【2024年最新版】広告代理店30選！業界をリードする企業の特徴とは

消費者目線で広告を目にすると、まず紹介されている商品サービスを認識しますが、その広告を運用している、広告代理店を意識したことがない方は多いのではないでしょうか。

広告代理店は広告業界を陰から支えており、業界をリードする多彩な広告でメディアを盛り上げています。

今回はおすすめの広告代理店について特徴や実績などを紹介していきます。

就活やキャリアチェンジに際して広告制作に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

広告代理店30選！2024最新版｜上位企業

広告代理店についておすすめの30社を紹介していきます。

①電通

電通は広告代理店として誰もが知る企業になります。

広告の運用以外にもマーケティングなどIT分野で幅広く事業展開しており、海外にも傘下企業を持つなどグローバルな活躍を見せています。

国内外で広く知られているだけでなく、国内マスメディアでのシェア率が圧倒的に高いため、シェアが圧倒的に高いです。

②博報堂

博報堂は1895年設立、100年を超える広告代理店です。

読売広告と同じく博報堂DYホールディングスの子会社の1つであり、長きにわたる運営実績からデータに基づく緻密な広告戦略を練っています。

大きな特徴が手厚い人材育成と自由度の高さで、企業内大学を設立しクリエイターを育成するほか、個人のクリエイターとしての能力を大切にし、入社年数や年齢を問わず仕事が任せられています。

そのため、クリエイティブ制作の側面からも広告運用に関わりたい人にピッタリな社風だといえるでしょう。

③サイバーエージェント

サイバーエージェントはWEBや映像媒体を中心にさまざまな広告運用を手掛けており、SNS広告の実績も豊富です。AbemaTVの運営元でもあり、動画サービスやAI開発・ゲーム事業など非常に幅広く事業展開しています。

これによりIT系ベンチャー企業の代表格としても知られており、非常に注目度の高い広告代理店だといえます。

④EPOCH（エポック）

EPOCHでは多くのクリエイターが在籍し、多彩な広告運用を手掛けています。

クリエイターそれぞれが広告制作における手法やジャンルが異なり、ときには異なるジャンルで活躍するクリエイター同士がチームを組み、独創的かつ新しい広告を生み出し続けている広告代理店です。

手がける広告はバナーやポスターからテレビCM・デジタルサイネージ、展示イベントや商品ブランドのプロデュースまで多彩です。

同社では広告制作における戦略や企画、制作までワンストップで手がけているため、広告制作における幅広い部門に携われます。

⑤ADKホールディングス

ADKホールディングスは顧客に「歓びの体験」を届ける広告戦略を大切にしており、クリエイターによる豊富なアイデアと発想力に基づいた、人の心を動かす広告を提供しています。

2019年には事業を4つに分社化し、会社ごとにさらに独自性と専門性を深めた広告事業を打ち出しました。

なかでも傘下企業であるADKクリエイティブ・ワンは広告制作だけでなく、広告代理店としてプロモーション事業も展開しており、広告事業における幅広い業務に携われます。

⑥D.Aコンソーシアム

D.Aコンソーシアムは博報堂DYホールディングスの連結子会社になる広告代理店です。

デジタル広告のほかマーケティング・戦略開発などWEB媒体で幅広く事業展開していることが特徴です。

近年ではメタバース空間での広告配信にも携わるなど、新たな広告配信の形にも広く対応しています。

⑦大広

大広は博報堂DYホールディングスの傘下企業の1つで、プロモーション戦略やブランディング、商品開発などクライアントと手を組み企業そのものの成長を支える総合型の広告代理店として知られています。

過去にはサントリー「ほろよい」などの有名商品の企画開発にも携わっているなど、ヒット商品を生み出すことにも強みを持つ企業です。

⑧オプト

オプトはデジタル媒体でのダイレクトマーケティングに強みを持つ広告代理店で、海外企業からの依頼も多く引き受けています。

リスティング広告やSNS・アフィリエイト広告など、今後も需要の拡大が見込まれる広告媒体での制作実績が豊富です。

また広告運用だけでなく商品の企画や販促戦略、流通チャネルの形成や広告からコンテンツへの誘導まで、マーケティングの面でもクライアントを支えており、サポートも充実した広告制作会社だといえます。

