【素質や適性】グラフィックデザイナーに向いている人の特徴は？あなたに合っているかをみてみよう！

「どのような人がグラフィックデザイナーに向いているだろうか？」

このように悩んでいる人はいるのではないでしょうか？

グラフィックデザインの仕事は、アーティストとは異なり、自ら作りたいものを作るのではなく、依頼者の思いをデザインに落とし込む必要があります。

そのため、デザインに関する知識やスキルは必要ですが、それ以上にコミュニケーション能力や向上心などが求められます。

この記事では、グラフィックデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴に合わせて、グラフィックデザイナーになるための必須スキルも合わせて解説します。

グラフィックデザイナーになりたい人や転職を検討している方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

グラフィックデザイナーとは

グラフィックデザイナーとは、グラフィック（文字・図・絵・写真など）を利用して、届けたい情報やメッセージの意味を込めたデザインを作る仕事です。

具体的な制作物には、以下のようなものがあります。

・雑誌や新聞の広告

・チラシ

・看板

・商品のパッケージ

・ポスター

・カタログ

・ブランドや商品ロゴ

・公共施設のサイン表示　など

また、近年ではデジタル技術の発展により、紙媒体よりもWebメディアやSNSなどのデジタルデザインの需要が高い傾向にあります。

グラフィックデザイナーに向いている人

グラフィックデザイナーに向いている人の特徴は、以下の7つです。

・絵を描くことが好き

・タイムマネジメントができる

・自由な発想ができる

・手先が器用

・向上心のある人

・コミュニケーション能力が高い

・新しいことに興味がある

それぞれ詳しく解説します。

絵を描くことが好き

デザイナーの仕事のベースとなるのは、絵を描くことです。

そのため、そもそも絵を描くことが好きな人にこそ向いている仕事です。

また、依頼者の思いや情報を頼りに、ゼロからデザインを作りあげるので、オリジナルの絵を描くのが得意な人にとっては、特技を活かせる仕事といえます。

写真などの素材も使用しますが、「絵を描くのが好き」というのが非常に重要な要素です。

タイムマネジメントができる

デザイナーの仕事では、基本的に作品を完成させるまでの期限（納期）が決められます。

納期に遅れずにきちんと納品できるのであれば、仕事の仕方は自由です。ほかの業務などとの兼ね合いを考えて、自らスケジューリングできてタイムマネジメントできる人は、グラフィックデザイナーに向いています。

自由な発想ができる

デザインを制作する際には、依頼者が伝えたいメッセージや情報をしっかり汲み取り、適切にデザインに落とし込む必要があります。

型にはまったデザインではなく、その都度、依頼者の思いに合わせてデザインを考える必要があるので、自由な発想が必要です。

手先が器用

デザインの仕事では、繊細な作業も少なくありません。

細部にまでこだわって仕事をすることで、素晴らしいデザインが完成します。

細かい作業をこなすには、手先の器用さが重要です。

向上心のある人

グラフィックデザイナーとして活躍するには、常に知識とスキルをアップデートする必要があります。

そのため、以下のように向上心を持って行動するのは、デザイナーにとって必要不可欠です。

・ヒアリングのスキルを学んでみる

・心理学を学んでみる

・ほかのデザイナーのデザインを学んでみる

・発想力を磨くために海外の文化に触れてみる　など

コミュニケーション能力が高い

デザイナーはクライアント企業と打ち合わせをして、デザインの構成を考えます。

クライアントが求める内容をすべて聞き出し、言語化するには、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、依頼を受けたら、すぐに作成して納品するのではなく、作成途中でもクライアントに現状の報告をしたり、質問をしたりします。

