【2022年最新版!】エンジニアが取っておきたい資格12選
IT業界においてエンジニアに資格は必要ないと言われることがありますが、エンジニアに就職や転職を考えた際、資格を取得することで企業へアピールすることができます。
また、資格の勉強をすることでエンジニアの基礎となるITスキルを身に着けることができます。
この記事では、エンジニアとして働くうえで取得しておきたい資格について解説をしています。
エンジニアに活かせるおすすめの資格
エンジニアの資格は必ずしも必要でない場合が多いですが、資格を取得しておくことで困ることはないでしょう。
エンジニアにとって有利になる資格は大きく2種類に分かれます。
国家資格とは
国家資格は、国の法律に基づいて個人の能力や知識が判定される資格になります。
取得をすることで就職や転職時に企業へアピールをしやすい点があげられます。
ITの国家資格でもっともベーシックな資格として「ITパスポート」「基本情報技術者」が有名です。
ベンダー資格とは
ベンダー資格は、コンピュータやソフトウェア、ネットワーク機器などをIT関連の製品を製造や販売するベンダー(企業やメーカー)が製品の操作方法や管理技術などのスキルを認定する民間資格制度のことになります。
ベンダー資格の取得メリットとしては、世界的に評価される資格もあることです。
しかし、受験料が高い場合や日本語で受けられない資格もあるので、事前に調べる必要があるでしょう。
エンジニアにおすすめの資格をレベル毎に紹介
エンジニアにおすすめな資格をレベルごとにお伝えしていきます。
ITの国家資格に関しては、レベル1〜4に分けることができ、これは経済産業省が策定した『ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準)』というもので定められています。
ベンダー資格に関しては、分野によって難易度も異なり、今働いている企業や目指している企業によって必要とされている資格を見極め取得することをおすすめします。
エンジニアにおすすめの資格レベル別
国家資格 | |
初心者 (レベル1) | ITパスポート |
中級者 | 基本情報技術者 |
(レベル2~3) | 情報セキュリティマネジメント試験 応用情報技術者 |
上級者 (レベル4) | 【エンジニア系】 情報セキュリティスペシャリスト ネットワークスペシャリスト データベーススペシャリスト エンベデッドシステムスペシャリスト システムアーキテクト 【マネージャー系】 ITストラテジスト ITサービスマネージャ プロジェクトマネージャー システム監査技術者 |
初心者向け
・ITパスポート
ITの基礎知識を身につけることができる資格になります。
エンジニアを目指す方、ITの知識に自信がない方は、まずはITパスポートを学ぶことでITの土台となる知識を身に着けることができます。
エンジニアとして働くならまず初めに取得しておきたい資格と言えるでしょう。
中級者向け
・基本情報技術者
エンジニアが共通して、理解しておくべき基本知識に関する資格になります。
ITパスポートに合格できるレベルの方が受ける試験となり、ITパスポートと基本情報技術者の違いについては、ITパスポートよりもさらにエンジニア向けの内容になっていることです。
試験にはプログラミングの内容も含まれていることから、ITパスポートよりもITスキルが求められると言えます。
ITパスポートの資格が無くても試験は受けられますが難しいとされているため、「ITパスポート」を取得してから「基本情報技術者」の資格取得が一般的な流れとなります。
・応用情報技術者
高度IT人材となるために必要な応用知識・技能に関する資格になります。
基本情報技術者と出題範囲は同じくらいになりますが、高度IT人材向けの資格になっているため、さらにエンジニアとしての深い知識が必要になります。
対象者としては、すでにエンジニアとして働き経験を積んでいる方が対象者となっています。
未経験でも試験を受けることはできますが、難易度が高いといえるでしょう。
合格率も20%前後となっています。
上級者向け
上級者向けの資格は、『エンジニア系』と『マネージャー系』に分けることができます。
【エンジニア系】
・情報セキュリティスペシャリスト
情報セキュリティの技術的な知識だけでなく管理や対策といったセキュリティに関する専門知識が必要となる資格になります。
・ネットワークスペシャリスト
ネットワーク分野においての専門知識、システム基盤の企画、運用・保守などの中心的な役割を担うことができる資格になります。
・データベーススペシャリスト
データベースの設計や開発、管理、運用などを行うデータベースに関するプロフェッショナルになれる資格です。
・エンベデッドシステムスペシャリスト
組み込みシステム(スマートフォンやカメラ、エアコンなど)のより専門的な知識が必要となり、情報システムの構築、運用など電子機器の設計や開発をする専門家として働くことができる資格になります。
・システムアーキテクト
システムの開発において分析や設計などの上流工程に携わることができる資格になります。
具体的には、プログラマーやシステムエンジニアの上級職として設計や構築を行うことができます。
【マネージャー系】
・ITストラテジスト
システム開発の上級職として働ける資格で、経営者と同じ目線でIT戦略を主導できるようになる資格です。
・ITサービスマネージャ
ITサービスにおいて、運用や保守などの指揮や管理をできる資格になります。
・プロジェクトマネージャー
文字通り、IT分野のプロジェクトにおいて責任者として働ける資格になります。
・システム監査技術者
システム監査人として監査結果をもとに評価し、報告・改善を助言するコンサルティング業として働くことができる資格になります。
エンジニアに資格は必要ない?
エンジニアとして働くうえで必ずしも資格取得は必要なわけではなく、実績やスキルが一番重要になります。
ですが、エンジニアを目指す場合や、転職においては資格を取得することで有利になる場合があります。
特に今回紹介した「ITパスポート」「基本情報技術者」については、エンジニア未経験の場合にアピールできるポイントになりますので、取得することをおすすめします。
エンジニアが資格を取得するメリット
エンジニアが資格取得するメリットについてお伝えします。
キャリアアップに繋がる
資格を取得することで、キャリアアップに繋がります。
より専門的な知識を身につけることや、知らない領域のスキルを身につけることで、転職やキャリアアップにつながることがあります。
スキルの証明になる
IT業界だけではありませんが、最近の傾向としては転職しながらキャリアアップをしていくというような流れになりつつあります。
転職の際や未経験からエンジニアとして働く場合に、資格があることで有利になることがあります。
特に企業が求める資格を取得することで、即戦力として働くことができます。
あなたが目指している企業があれば、求人情報などを確認し、企業が求めている資格を取得することが望ましいでしょう。
新しい知識が得られる
資格を取得するということは、新しい知識を身に着けることができます。
資格の勉強を始める際に「無駄になったらどうしよう」と考える方もいますが、資格は無駄になることはありません。
資格取得に迷われているなら、まずは資格の勉強を始めてみましょう。
新しい知識が身につくことで視野が広がり、自分に合った職種や、やりたいことが見つかることもあります。
資格手当の支給が狙える
企業によっては、資格を取得することで「資格手当」がもらえる企業があります。
早く収入をアップさせたいと考えるなら、資格取得も一つの方法ではないでしょうか。
エンジニアとして働くうえで取得しておきたい資格について解説をしてきました。
なりたいエンジニアに絞って取得していこう
国家資格も大切になりますが、即戦力といった意味ではベンダー資格の重要性も大きいと言えます。
資格取得に迷った際は、「企業が求めている資格は何か?」という視点が大切になります。
もしITの基礎知識が身についていないようであれば、今回紹介した国家資格の初心者〜中級者向けの資格取得を目指すといいでしょう。
資格を取得し、なりたいエンジニアを目指しましょう。
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なりたいエンジニアを探し、企業が求める資格を取得していきましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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