⑨JR東日本企画

JR東日本企画はJR東日本グループの傘下企業で、同グループが運営する公共交通機関での広告掲載に強みを持つ広告代理店です。

そのため、JR東日本が管轄する駅構内や電車内、駅ビルなどで紙面や映像で広告を掲載したい場合におすすめです。

もちろんJR東日本の管轄施設以外での広告運用にも対応しているため、JR東日本はもちろん、TVCMやWEBCMで広く広告運用したい企業も、ぜひ相談してみてください。

⑩セプテーニ

セプテーニはデジタルマーケティングに強みを持つ広告代理店で、広告運用でもデータ分析やAI活用を取り入れたデジタル広告運用を支援しています。

制作ではマーケティング領域を取り入れた運用でさまざまな受賞歴があるほか、AI技術を導入した広告制作など最新技術を用いた広告制作技術を提供していることも特徴です。

広告運用だけでなく、マーケティングやインナーマーケティングにも対応しているため、デジタル広告制作の内製化を目指している企業にもおすすめです。

11位以下の広告代理店20社について

以上10社と加えて、ほかにもおすすめしたい広告代理店として20社を紹介します。

11.トヨタ・コニック・プロ
12.読売広告社
13.東急エージェンシー
14.日本経済社
15.アイレップ
16.アドウェイズ
17.Macbee Planet
18.GMOアドパートナーズ
19.デジタルガレージ
20.サイネックス
21.インタースペース
22.ファンコミュニケーションズ
23.ギークピクチュアズ
24.アイプラネット
25.バリューコマース
26.朝日広告
27.クオラス
28.レントラックス
29.クイック
30.セーラー広告

広告代理店は企業により事業内容や得意とする広告媒体に違いがあり、WEB広告やTV CMのほか、なかにはJR東日本企画など駅広告に強みを持つ企業もあります。広告代理店を選ぶ際は、各企業の強みをもとに選んでください。

世界の広告代理店売上5選！

日本には海外企業の広告を手がけるグローバルな広告代理店もありますが、世界にはさらに大規模に広告事業を展開するグループもあります。

ここでは、世界の広告代理店の売上をランキング形式で紹介します。

※参考：マスナビ｜広告会社ランキング

1.WPP
2.Omnicom Group
3.Publicis Group
4.Interpublic Group of Cos.
5.電通グループ

ランキング上位のグループは世界規模で広告制作事業を展開しており、WPPの進出地域は107国にもおよびます。

日本の電通グループも入っており、2023年の営業利益は2023年度で1635億円にのぼることが公表されました。このうち60%以上は海外事業の売上が占めており、グローバルに事業展開している広告代理店グループであることがわかります。

広告代理店単体の売上5選

・Accenture Interactive
・PwC Digital Services
・Young & Rubicam Group
・Deloitte Digital New York
・Cognizant Interactive

広告代理店単体のランキングを見ると、上位企業の多くがアメリカ・ニューヨークに拠点を置いています。なかでもAccenture Interactiveは広告制作のほかコンサル事業にも広く携わるクリエイティブエージェンシーで、クライアントを多方面から支援しています。

世界3大広告グループとは

世界3大広告グループとして知られるのが、以下の3グループです。

・WPP

・Omnicom（オムニコム）

・Publicis（ピュブリシス）

この3グループは世界の広告代理店グループの売上ランキング上位3位を占めており、広告業界では非常に大きなシェアを占めています。

しかし、近年ではWEB媒体での広告需要が急速に高まっているほか、メタバースをはじめ新たな広告形式がどんどん登場していることから、IT分野の開発や連携が強い広告代理店が急成長を見せています。

