株初心者だったら知っておきたい!指し値と成行とは?注文方法を解説
株式投資には、主要なものとして2つの注文方法が存在します。
投資を始めるのであれば、株価の動きや投資の方針に合わせて、ベストな注文方法を選択することも大切です。
今回は株初心者がまず知っておきたい、指し値注文と成行注文の特徴や違いについて解説します。
株初心者はぜひ注文方法にも注目して、株式投資に挑戦してみてください。
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株の注文方法に指し値と成行がある
株の主な注文方法として挙げられるのが、指し値注文と成行注文の2つです。
まずは2つの注文方法の基本的な仕組みについて、まとめてご覧ください。
指し値注文:事前に定めた株価に達したら注文を自動的に成立させる方法
成行注文:株価に関わらず自分が定めたタイミングで株を売買する方法
基本的に指し値注文は株を売買する値段を、成行注文は株を売買する時間を指定できます。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、株の売買をする際はそれぞれの特徴を踏まえて、注文方法を自分で選択することが重要です。
次からは指し値注文と成行注文のメリット・デメリットについて詳しく解説するので、ぜひ注文の参考にしてください。
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指し値とは
指し値注文は、株の売買を確定する値段をあらかじめ指定しておく方法です。
例えば1株100円で購入した株が、一定期間内に200円に達したら売却を確定しておくことをあらかじめ注文として申請しておけます。
以下では指し値注文のメリットとデメリットについてそれぞれご覧ください。
メリット
・自分の想定した金額ですぐに株の売買を成立させられる
・株価の値動きについて逐一チェックする必要がない
・あらかじめ注文を出しておけば自動的に売買を成立させられる
指し値注文のメリットは、株価の値動きによって自分が売買したい株価に達した時点で自動的に注文を成立させられる点です。
刻一刻と移り変わる株価を見張らずとも、売買したい価格さえ事前に設定しておけばすぐに注文は確定します。
なお、指し値注文は一定期間を定めて売買したい価格に達したら注文を成立させるため、もしあらかじめ定めた期間内に目標株価に達しなければ、注文は自動的に不成立となります。
デメリット
・取引のベストなタイミングを見逃す可能性がある
・いつまでも注文が成立しない場合もある
指し値注文は事前に自分が定めた価格で取引を申請する方法です。
そのため場合によっては、取引のベストなタイミングを見逃す可能性も考えておかなければいけません。
例えば1株100円の株が200円になったら売却する注文をしたとしても、その株が200円に届いてもなお成長を続け、さらなる利益を逃してしまう可能性もあります。
また売買を成立させる株価の設定を見誤ると、いつまでも売買が成立しない場合もあるため、株価の値動きを見極めたうえでの期間・価格設定を検討しなければいけません。
成行とは
成行注文は、自分が定めたタイミングで株を売買できる方法です。
自分が今だと思ったタイミングで株を売買できるため、特に株価の値動きをよくチェックしながら売買したい方に向いています。
成行注文のメリットとデメリットについて、詳しくご覧ください。
メリット
・自分が定めたタイミングですぐに注文が成立する
・株価の値動きを自分でチェックしながら注文できる
・すぐに株の売買を成立させられる
成行注文は自分が定めたタイミングで注文を成立させられるため、株価の値動きを自分でチェックしながら、今だと思ったタイミングで瞬時に注文できます。
株価が上昇し続けるか否かを検討しながら株を売買できるため、投資に時間を割きやすい方や、こまめにレーダーチャートを確認できる方に向いています。
デメリット
・想定外の株価で注文が成立してしまう可能性がある
・株の値動きを見誤れば大きな損益が出る可能性がある
株価は刻一刻と変化し、順調な値動きを見せていた株価が、次の瞬間には大きく変動する可能性もあります。
また株の注文はネットを利用する場合が多く、チャートの動きや注文成立にラグが生じると、自分が今だと定めた株価で注文が成立しなくなる場合も少なくありません。
そのため株の値動きによっては、想定外の株価で取引が成立してしまう可能性を想定しておくことが必要です。
指し値と成行の違いは
指し値注文と成行注文はそれぞれ株の売買を成立させる条件が異なります。
以上の特徴を踏まえ、指し値注文と成行注文の違い・向き不向きについてまとめます。
指し値注文と成行注文の向き不向き
指し値注文 | 成行注文 | |
向いている状況 | ・株式投資の目標利益に達したとき ・保有株の損切りをしたいとき | ・株の値動きをリアルタイムで見られるとき ・今すぐ株を売買したいとき |
向いていない状況 | ・今すぐ株を売買したいとき | ・株の値動きが大きく上下しているとき |
指し値注文は売買する株価を定め、成行注文は売買するタイミングを自分で定められます。
いずれの方法にも良いところ・悪いところがあるので、投資方針やそのときの状況を見極めて、より良い方法を選択しましょう。
株投資の基礎となる指し値と成行を学んで投資してみよう
株式投資における指し値注文・成行注文の特徴やメリット・デメリットについて解説しました。
株式投資はどの株銘柄を購入するだけでなく、いつ・どんな価格で株を売買するべきか、タイミングを見極める力があれば、より投資におけるリスクを減らせます。
タイミングを見極めるには、株について知識を付けておくことや株の売買に慣れることも大切です。
もちろん初心者のうちは、プロの投資家や成功した投資家たちの投資方法を参考に始めてみるのも良いでしょう。
株初心者の方は株について勉強しながら、無理のない範囲で株式投資に挑戦してみてくださいね。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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