人同士の関係を客観的に示す用語です。

戸籍法では「実父母または養親との続柄を記載する」と定められおり、血縁関係や婚姻関係などの親族間での関係を指すことで使われる場合が多いです。公的書類にも続柄を記入する欄があります。

公的書類などを申請する役所などでは、戸籍筆頭者や、世帯主といった、特定の人を中心にして関係性を表すことが多いです。
そのため、あなたの親族関係を記載する戸籍などの続柄欄には、申請者からではなく中心人物から見るとどのような間柄になるかがわかる書き方で記載する必要があります。

その中心人物から続く「間柄」として考えると分かりやすいです。

余談ではありますが、昔は家長を中心とした家制度があり、以下のように表されていました。

直系、前戸主と親等が近い、男子優先、嫡出子優先…というように、世帯主からみてどういう立場なのかが定義付けされていました。

■続柄の読み方

ぞくがら、と多くの日本人が読むので辞書などでは、俗読みとして記載されることも増えてきています。

ですが、正しい読み方は「つづきがら」ですので注意しましょう。

続柄は何を表している?

一般的に、続柄は基準となる人との親族関係を示します。

戸籍や住民票に記載されている続柄は、申請者から見た戸籍筆頭者や世帯主との親族関係です。

そのため、公的書類で「続柄」と書かれている場合には、多くの場合ではあなた(申請者)から見た「親族との関係」ではなくて、戸籍筆頭者や世帯主から見た「親族との関係」を書くことになります。

この続柄を記載するときに注意すべき点は、「正しい書き方」で記載することです。

以下に正しい書き方を記載しています。

本人から見た続柄

・本人:本人

・本人の父や母:父、母

・本人の兄弟姉妹:兄、弟、姉、妹

・父方母方の祖父母:父の父、母の母…etc

・叔父・叔母:父の兄、父の弟…etc

・本人の子供:子(長男、二男など戸籍以外はすべて「子」)

・本人の子供の夫や妻:子の夫、子の妻

・本人の孫:子の子

・本人の兄弟姉妹の夫や妻:夫の兄、夫の弟…etc

・本人の甥・姪:兄の子、姉の子…etc

・本人のいとこ:父の兄の子、母の兄の子…etc

夫の親族(母の場合は母に変更)

・夫の父母:夫の父、夫の母

・夫の祖父母:夫の父の父、夫の母の母…etc

・夫の兄弟姉妹:夫の兄、夫の姉…etc

・夫の甥・姪:夫の兄の子、夫の姉の子…etc

・夫の叔父・叔母:夫の父の兄、夫の父の妹…etc

・夫のいとこ:夫の父の兄の子、夫の父の妹の子…etc

その他の関係性の続柄

・同居人 

・縁故者 ※内縁関係にある場合は縁故者となります。

・夫(未届)…etc※内縁の夫。(未届)は、内縁の配偶者を指す。

・妻の子 …etc※妻の連れ子。再婚相手の子供と養子縁組をしない場合。

公的書類でよく使われる続柄

住民票や年末調整、確定申告などの、公的書類でよく使われる続柄。
これらの意味をしっかりと抑えて、間違って書かないために以下をご確認ください。

住民票における続柄

住民票における続柄は、「世帯主から見た関係」を記載します。

もし、申請者が世帯主の場合、本人or世帯主と記載します。

■世帯主┃続柄

・配偶者┃夫・妻

・夫婦と血縁関係のある子ども┃子

・配偶者の父母┃夫の母・妻の夫…etc

・兄弟・姉妹┃兄・弟・姉・妹

年末調整における続柄

年末調整の場合は、「申請者から見た関係」を記載します。

先ほど説明した、住民票における続柄は、世帯主を中心にしていましたが、年末調整では申請者を起点とした関係を記載します。

世帯主の氏名→世帯を構成している方の氏名

あなたとの続柄→申請者から見た続柄

また、年末調整においては、扶養控除申告書というものがあります。
ここにも続柄を記載する欄がありますので間違わないように注意しましょう。

控除対象となる方も、あなたとの続柄を記入し、あなたを起点とする関係性がわかるように記載しましょう。

確定申告における続柄

確定申告における続柄は、「世帯主を中心とした関係」を記載します。
確定申告で続柄を記載する箇所は、世帯主の氏名の隣にある「世帯主との続柄」という所です。

もし、申請者が世帯主の場合は”本人”と記載します。

世帯主の氏名→世帯を構成する人

世帯主との続柄→世帯主から見た続柄

となりますので、間違わぬよう注意してください。記入例や注意書きがある場合はよく確認してから記載してください。

欧米との違い

欧米の身分登録制度では、個人単位で出生→結婚→死亡という民事的な身分関係を管理する形になります。

つまり、日本のように出生から死亡までの身分変動を一覧にする親族関係を単位とした身分登録簿では編成されないのが特徴です。

アメリカ(イギリス・フランスでも)では、出生、死亡、婚姻、離婚などの「事実登録制度」を採用しているため、国によって把握の仕方は異なりますが関係登録制度ではありません。

戸籍制度が存在しない国では、「国民識別番号」と呼ばれる国民一人一人に付与されている番号があります。

この番号の呼び名や機能は国によって違います。日本におけるマイナンバーがそれにあたります。

しかし、マイナンバーと違って「健康保険被保険者番号、運転免許証番号など、さらには基礎年金番号、納税者番号、雇用保険被保険者番号など様々な番号が付与されていることがあります。

日本では様々な書類がバラバラになっていることがあるので、欧米に比べて発展していないですが、キチンと申請しなければ受理されなくなってしまうので気をつけましょう。

知らないと恥をかくのでこれを機に覚えましょう!

住民票や年末調整、確定申告などの、公的書類でよく使われる続柄。

知らないと恥をかくだけでなく、受理されずに様々な面で遅延してしまいます。そうならないためにも、本記事をサクッと復習していきましょう!

■続柄の意味

続柄は、戸籍簿や住民票などの書類に表記されている表現で、ある人同士の関係を客観的に示す用語です。

■続柄の読み方

正しい読み方は「つづきがら」です。

続柄は、一般的に「基準となる人との親族関係」を示します。

住民票における続柄は、「世帯主から見た関係」を記載。

世帯主┃続柄

・配偶者┃夫・妻

・夫婦と血縁関係のある子ども┃子

・配偶者の父母┃夫の母・妻の夫…etc

・兄弟・姉妹┃兄・弟・姉・妹

年末調整の場合は、「申請者から見た関係」を記載します。

世帯主の氏名→世帯を構成している方の氏名

あなたとの続柄→申請者から見た続柄

確定申告における続柄は、「世帯主を中心とした関係」を記載します。

世帯主の氏名→世帯を構成する人

世帯主との続柄→世帯主から見た続柄

いかがでしたか?

これさえ知れば、あなたが続柄のことで迷うことはありません。

もし、迷ったときはこの記事を思い出してください。必ず助けになります。

そして、これから書類や税金関係などで分からないことが出てくると思います。未然に防ぐためにも、このサイトで知識をつけて、お金と時間を節約していきましょう!

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