プロジェクトマネージャー試験に独学で合格したい！勉強法は？

プロジェクトマネージャー試験に独学で合格したい、プロジェクトマネージャー試験の独学の勉強法が知りたいと気になっている人は多いのではないでしょうか？

この記事では、プロジェクトマネージャー試験の独学勉強法や独学で受験する時の対策などについて説明します。

プロジェクトマネージャー試験を独学で合格したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

プロジェクトマネージャー試験が難しいと言われています

プロジェクトマネージャー試験は独立行政法人情報処理推進機構が実施している国家資格です。

情報処理技術者試験制度の中でもレベル4のランクづけられている難易度の高い試験となっています。

試験の合格率はプロジェクトマネージャー試験が難しいとされるのは、試験内容に記述式の問題があるからです。

記述式の問題は長文となっているので読解力も必要になり、回答も論理的な記述をする必要があります。

記述式の問題が出される試験時間は120分と長めですが、読解しながら読解しながら記述もしなければいけないため時間が足りなくなることもあります。

そのため、事前に過去問題などを解いて、論述式の問題に慣れておく必要があります。

また、午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの試験がある中、それぞれの試験で60%以上正解し、論述式ではランクA（ランクAからDでAが最高評価）を取得しなければ合格できないこともプロジェクトマネージャー試験の難易度が高いとされる理由です。

プロジェクトマネージャー試験の独学勉強法

プロジェクトマネージャー試験は難易度の高い試験であるため、何も勉強せずに合格はできません。

しっかりと試験対策をして受験する必要があります。

特に独学で勉強する際には、プロジェクトマネジメントに関する知識を学ぶために市販の参考書と問題集を使用します。

プロジェクトマネージャー試験を受験しようと考える人であれば、毎日忙しく働いている人は多く、まとまった勉強時間を取ることは難しいかもしれません。

まとまった時間が取れなくても、毎日少しずつ勉強を続けることで確実に知識を得て、プロジェクトマネージャー試験の内容にも慣れていきます。

また、参考書や過去問をスマホアプリで見ることもできるので、スキマ時間にプロジェクトマネージャー試験の勉強を進めたい人にはアプリでの勉強もおすすめです。

プロジェクトマネージャー試験を独学で受けるときの対策

プロジェクトマネージャー試験を独学で受ける時の対策として、まずは参考書に目を通すことが重要です。

毎日少しずつでも参考書を開いて試験に必要になる知識を把握しましょう。

こちらでは、午前ⅠとⅡ、午後Ⅰと午後Ⅱの対策について説明します。

午前Ⅰ・Ⅱ、午後Ⅰ対策（過去問道場）

午前Ⅰ・Ⅱ対策では、情報処理技術者やプロジェクトマネージャーとして知識が身についているか、知識理解が重要となります。

知識理解をするために、参考書や過去問題で知識をどんどん頭に入れて、反福学習をすることが重要です。

四肢択一式である午前ⅠとⅡの試験では、過去に出題された問題がでることが多いようなので、過去問を反復学習することで合格ラインに到達することができます。

プロジェクトマネージャーとしての実務経験が浅かったり、未経験である場合は参考書で基本知識を身につけてから過去問題を解くといいでしょう。

過去問題集は市販のものもありますが、IPAの公式JPでも見ることができます。

また、過去問道場というサイトでは平成21年以降の過去問をランダムで解くことが可能です。

紙媒体の過去問題集で勉強をする場合、設問の上にチェックボックスを3つ書いておきます。

問題を解いて間違えた場合にチェックを入れて、チェックを入れた問題は何度も復習をすると理解が深まります。

過去問題は3年分を解いて、3周繰り返すことでチェックボックスにチェックが多い問題について重点的に復習することができます。

試験前にはよく間違える問題を中心にチェックしておくといいでしょう。

午後Ⅱ対策（書籍）

午後Ⅱの論述試験では、回答文の骨組みを作って論理的な文章を作ることが重要です。

具体的には、プロジェクト上の課題に関する問題文を読んで3つの設問に答えていきます。

品質管理やスケジュール管理、プロジェクト要員関係調整などの問題が出ますが、設問で問われることは毎回似ています。

そのため、問題文を読み込んだら、課題・解決策・評価・改善策を簡単に書き出して回答の骨組みを作る練習をしましょう。

論文の書き方に関する書籍を読むことで、論理的な文章の作り方を身につけることができます。

午後Ⅱでは、約2,800文字から3,200文字程度の文章を2時間で書く必要があります。

社会人になるとPCで文章を作ることはあっても、手書きで文章を書く機会は少なくなるため、実際の試験までに2時間ずっと文字を鉛筆で書き続けられるように練習をしておきましょう。

過去問題を利用して論理的な文章の書き方を勉強することをおすすめします。

最初は論理的な文章を書くことが難しくても、毎日少しずつ文章を書く練習をすることで、最終的には2時間文章を書き続けられるスキルが身につくのです。

また、午後Ⅱの設問アではプロジェクトの特徴やプロジェクトの概要など決まった内容について記述させる傾向にあります。

400字程度の文章ですが、事前に何を書くのか準備しておくと、試験本番でも時間を節約することが可能です。

プロジェクトマネージャー試験を独学で学ぶ勉強時間

プロジェクトマネージャー業務を未経験の人が、プロジェクトマネージャー試験を独学で勉強して合格するためには約210時間の勉強時間が必要とされています。

勉強時間の内訳は、午前ⅠとⅡの勉強時間がそれぞれ1ヶ月30時間、午後Ⅰの勉強時間は2ヶ月で60時間、午後Ⅱの勉強時間は3ヶ月で90時間です。

すでにプロジェクトマネージャーとして働いていたり、システム開発の経験者である場合には最低でも50時間の勉強時間があればよいとされています。

ただ、まったくバックグラウンドのない場合には最低でも約210時間、必要であれば300時間以上勉強をして試験を受けるケースもあります。

また、プロジェクトマネージャー試験の勉強期間は約6ヶ月がおすすめです。

試験は10月に行われるため、4月から5月ころから勉強を開始すると効率よく勉強を進めることができます。

最初の1ヶ月目から2ヶ月目で、過去問を解いたり参考書を読み、プロジェクトマネジメントについて理解をしましょう。

3ヶ月目から4ヶ月目で過去問題演習を半分進めて、論文のネタを集めます。

5ヶ月目で実際に論文を執筆する練習をして、論文演習をメインに行ってみましょう。

6ヶ月目に総復習として過去問題を実際の試験時間に合わせて解いてみると実践的な練習になります。

合格目指して早速試験対策をしよう！

プロジェクトマネージャー試験は難易度の高い国家資格ですが、独学でも勉強をすることができます。

独学で勉強する場合は、参考書で基礎的な知識を頭に入れた後で、過去問題を繰り返し解いて試験内容に慣れていくことがおすすめです。

スマホアプリでも過去問題を利用できるものがあるので、スキマ時間を有効に使いたい場合には上手く活用するといいでしょう。

プロジェクトマネージャー資格で難しいとされる論述問題は、過去問題で論理的文章を作ることに慣れていくとスムーズに作成ができるようになります。

文／おかねチップス編集部
監修文／おかねチップス編集部