報告・連絡・相談や質問の仕方でも、コミュニケーション能力が問われます。

新しいことに興味がある

グラフィックデザインは、トレンドを取り入れたデザインを制作することが多いです。

そのため、新しいことに興味がある・流行に敏感な人は向いているといえます。

トレンドや新しいことがすべてではないですが、クライアントへの提案内容として、トレンドをしっかり取り入れていると、クライアントへの信頼にもつながります。

一方で、新しいことに積極的に興味を持って、取り入れないと古臭いデザインになってしまい、クライアント満足につながりません。

トレンドを追いかけるのが好きな人は、グラフィックデザイナーに向いているといえます。

グラフィックデザイナーに向いていない人

グラフィックデザイナーに向いていない人の特徴は、以下の4つです。

・長時間のデスクワークが苦手

・コミュニケーション能力が低い

・根気がない

・こだわりが強すぎる

それぞれの特徴を詳しく解説します。

長時間のデスクワークが苦手

グラフィックデザインの仕事は、基本的にパソコンに向かって仕事します。

クライアントとの打ち合わせでは、対面で行う場合もありますが、最近ではメールやチャット、Zoomなどのビデオ通話で行うケースが一般的です。

そのため、仕事中は一日中イスに座ってデスクワークをするのも珍しくありません。

なるべく動き回りたいなど、長時間のデスクワークが苦手な人はグラフィックデザイナーに向いていないといえます。

コミュニケーション能力が低い

コミュニケーション能力が低い人は、デザイナーに向いていません。

なぜなら、デザイナーの仕事は依頼者との打ち合わせが必要不可欠だからです。

打ち合わせを行う際は、どのようなデザインにしたいのか、何を強調したいのか、何を伝えたいのか、使用NGのデザインや素材はあるのかなど、デザインを作るにあたって、さまざまなことを聞く必要があります。

また、制作過程での報告も欠かせません。

そのため、コミュニケーション能力が低いと、仕事に支障がでてしまいます。

根気がない

デザイン制作の仕事には根気が必要です。

なぜなら、一度で100点満点のデザインができることの方が珍しいからです。

何度も悩み試行錯誤して、納得のいくデザインが完成します。

そのため、何事も簡単に諦めてしまうような根気がない人は、グラフィックデザイナーに向かない可能性が高いです。

こだわりが強すぎる

こだわりを持つのは、ビジネスにおいて非常に重要ですが、逆にこだわりが強すぎるとデザイナーとしては不向きといえます。

デザイナー側のこだわりが強すぎると、グラフィックデザインの目的である「デザインを見た人へのメッセージや情報」がぼやけてしまう可能性があるからです。

また、こだわりを全面に出しすぎると、依頼者の求めているデザインからズレてしまう可能性もあります。

グラフィックデザイナーに必須のスキルは？

グラフィックデザイナーに必須のスキルは、主に以下の2つです。

・デザインに関するスキル（レイアウト・色彩・タイポグラフィなど）

・ソフトウェアを扱うスキル（Illustrator・Photoshop・InDesignなど）

レイアウトや色彩、タイポグラフィといったデザインに関するスキルは、デザイナーとしては当然身につけておくべきスキルです。

デザインが見た人に与える影響は大きく、同じようなデザインでも文字のフォントが異なるだけでデザインの印象が変わることは珍しくありません。

また、グラフィックデザインは基本的に専用のソフトウェアを活用して制作します。

特にIllustrator・Photoshop・InDesignの3つのソフトウェアを使えるようになっておくと、スムーズに仕事ができます。

グラフィックデザイナーになって自己表現をしていこう！

この記事では、グラフィックデザイナーに向いている人の特徴を解説しました。

あらためて確認すると、以下が向いている人の特徴です。

・絵を描くことが好き

・タイムマネジメントができる

・自由な発想ができる

・手先が器用

・向上心のある人

・コミュニケーション能力が高い

・新しいことに興味がある

グラフィックデザインに興味がある人は、向いている人の特徴を参考に検討してみてください。

また、グラフィックデザインの仕事を探したい方は「サクサク仕事探し」の活用もおすすめです。

サクサク仕事探しでは、なりたい職種や待遇・仕事内容をもとに求人を簡単検索できます。

グラフィックデザイナーの求人も多数掲載しているため、ぜひ気になる求人を探してみてください！

文／おかねチップス編集部
監修文／おかねチップス編集部