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エンジニアの評価制度とは?評価基準や制度内容の注意ポイントは?

エンジニアの評価制度とは?評価基準や制度内容の注意ポイントは?

「エンジニアの評価はどうやって決まるのだろう?」

「エンジニアとして評価を高める方法が知りたい」

このように考えたことはありませんか?

エンジニアとして働くうえで、専門的なスキルが必要なことはわかります。

しかし、そのスキルなどがどのように評価されるかはあまり知られていませんよね。

この記事では、エンジニアの評価制度について、基準や内容の注意点を解説します。

最後まで読んでいただき、エンジニアのどの部分が評価されるのかをしっかり理解しましょう。

エンジニア評価制度とは

エンジニア評価制度とは、エンジニアのスキルや会社への貢献度に応じた適正な評価をおこなうための制度です。

エンジニアに対する評価は、他の職種に比べると基準を設けることが難しい点が特徴です。

他の職種と同じ評価基準を使っている企業もありますが、エンジニアの専門性や特殊性を踏まえた評価制度を使う企業も増えています。

エンジニア評価基準は企業によって異なる

エンジニア評価基準は、企業によって異なります。

理由は、企業ごとに求めるエンジニア像が違うためです。

とにかく技術力の高いエンジニアを求めている企業では、スキル面が重視されるでしょう。

一方で、エンジニアに対してマネジメント力を求める企業だと、コミュニケーション力や調整力などが重要です。

このように、企業が求めるエンジニア像によっても評価基準が変化します。

エンジニアの一般的な評価基準

エンジニアの一般的な評価基準には、以下の3つがあります。

① 能力評価

② 実績評価

③ 情意評価

それぞれ詳しく見ていきます。

能力評価

能力評価は、エンジニアのスキル面を評価する基準です。

具体的には、プログラミング言語の知識・仕事のスピードや正確性・ネットワークに関する知識などをもとに評価をおこないます。

エンジニアとして重要なスキルを評価する基準であるため、もっとも重要な基準といえます。

実績評価

エンジニアとしてどれだけの実績を残したのか判断する基準です。

具体的には、案件の納品数・納品物の質・設定した目標の達成度などに応じて評価します。

目に見える実績に基づき判断するため、わかりやすい評価基準です。

情意評価

情意評価は、上記2つの評価基準では判断しにくい部分を評価するものです。

具体的には、仕事へ取り組む姿勢・スキルアップに対する努力・同僚とのコミュニケーションなどを評価します。

仕事のスキルや結果だけでなく、スキルや結果を得るまでのプロセスを評価するものといえるでしょう。

代表する企業の評価制度のポイントの事例

企業が取り入れてる評価制度には、どのようなポイントがあるのでしょうか?

・サイバーエージェント

・GMOペパボ

・メルカリ

・クックパッド

・株式会社Gunocy

・MIIDAS(ミイダス)

上記6社の評価制度について、詳しく解説します。

サイバーエージェント

サイバーエージェントでは、エンジニアに対して「jb(ジョブ)キャリアプログラム」を導入しています。

jbキャリアプログラムには、1〜13のjbグレードがあり、グレードごとに求められる「職務」と「職能」がはっきり定められています。

「職務」とは担当する業務の成果のこと、「職能」とはスキルの習熟度など個人能力のことです。

jbグレードは半期ごとに見直され、グレードにともなって給与水準が高くなります。

サイバーエージェントのエンジニア評価制度は基準が明確です。

このため、スキルアップや目標達成へのモチベーションを維持できる制度といえるでしょう。

GMOペパボ

GMOペパボが取り入れているエンジニア評価制度では、評価は年に2回おこなわれます。

・担当業務をしっかりおこなえているか

・仕事上の目標(次のレベルへの挑戦)

上司との面談では、上記2つを中心に評価されます。

担当する業務をしっかり行えていたり、設定した目標を高いレベルで達成したりすると評価が高くなり、昇給の幅が大きくなります。

GMOペパボのエンジニア評価制度の特徴は、全員に定期的な面談がおこなわれることです。

また「エンジニア職位制度」も導入されており、上級職へのキャリアアップも可能になっています。

メルカリ

メルカリが取り入れている評価制度では、エンジニア自らが設定した目標に対して評価がおこなわれます。

具体的には、まず自己評価をおこない、その後に会社からの評価を加えることで最終的な評価が確定します。

目標を自己設定し、評価でもまずは自己評価を重視している点が特徴です。

なお、目標設定や評価において個人差が生じないよう、Engineering Ladderと呼ばれる行動指標を明文化したものが用意されていることも特徴といえます。

クックパッド

クックパッドではテックリード制を導入しています。

テックリード制とは、エンジニアに特化した評価制度のことで、エンジニアがエンジニアを評価するものです。

企業によっては、エンジニアではない上司がエンジニアを評価しなければならない状況もあります。

クックパッドでも同様の状況が続いていましたが、2017年からテックリード制を取り入れました。

これにより、評価の基準や根拠が確保されています。

株式会社Gunocy

グノシーでは、エンジニアの評価を複数の視点でおこなう点に特徴があります。

具体的には、エンジニアが所属するチームのマネージャーによる評価に加え、チームのエンジニアをまとめるリードエンジニアが技術面の評価をおこないます。

これにより、同じエンジニアからの視点を取り入れられるため、評価される側も納得できる内容になっています。

また、リードエンジニアが評価に加わることで、中・長期的な成長に向けた評価基準を取り入れられることもメリットです。

MIIDAS(ミイダス)

ミイダスの評価制度では、成果だけでなく能力もしっかり評価します。

能力にはミイダスに関する知識も含まれているため、企業に永く勤めるとそれだけ評価として恩恵を受けることが可能です。

また、昇給は20万円刻みで81段階あります。

段階を細かく分けることで、少しの成長でも給与に反映することができ、エンジニアの成長意欲の向上につながっています。

エンジニアとしての評価を上げる様に努力しよう

エンジニア評価制度について、評価基準や事例について解説しました。

エンジニア評価制度は、一般的に評価が難しいとされるエンジニア職を適正に評価するために重要な制度です。

一方で、企業ごとに特徴が異なり、重視する評価ポイントも異なります。

例えば、エンジニアをエンジニアが評価する体制をとっていたり、成果だけでなく能力面も含めて正当に評価したり、重視する評価ポイントはさまざまです。

エンジニアとしての評価を上げるためにも、自分の会社の評価制度はどのような基準で何を重視しているのか確認してみましょう。

なお、おかねチップスの求人機能「サクサク仕事探し」には、様々な職種の募集が掲載されています。エンジニアの仕事もありますので、是非ご覧になってみてください。

文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部

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