投資信託の買い時はいつ?円安の今タイミングを考える
投資信託は日々価値が移り変わっており、買い時を見極めたうえで注文することが将来的な利益に大きな影響を及ぼします。
投資信託は安いタイミングで購入し高いタイミングで売却すれば、その価格差が利益となるため、より運用益を多く生み出せるタイミングを狙って購入しましょう。
今回は投資信託の買い時について解説します。
投資信託の購入・保有におけるポイントについても解説するので、買い時にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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投資信託に買い時はあるの?判断は難しいの?
投資信託はそのファンドの価値(基準価額)が安いタイミングに買うことが理想的です。
ただし安いタイミングとはいつなのか、判断が付かない方は多いのではないでしょうか。
以下では投資信託の買い時として注目したいタイミングを4つご紹介します。
タイミングを狙うより早く始めることも
投資信託を始めるなら、タイミングを狙うよりも運用したいと思ったら早く始めるのも選択肢の1つです。
投資信託は長期保有に向いており、資産運用により得られた利益を再投資する複利効果を期待できる銘柄も多く存在します。
つまり買い時を狙うのではなく、より長期的に資産運用できるよう、早く購入して運用していく方法がおすすめです。
余剰資金があるタイミング
投資は貯蓄・生活費に困らないように、余剰資金があるタイミングで始めるのもおすすめです。
余剰資金であれば万が一損失が出たとしても、貯蓄や生活費に致命的な影響が出ないため、初めて資産運用に挑戦する方にもおすすめの買い時だといえます。
以降の注文取引についても、運用状況が好調であれば余剰資金を用いて追加で購入するなど、自分の資産状況を基準に買い時を決めるのも良いでしょう。
経済が良くなると予想した時
投資信託に組み入れられている金融商品は、国や世界全体の金融経済の状況により価値が左右されます。
つまり経済が良くなりお金の流れが活発化すれば、金融商品の価値も上がり投資信託の基準価額も上がっていくことが予測されます。
そのため金融経済の状況を踏まえて、これから経済が良くなっていく見通しが見えたら、投資信託を始めて運用益の増大を狙うのもおすすめです。
基準価額が下がった時
基準価額が安ければ、少ない資金で多くの口数の投資信託を保有できます。
投資信託の基準価額が下がるタイミングとして、以下が挙げられます。
・投資信託の決算月
・配当金が支払われたとき
・金融経済の状況が低迷したとき
投資信託は決算期に運用状況を発表するため、その運用状況を見て保有するファンドを手放す判断をする方が多く存在します。
また配当金の支払いがあるファンドは、基準価額を左右する純資産から配当金を支払うため、基準価額も下がるでしょう。
ただし基準価額の上下は投資の専門家であっても完全に予測することは難しいため、あくまでも目安として判断することが大切です。
投資信託の基準価額とは?ファンドの価値を左右する仕組みを詳しく解説!
投資信託を買う時の大切なポイントは?
投資信託は買い時を狙うことはもちろん、購入するファンド選びや運用方法も非常に大切です。
投資信託を購入する際は、具体的な運用計画を立てたうえで資産運用を始めましょう。
投資信託の購入・運用における大切なポイントを3つご紹介します。
手数料は安いか
投資信託を運用する際は、以下の手数料が発生します。
・購入時手数料:投資信託の購入時に支払う手数料
・信託報酬:金融商品の運用代行・管理のため定期的に支払う手数料
・監査報酬:決算期に受ける監査に必要な手数料
・信託財産留保額:解約において手数料とは別に差し引かれる金額
利用する証券会社やファンドによって、手数料額はもちろん手数料が必要か否かも変わります。
手数料が安いファンドであれば、自分の資産をより多く残せるため、手数料が安いかどうかをもとにファンドを選んで投資信託に挑戦することが大切です。
投資信託の手数料はどれくらい掛かる?手数料を安く済ませたい人はこちらもチェック
効率的な運用ができるか
投資信託は効率的に運用できるファンドであるかを基準に選んで運用を始めましょう。
投資信託は基準価額が高いか否かよりも、運用効率が良く利益を生み出しやすいファンドであるかを重視することが大切です。
投資信託における運用効率を判断する指標としてシャープレシオが存在します。
シャープレシオはアメリカの経済学者であるウィリアム・F・シャープ氏が考案した指標で、数値が高ければ高いほど大きなリターンを期待できるのです。
シャープレシオは以下の計算式により判断されます。
・シャープレシオ = トータルリターン(%) ÷ リスク
トータルリターンやリスクは各ファンドで数値化されており、リスクに対してより多くのリターンを期待できるかどうかを、数字で比較できます。
特にシャープレシオが1を越えれば、運用効率が良いと判断できるため、注目したい指標です。
証券会社のなかには、各ファンドのシャープレシオが算出されており、数値でファンドを絞り込み検索できる場合もあります。
各ファンドのシャープレシオを検証したうえで、効率が良いファンドを選びましょう。
ドルコスト平均法
基準価額をもとに投資信託の買い時を検討することは非常に難しく、プロでも完全に予測することはできません。
そこでタイミングによるリスクや損失を防ぐため、ドルコスト平均法を用いて積立投資するのもおすすめです。
ドルコスト平均法とは、金融商品を複数回に分けて購入することを指し、基準価額が高いときは少ない口数を・安いときは多い口数を購入します。
これにより継続的に、コストを抑えてより多くの口数を保有でき、買い時に悩むことなく資産運用を始められるのです。
積立投資ではドルコスト平均法による購入が可能な証券会社・ファンドが多く存在します。
長期運用・積立購入を考えているのであれば、ドルコスト平均法を用いた購入方法を利用できるファンドの利用がおすすめです。
投資信託が下がった時にどうしたらよいか
投資信託も投資の1種である以上、基準価額が下がり損失が出る可能性もあります。
そこで知っておきたいのが、投資信託の価値が下がったときの対処法です。
もし保有する投資信託が下がったら、以下を検討しましょう。
・気にせず保有したままにしておく
・購入口数を増やして安いうちに保有資産を増やす
・回復の見込みがなければ売却を検討する
投資信託の価値低迷が一時的なものであれば、気にせずそのまま保有して回復を待ちましょう。
また価値が下がったということは安く購入できるとも取れるため、下がったタイミングで保有口数を増やすのも選択肢の1つです。
ただしなかには、組み入れた銘柄に致命的な打撃があり、回復を見込めない場合もあります。
その場合は損失がさらに増えないうちに手放してしまうのも良いでしょう。
売却を考える際は価値が暴落したからと狼狽売りせず、まずは原因や回復の見込みについてよく検討してファンドの運用方法を決めることが大切です。
投資信託の売り時はいつ?ファンドを売るなら考えたいことを解説!
長期投資も視野に入れ投資信託を買ってみよう!
投資信託の買い時について解説しました。
投資信託は基準価額が下がったときであれば安く多くの口数を保有できるため、購入のチャンスだといえます。
しかし基準価額が下がるタイミングは誰にも予測できないため、基本的には長期保有できるよう早く購入するほか、投資に回せる資金ができたときに購入を検討しましょう。
特に購入の際は、基準価額の上下はもちろん購入方法やファンド選びを重視することが大切です。
投資信託を選ぶ際は手数料が安いことはもちろん、運用効率も踏まえて計画的な運用が叶う方法を選ぶことが大切です。
投資信託は長期運用に適した投資方法でもあるため、長期運用でよりリターンを期待できる計画を立てたうえで挑戦してみてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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