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【令和の人気求人】UIデザイナーとはどういう仕事?将来性、なるための勉強方法をこっそり解説!

【令和の人気求人】UIデザイナーとはどういう仕事?将来性、なるための勉強方法をこっそり解説!

UIデザイナーとは、コンピュータの「User Interface(ユーザー・インターフェイス)」を実現する外観デザインを創り出す職業です。

インターフェイスは「接触面」といった意味を指します。

つまり、コンピュータと人間の間で、情報を送ったり受け取ったりするために必要な装置・機器のデザインを担当するのがUIデザイナーの務めなのです。

この記事では、UIデザイナーという職業の将来性や就職方法、そのための勉強方法について解説します。

UIデザイナーという職業の将来性

コンピュータの歴史は、UIやUXの歴史でもあります。

もしUIがなければ、コンピュータは人間にとって何をやっているかわからない、ただの箱でしかありません。

このコンピュータに人間が何らかの計算の指示・命令を送るために、キーボードやフロッピーディスクなどの入力装置が考え出されました。

そして、人間が計算結果を知るために、それを映し出すディスプレイ(モニター)が開発されたのです。

最初、ディスプレイには文字情報しか表示されませんでしたが、やがて複雑の計算の繰り返しによって、模様や図形、画像や写真、そして動画が映し出せるようになりました。

ディスプレイ上で、より細かい位置を指示するために、マウスが発明されましたし、動画などの音声を再生するためのスピーカーも、コンピュータの出力装置のひとつとなったのです。

現在、世界で注目されている最新ディスプレイの代表格は、VR(仮想現実)を映し出す3Dゴーグルではないでしょうか。

現実には存在しないものが、まるで存在するかのように立体的に表示し、人間に新たな映像体験をもたらしています。

そして、最新の入力装置は、AIによる音声認識といえるでしょう。

キーボード入力が苦手な人でも、しゃべって素早く長文をコンピュータに入力する方法が確立されつつあるのです。

これから、さらに便利で新たな出入力装置が発明されるに違いありません。

これらはまさに、UIデザイナーが先頭に立って行うべき仕事です。

また、出入力装置は変えないけれども、ディスプレイに表示されるアイコンなどの外観や配置を使いやすく変更するのも、UIデザイナーとして重要な役割です。

特に現代では、スマートフォンやタブレットなどに使われるタッチパネルが普及しています。

タッチパネルは入力と出力を兼ねている画期的なUIで、タッチパネルに何をどう表示させるのかが、UIデザイナーにとっての腕の見せどころです。

たとえば、マッキントッシュやウィンドウズが出回り始めた頃、アイコンは陰影を付けて立体的なボタンのように見せることで、利用者に対してその外観自体で「ここを押すんですよ」とアピールしていました。

しかし、スマートフォンが普及し始めた2008年頃から、アイコンは陰影を全く付けず、色味も減らしてシンプルにする「フラットデザイン」が主流になっていったのです。

もし、洗練されて使いやすいUIでサイトが構築されれば、訪問者の離脱率を低下させ、ひいては企業への信頼感も高まって、商品やサービスがネット上で売れやすくなる期待も持たれます。

UIデザインは日本経済とも直接結びついているのです。

2008年頃には、ほとんどの人が「アイコンはタップする場所、クリックする場所」だと理解していたので、ボタンのように立体的に見せる必要性がなくなりました。

それよりも「視覚的な見やすさ」が最優先のフラットデザインが世界じゅうで求められるようになり、現在に至ります。

こういった時代を変革するほどのデザイン変更は、まさにUIデザイナーの仕事そのものです。

これからは、VRやメタバースを前提とした新たなUIデザインが開拓されていくに違いありません。

ただ、それだけではないのです。

すでに普及しているキーボードやマウスなども、画期的なUIデザインによって、さらに便利で使いやすくなっていくでしょう。

また、ケガや病気、障がいなどで手足や口を動かせなくなった人のために役立つ入力装置や、目や耳が聞こえない人のための新たな出力装置をデザインすることによって、できるだけ多くの人々がコンピュータを使える世の中を創るのも、UIデザイナーに託された任務だといえます。

障がい者と健常者が共通して同じ入出力装置を使えるようにする「ユニバーサルデザイン」も、これから注目されるべきトレンドです。

UIデザイナーを目指すには、どのような進路を選ぶべきか?

UIデザイナーを目指すには、大きく分けて、専門学校へ進む道と、大学へ進学する道があります。

デザイン系の専門学校に進んだ場合は、デザイナーを目指すための基本を集中的にたたき込まれます。

デザインの基本は、過去の成功例の積み重ねでもありますので、いいパターンをたくさん頭に入れたデザイナーこそ、将来性があるといえるでしょう。

企業からの求人が寄せられる数や質も、専門学校のほうに優位性があります。

主な就職先は、コンピュータメーカー、周辺機器メーカー、ソフトウェア・アプリ開発会社、ゲームメーカー、Webデザイン会社などです。

受験勉強が比較的得意であれば、美術系大学の「デザイン情報学科」のようなセクションへ進み、UIデザインに関する知識を身につけるのがいいでしょう。

大学ではデザイナー志望者以外の人々が溢れています。

彼らとの交流によって、UIデザインにも活かせる新たな発見や刺激が得られるかもしれません。

また、美術とは畑の違う、文系・理系の普通大学に進学するのも有効です。

UIデザイナーとは、世の中の仕組みや欲求を深く知っている専門家でもありますから、あえて他のデザイナーが辿っていない道を進むことで、同業者が気づかないことに気づく、独自のポジションを築ける可能性があります。

UIデザイナーになるには、どんな勉強をすべきなのか?

デザイナーは、まるで「アーティスト」のように、センスを売りにするのだと思い込んでいる人が多いようです。

確かに、センスが必要となる場面もありますが、デザイナーは自分のアイデアや、独りよがりの世界観を押しつけても何も始まりません。

デザインは、この世界で受け入れる人が多ければ多いほど成功なのです。

アートというよりも、コミュニケーションに近い営みといえるでしょう。

ですから、ハイセンスの人物よりも、デザインの基本や成功例を多く勉強した努力家のほうが有利です。

かといって、机の上で座学を続けるだけでは不十分です。

たとえば、パソコン、スマートフォン、タブレットを使い倒して、どういうところが不便なのか、その不便さはどうすれば改善できるかを考えるのも、UIデザイナーとしての素質を磨くのに役立ちます。

また、街を歩いていて、見えてくる人工物は誰かがデザインしたものですから、そこからどういう意図があるのかを想像するのも、立派な活きた勉強です。

UIデザイナーは、未来のコンピュータ社会を支える重要なプロフェッショナル

UIデザイナーとは、人間としての立場から、コンピュータの可能性を最大限に引き出す方法を探る専門家です。

もはや人間社会にとってコンピュータは欠かせない存在となっているため、UIデザイナーも同様に不可欠な職業となっていくでしょう。

AIやロボットの進化によって、消滅する職業も出てくるといわれますが、AIやロボットをデザインの対象にするUIデザイナーの仕事は無くならないと予想されます。

文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部

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