【今更聞けない】つみたてNISAの仕組みを丁寧に解説します
投資のなかでも特に注目されているのがつみたてNISAです。
つみたてNISAは毎月一定額を積み立てながら資産運用を始められる投資方法ですが、大きな特徴が、運用益が非課税になることです。
そのため安定した資産運用を始めつつ、より運用益を大きくすることを目指せる投資方法だといえます。
しかし、つみたてNISAは投資初心者向けの制度であるからこそ、その仕組みがよくわからないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回はつみたてNISAの仕組みについて、ゼロから解説します。
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つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、政府が提案した積み立て投資制度の1つです。
月々一定額を積み立てながら投資することが可能で、老後の資金調達手段としても注目されています。
積み立て可能な銘柄は、安定した運用が可能であることが政府により認められたもののみのため、投資初心者でもリスクを抑えて資産運用を始められるでしょう。
また投資額には上限がありますが、上限内での投資であれば運用益が全額非課税で、投資により得られた利益がすべて自分の手元に入ってくることが魅力です。
つみたてNISAとはどんな制度?制度に関する基礎知識を詳しく解説
つみたてNISAだったら積立投資をしよう
つみたてNISAは、毎月自分で定めた投資額を積み立てながら資産運用できる制度です。
定期預金にお金を預けるように、一定額を積み立てながら資産運用を続けられるため、無理なく資産運用を始められるでしょう。
投資の上限額は現行制度(2022年末まで有効)では年間40万円ですが、2023年から始まる新制度では年間120万円まで大幅に増える見込みです。
もちろん全員が上限いっぱいまで投資に回す必要がなく、自分が毎月無理なく投資に回せる分だけ資産運用することが大切です。
つみたてNISAの特徴
つみたてNISAにはほかの投資制度とは異なるさまざまな特徴があります。
以下ではつみたてNISAを始めるなら押さえておきたい3つの特徴についてご覧ください。
年間投資の上限がある
つみたてNISAには年間投資上限があります。
・現行制度(2022年末まで):年間40万円
・新制度(2023年から):年間120万円
つみたてNISAは法改正により、2023年より新制度が始まります。
新制度は非課税期間が恒久化するだけでなく、年間投資上限は年間120万円と3倍になっています。
保有限度額は総額1,800万円に定められているため、総額について気にしながら積み立てていく必要があるでしょう。
しかし年間投資枠を超えなければ、年間120万円分の投資運用益が非課税で自分の手元に入ります。
投資の自由度がさらに高まった法改正のため、無理のない金額で積み立て投資していくことが大切です。
つみたてNISAで運用すれば利益は非課税
つみたてNISAの大きな魅力が、運用益が非課税になることです。
投資で得られた運用益は、通常およそ20%の税金が掛かります。
しかしつみたてNISAで得られた運用益はすべて非課税で、投資限度額内であれば確定申告の必要もありません。
運用益の受け取りに関する複雑な手続きも必要ないため、より手軽に資産運用を始められる制度だといえます。
18歳以上ならいつでも始められる
つみたてNISAは18歳以上であれば、誰でも証券口座を開設して資産運用を始められます。
原則的に1人1口座までの開設であり、複数口座でつみたてNISAを始めることはできません。
しかし、長期的な資産運用・老後の蓄えを増やす手段として、成人になったらつみたてNISAを始めるのも良いでしょう。
また口座開設が可能な期間も、新制度により恒久化したため、資産運用に回せるお金の余裕ができた段階で始めるのもおすすめです。
つみたてNISAの始め方
つみたてNISAの基本的な始め方は以下の通りです。
・利用したい証券会社で口座開設する
・証券口座に積み立て資金を入金する
・積立設定したいつみたてNISA銘柄を選ぶ
・毎月の積立金額を決めて設定する
・毎月つみたてNISAを運用していく
つみたてNISAを運用するには、投資専用の証券口座を用意する必要があります。
証券口座によって利用方法や手数料が異なるため、慎重に選んで資産運用を始めましょう。
また、つみたてNISAは未成年の子供のために利用できるジュニアNISAも存在します。
ジュニアNISAの受付は2023年末までのため、お子さんのためにつみたてNISAを始めたい場合は、2023年内の利用を検討しましょう。
未成年でもできるつみたてNISAとは?NISAの年齢制限とジュニアNISAについて解説
つみたてNISAの仕組みをきちんと理解してぜひ活用したい!
つみたてNISAの仕組みや特徴について解説しました。
つみたてNISAは毎月無理のない金額を積み立てながら投資を始められる制度で、さらに運用益がすべて非課税になることが魅力です。
そのため投資に挑戦したことがない初心者でも気軽に始められる資産運用方法だといえます。
またつみたてNISAは2024年を機に新制度がスタートし、年間投資上限や口座開設期間にも大きな変更が見られます。
非課税での積立投資の自由度がさらに高まるため、新制度についても上手く活用して、無理のない積立額で資産運用に挑戦してみてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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