積立NISAの複利効果とは?単利との違いも説明します
積立NISAの運用において見逃せないのが、複利効果です。
複利効果とは、資産運用において生まれた利益を改めて投資し、さらに利益を増やしていくことを指します。
積立NISAでも複利効果を上手く活用した投資方法が可能なため、資産運用の利益を高めるため、複利効果についても知っておきましょう。
今回は、積立NISAにおける複利効果について詳しく解説します。
おすすめの証券会社5社
- IPO銘柄や外国株式の取扱が充実してます。三井住友カードを使うんだったらSBI証券がおすすめです。
- 楽天経済圏で楽天カードを使っているなら楽天証券が使いやすい!
- サポート抜群!取引コストを抑えたいんだったら松井証券がおすすめ。
- au PAYカードでの積立で積立金額の1%分のポイントが貯まりポンタポイント投資もできる!
- マネックスカードでのクレカ積立のポイント付与率が高く米国株が時間外でも取引できる
積立NISAの複利とは
積立NISAにおける複利とは、資産運用にて生じた利益を再投資して、さらに利益を高めることを指します。
例えば100万円投資して5万円の運用益が生じた場合、複利効果を活かすなら運用益をまた投資に回し、今度は105万円の資金で資産運用します。
すると、元金である100万円以外に資金として自分で調達することなく、運用できる額を増やしさらなる利益を求められるでしょう。
複利効果を狙うことは、最初に確保できる資金が大きくなくても、雪だるま式に投資資金と運用益を増やせる方法です。
単利とは
複利と対比して表現されるのが単利です。
単利とは、自分が用意した資金のみで資産運用を進める方法です。
100万円を投資して5万円の運用益が出た場合、次も100万円で資産運用し、5万円には手を付けない方法を指します。
常に100万円の資金で資産運用していくため、複利とは異なる資産の増え方を見せることが、大きな特徴です。
複利と単利の増え方シミュレーション
複利と単利では、資産の増え方が異なります。
仮に100万円を元本に資産運用し、年に3%の利息が付くことを仮定して、5年間での資産額を見ていきましょう。
5年間の資産額の推移
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
単利 | 3万円 (元本100万円) | 6万円 (元本100万円) | 9万円 (元本100万円) | 12万円 (元本100万円) | 15万円 (元本100万円) |
複利 | 3万円 (元本100万円) | 3万900円 (元本103万円) | 3万1,827円 (元本106万900円) | 3万2,782円 (元本109万2,727円) | 3万3,765円 (元本112万5,509円) |
以上のシミュレーションにより、5年後の総資産額は以下のように変わります。
・単利:115万円
・複利:115万9,274円
以上の差は、元金や年利が大きくなればなるほど開いていきます。
長期運用を目指すなら、複利を活用することは大きなメリットとなるでしょう。
複利のメリットとデメリット
資産を増やすうえで複利を活用することにはさまざまなメリットがあります。
しかし、投資方法によってはデメリットが生じる場合もあるでしょう。
以下では、複利を利用するメリットとデメリットを解説します。
メリット
・投資に回せる資金を増やせるので効率良く資産を増やせる
・長期運用すれば雪だるま式に資産が増えていく
複利を活用すれば、自分の資産から投資に使える資金を捻出することなく、投資に使えるお金を増やせます。
毎年少しずつでも投資額を増やせれば、雪だるま式に投資額を増やせるため、より大きな利益を期待できるでしょう。
そのため複利効果を活用した資産運用は、長期投資を前提とした資産運用計画に向いています。
デメリット
・短期的な投資では複利による旨みを感じづらい
・株価が下がれば損失も大きくなる
短期投資の場合は、単利で投資した場合の総資産額と大きな差が生まれません。
そのため短期的に利益を増やすことを目標とするなら、複利を狙う旨みはあまりありません。
また、運用益を改めて投資に回すということは、万が一その投資で損益が出た場合、単利での運用よりも大きな損を被るリスクがあります。
そのため、株価が不安定に変動しやすい銘柄についても、複利効果を狙った運用方法は注意する必要があるでしょう。
積立NISAで複利効果が大きい理由は
複利による効果を最大限発揮できる投資方法として、積立NISAが挙げられます。
積立NISAは、長期運用を前提とした投資方法で、毎月自分で決めた額を積み立てながら、資産運用していく方法です。
積立NISAで選べる銘柄は短期的・爆発的な値上がりは期待できませんが、値下がりリスクも少なく、安定してコツコツ資産を増やすことを期待できます。
さらに投資により得られた運用益は非課税で、納税義務が生じないことでも注目の制度です。
この積立NISAは、複利によるメリットが発揮されやすい長期運用・安定した資産運用の2つを満たします。
そのため、積立NISAの際は運用益を複利で活用すれば、さらに利益を増やすことも叶うでしょう。
複利効果のある銘柄を選んで資産運用してみよう!
積立NISAを活用するなら、複利効果を狙うことがおすすめです。
資産運用により増えたお金を改めて投資することで、運用益を増やせば、さらに自分の資産を増やすことにも繋がるでしょう。
同じ資金・銘柄に単利で運用した場合よりも利益を増やすことが可能なため、長期的な資産運用計画を立てているなら、ぜひ考慮に入れたい資産運用方法です。
積立NISAは、長期運用を前提とした資産運用制度で、複利を活用した投資方法との相性が良い傾向にあります。
積立NISAを活用する際は、ぜひ複利での運用計画を立てて、さらに自分の資産を増やしていきましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
知識を皆に
シェアしよう!
積立NISAの複利効果とは?単利との違いも説明します
この記事のシェアをする
こちらの記事は
役に立つはずだよ!
編集部のおすすめ記事