広告制作会社と広告代理店の違い

広告制作会社と広告代理店は混同されがちですが、実際には業務範囲に違いがあります。

以下では2つのポイントで広告制作会社と広告代理店の違いを解説します。

担当する範囲の違い

広告制作会社と広告代理店の業務範囲をそれぞれご覧ください。

・広告制作会社：広告の企画や制作を行う

・広告代理店：市場調査から、実際の運用まで幅広く行う

広告代理店と広告制作会社の違いを明確にしておきましょう。

専門性の違い

専門性に関しては、広告制作会社・広告代理店に限らず企業により異なります。

オールジャンルで制作を請け負っている場合もあれば、WEB媒体や映像に特化していたり、企業広告など請け負う内容で特化している企業もあります。

またEPOCHのようにジャンルにとらわれない新しい形での広告媒体に対応しているところもあるため、専門性を重視するなら広告制作会社や広告代理店を問わず広く企業を探すことがおすすめです。

広告代理店で働く人の年収・職種・仕事内容

広告代理店への就職を検討するなら、収入面や仕事内容について知っておくことも大切です。

ここでは広告代理店の年収や職種、仕事内容をご覧ください。

広告代理店の平均年収

広告代理店の平均年収は500〜600万円と、日本の平均年収458万円※よりも高い水準です。

広告運用に求められるスキルが売上に直結するため、基本給はもちろん賞与が充実していることが、高水準な年収につながっています。

※参考：国税庁｜令和4年分 民間給与実態統計調査

広告代理店で働く日々の業務内容と仕事のやりがい

広告代理店の仕事内容は職種によって異なります。

クライアントとの打ち合わせによって広告戦略を策定するほか、クリエイターチームと連携して広告戦略の制作・実行が目指されています。

メディアプランニングやマーケティング、広告の効果測定などの業務を通じて、広告の成果をクライアントにわかりやすく伝える報告書の作成を行うことで、広告運用による効果最大化を目指していることが主な特徴です。

広告代理店における主な仕事のやりがいとして、以下の2つが挙げられます。

・クリエイター自身の創造性を発揮できること
・クライアントの売上や業績に直接貢献できること

クリエイターが自分のアイデアを形にして、売上や契約本数などの数字で成功を示せることは達成感に直結します。

そのため、広告代理店での仕事はさまざまな業界に関わりながら豊富な知識と経験を積めて、多忙ながらも充実感に満ちた働き方を楽しめるでしょう。

広告代理店が提唱する新たな広告のあり方とは

人々の暮らしの移り変わりや需要の変化に伴い、広告の形も変容しています。

ここでは広告運用に携わるなら考えたい、広告のあり方についてご覧ください。

テレビCMからインターネット広告へ移行している

近年ではテレビの需要低下とWEB広告の拡大が加速化しています。

そのため、テレビCMの制作を中心に行っている企業では、他媒体での広告制作事業の拡大が求められます。

オフライン、オンライン広告のいずれもに対応していく総合広告代理店、WEB広告に特化するような広告代理店と今後は増えていくでしょう。

アメリカと日本の広告業界の傾向

アメリカでもWEB媒体での広告の需要が急速に拡大しており、特にSNS広告を活用する企業は大きく成長している傾向にあります。

日本でも同じ傾向が見られますが、アメリカでは特にビジネスのオンライン化が加速化していることから、WEB広告に予算を投じる企業がどんどん増えています。

ただし、すべての広告がWEB媒体化するとは限りません。

媒体によっても広告の印象は変わるため、紙媒体やテレビを使った広告も未だ欠かせないものだといえます。

特に日本では、広告による印象が購買意欲や注目度に直結するケースが多いです。

グローバル化が進む昨今ですが、ターゲット層の国籍によって需要傾向を分析し、広告媒体を検討していくことが求められるでしょう。

世界の広告業界のトレンド

世界的に見ても、SNSやリテールメディアなど、WEB媒体での広告がトレンド化しています。

またAI技術やIT技術の躍進に伴い、消費者個人の需要を解析し本人に合った広告を表示する検索連動型広告や、メタバース空間での広告の種類も増えていくでしょう。

まとめ

売上や制作実績に基づいた広告代理店のランキングと、広告制作における業務の実情について紹介しました。

広告制作はクリエイティブ業務だけでなく、企画や統括、データ解析やマネジメント業務に至るまで多岐にわたります。

広告代理店ではそれぞれの強みを活かし、自社でしか作れない広告を打ち出すことでさまざまな広告を発信しているため、広告代理店の利用や就職転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。