【どっちがいいの】受託開発と自社開発のそれぞれメリットを解説!
受託開発・自社開発、それぞれの違いを知っていますか?
受託開発とは?自社開発とは?コスト面やメリットなど様々な観点から解説していきます。
ぜひ、それぞれを理解して適切な判断をしていきましょう。
受託開発とは?
受託開発は、クライアントからのアプリケーション開発やソフトウェア開発などを開発することを指します。
請負契約に該当し、契約内容を一定以上完成させたことで、報酬の支払いが発生する契約形態です。
通常の雇用契約のように、労働の対価として給与を支払うものではありません。開発した納品物の対価として支払われます。
また、雇用関係ではなく、発注した人と受注した人には従属関係がなく、互いが平等な立場となります。
具体的なアクションプランとしては、ソフトウェアやアプリケーションの開発を依頼後、納期までに製品を開発し、開発状況や細やかな調整をして完成させます。
自社開発とは?
自社開発は、商品やサービスを1から作成します。
自社の商品やサービス、システムを、企画~開発まですべて自社内で完結させます。それまでの過程に、他の企業などから依頼がないこと、すべての工程を自社内で完結させるのが大きな特徴です。
この自社開発には、「企業内で利用するシステムを開発する自社開発」「企業外の顧客が利用するシステムを開発する自社開発」の2つに分かれます。
一般的には、システムから自社内で企画・設計して、他部署と連携しながらシステムを作ります。
コストとその他の体制による
受託開発にするか、自社開発にするかを決定するには、コストとその他の体制によって異なります。
■受託開発
依頼する工程が増えるほど自社で対応する範囲が少なくなり、総合的にコストを抑えながら開発することができます。
また、体制面で言うと、人員の確保や技術的リソースの確保、自社でのタスクなど社内リソースを最小限に抑えることができます。
■自社開発
技術的なリソースに余裕があったり、社内でのタスクに余裕があれば、受託開発より安価に済ませられることが多いです。
ただ、適当な技術者がいなかったりした場合、完成するまでに多額な投資をしたのに、成果物が完成されないというリスクもあります。
受託開発のメリット
■開発リソースを抑えられる
受託開発で委託することで、技術的なリソースを抑えられたり、開発リソースを抑えることができます。
委託する工数が増えれば増えるほど、自社で対応しなければならない範囲は少なくなり、総合的なコストを抑えながら理想のシステムやサービスを構築することができます。
■明確なプランとスケジュールが立てられる
再現性の高いプランとスケジュールが立てやすくなります。
予算・工数・時間が把握しやすくなり、クオリティも高くなり、オプション等で高額な料金を追加させられる可能性もなくなります。
多くの会社と関係を持てる
受託開発を採用している会社は1つの企業だけで取引を行っているのではなく、複数の会社と、安定した仕事の受注が可能になってきます。
実際に、受注開発で実績を積んでからステップアップしているという事実もあります。
自社開発のメリット
■社内育成に大いに役立つ
システムやソフトウェア開発の技術的なノウハウが蓄積され技術的リソースの確保につながります。
また、リソースに余裕が出てくれば、受託開発することなく自社内で完結することが可能になります。
■スケジュールを柔軟に変更できる
機能を追加するために納期を伸ばしたい、緊急でリリースしたいから納期を早めたい、という場合でも自社開発であれば柔軟に対応することができます。
ただ、スケジュールを変更する場合は、クオリティの低下につながる可能性が高いこと、社内の人材に無理させることで離職や転職される可能性があることも理解しておきましょう。
受託開発の場合は、契約内容によってやることがカッチリ縛られるため、納期の変更や機能の追加が難しいことがあります。別料金になる可能性もありますし、受注先の都合によっては最初に契約した条件以上のことは請け負ってもらえない可能性があるためです。
綿密なコミュニケーションを取りやすい
自社内で円滑なコミニュケーションを取ることができるので、完成度も必然的に高くなります。
また、完成イメージの相違を早い段階で気づくことができるので、工数を必要最小限に抑えることができます。
社内の人間であれば、ミーティングなどを設けてすぐに方向修正をすることができます。
もちろん受託開発が、完成するまでは話す機械を設けられない、指示できないということはありません。
しかし、法的に見ても指揮命令権がないことを考えると、無理に指示や後付で細かい注文をすることは難しいのも事実です。
状況に合わせた最適な判断をしよう
受託開発、自社開発、それぞれにメリット・デメリットがあることを前提として、開発コストや、技術的リソースの確保、社内育成など俯瞰的な視点でどの開発方法を選ぶか検討してみてください!
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