株って誰が買ったかわかるの?株の売り買いで気になるポイントを分析
株式投資において、どんな株を誰が買ったかわかるようになれば、さらに銘柄の検討をしやすく感じますよね。
株式を購入するのは個人の投資家だけでなく、機関投資家や企業の場合もあります。
株価が上がっている・注目度が上がっている株でも、それが本当に個人投資家が買うべき銘柄なのか検討することは、投資において重要なポイントです。
そこで今回は、株を誰が買ったかわかる方法はあるのか、自分が株を購入した情報が他人に知られることはあるのか解説します。
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株を買ったらバレるのかどうか知りたい
気になるのは、株を誰が買ったかどうかわかるのかです。
プロの投資家がどんな株式を購入しているのかは、これから投資を始めるならぜひ注目したいポイントでしょう。
また自分がどんな株を購入したのかが他人に知られるのかどうかも、知っておきたいポイントです。
まずは株を買ったらその事実が他人からわかるのかどうか解説します。
証券会社はわかる
前提として、個人や企業がどのような株を購入しているのかは、証券会社がすべて把握しています。
証券会社は株をはじめとした金融商品の注文取引を管理しており、証券口座の管理や注文取引を成立させるためにも、個人情報を把握・管理しています。
そのため、証券会社から見ればその会社の証券口座を利用している個人の注文情報は、すべて把握できるといえるでしょう。
株を一定数持つ人は公開される
基本的に、証券会社で行われる株の注文取引のすべてを、個人が知りうることはありません。
そのため自分の株の注文取引が他人に完全に把握されることはほぼありません。
しかし、株を一定数以上保有する人は、その企業の株主として公開される場合があります。
一定数以上の株を保有すれば、株主として株主総会での議決権や株主優待などの権利を得られます。
このとき、企業によっては議決権を持つ株主の情報を公開する場合があり、その情報から誰がその銘柄を購入しているのかがわかる場合もあるでしょう。
そのためまとまった数の株式を購入しようと考えている際は、株主としての情報から誰が買ったのかわかることは、理解しておくことが大切です。
株を買っているのは誰なのか知りたい
株はどんな人が買っているのかも、気になるところですよね。
株は投資家だけでなく、企業からも注文する場合があり、その投資方法はさまざまです。
ここでは株はどんな人が買っているのか、4つのポイントで解説します。
個人投資家
代表的な株の保有者が、個人投資家です。
個人投資家は個人の利益や資産運用を目的に株式を購入しています。
個人が証券口座を開設し、個人資産で株の注文取引を始めれば、個人投資家に該当するでしょう。
近年では貯金よりも投資を選ぶ人が増えており、それに伴い個人投資家の人口も増えつつあります。
機関投資家
機関投資家とは、保険会社や信用金庫をはじめとした金融機関で会社員として働く、プロの投資家を指します。
機関投資家は個人では扱えない大きなお金を動かし、会社のお金を大きくしていきます。
代表例が年金基金です。
年金は国民が支払った年金をそのまま年金受給者に振り込んでいるのではなく、支払った年金を投資でさらに大きなお金に育てて、年金として支給しています。
機関投資家は金融経済や株の売買に対して深い知識を持っており、その動向をチェックすれば株の値動きの動向を掴める場合も。
投資のノウハウを学ぶのであれば、機関投資家の売買に注目してみるのも良いでしょう。
法人
株は法人・企業が購入する場合も珍しくありません。
株を一定数以上購入すると、株主として株主総会での議決権が与えられます。
つまり企業が株をすべて外に売り出してしまうと、株主たちの意見が会社の運営を左右することになり、企業経営が順調に進まない場合も出てくるでしょう。
そのため株式を発行している法人・企業は、基本的には自社株の半数以上を購入・保有する形で、自社の運営を成り立たせています。
また子会社の株を保有したり、ほかの企業を買収する際にも法人による株式購入が行われるため、その企業の動向を知るには、法人の売買情報が参考になります。
外国人投資家
株は自国内でだけ取引されているわけではなく、海外から注文が入ることも珍しくありません。
特に日本株は外国人投資家からも注目されており、国内の株式市場は外国人投資家でも賑わっています。
また日本人投資家が米国株をはじめ海外の株式を注文するパターンも増えています。
外国株は単純な株価の値動きだけでなく、為替レートにも注目する必要がありますが、国単位で経済成長しているエリアの株式は大きな成長を見込めるでしょう。
コロナ禍の今、株を売買しているのは誰なのか
コロナ禍により日本のみならず、世界中の経済が大きな影響を受けました。
特に日本では観光事業や飲食業を中心に株価は大暴落を見せ、コロナショックとして多くの投資家に将来的な動向が注目されています。
しかし、コロナ禍の昨今も株の売買取引は盛んです。
個人投資家はもちろん海外投資家・法人など、多くの人が日本株の売買に乗り出しており、むしろ買い注文が増えている銘柄も。
特にコロナ禍では、あえて株価が下がった銘柄を逆張りして購入する傾向が強く、これにより株価が持ち直し、徐々に回復・成長を見せる銘柄も存在するほどです。
コロナ禍であっても、投資家にとってやることは変わりません。
これから銘柄を選んで株式投資を始める場合も、どんな株が誰に買われているのかチェックしたうえで、自分に合った株式を選びましょう。
誰が株を買ったかわかる場合とわからない場合がある
株は誰が買ったかわかるのかについて解説しました。
株の注文履歴は基本的に個人情報として、証券会社のなかで厳重に扱われています。
そのため個人の売買情報を個人が事細かに把握することはできませんが、各企業が公開する株主リストから、誰がその企業の株を購入しているのか知ることは可能です。
これから株を購入するなら、成功している投資家がどのような株を保有しているのかを、銘柄選びの判断基準にするのも良いでしょう。
投資は利益が出る仕組みや投資家たちの売買方法を参考に知識を付けて挑むことが大切です。
投資について学びながら挑戦することで、より上手な資産運用を目指しましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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