プロジェクトマネージャ試験は独学で受かるの?勉強方法も紹介
プロジェクトマネージャ試験は独学で勉強できるの?、プロジェクトマネージャ試験に独学で受かるための勉強方法が知りたいときになっている人は多いのではないでしょうか?
この記事では、プロジェクトマネージャ試験の独学での勉強方法や勉強時間などについて説明します。
プロジェクトマネージャ試験に独学で受かりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
プロジェクトマネージャ試験は独学で受かるのか
プロジェクトマネージャ試験は情報処理推進機構(IPA)が行っている情報処理技術者試験で、合格率が13%程度と難易度の高い国家試験です。
プロジェクトマネージャ試験は、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱに分けられ、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰの試験に関しては100点満点中60点以上で合格となっています。
また、午後Ⅱの試験内容は論述式となっており、4段階評価中最高評価であるランクAを取得しないと合格できません。
試験ごとのボリュームも多く、それぞれの試験での基準点も高いことから合格率が低くなっているのです。
ただ、市販の参考書で勉強をし、試験内容の傾向をつかむことで独学でも試験に合格することはできます。
20代で受かった人もいる
プロジェクトマネージャ試験は難易度の高い試験ではありますが、必須の研修などもなく、年齢制限もないため20代でも受かることができます。
ただし、試験に合格するためにはある程度の勉強時間が必要となるため、勉強時間を取れない場合には合格までにかなりの年数がかかることもあります。
プロジェクトマネージャ試験の受験を決めたら、集中して勉強して合格を狙うことがおすすめです。
プロジェクトマネージャ試験に独学で受かるための勉強方法
プロジェクトマネージャ試験には独学でも合格することができますが、試験の特徴をつかみながら繰り返し勉強することが大切です。
こちらでは、プロジェクトマネージャ試験に独学で受かる勉強方法について説明します。
論文対策をしっかりする
午後Ⅱの試験では、2時間以内に論文を作成します。
論文作成をする題材は、ステークホルダ、リスク、進捗、予算、品質、調達、変更管理があるので、それぞれの題材について論文内容を考える練習をしましょう。
参考書を確認するとサンプル論文が載っているので、サンプルを参考にしながら自分なりの論文を書いて、何度もブラッシュアップすることがおすすめです。
題材ごとに論文を書く練習を何度もすることで、実際に試験を受ける時も時間内にスラスラと論文を書くことができます。
実際の午後Ⅱの試験では、約2,800文字から3,200文字の文章を手書きで書くことになります。
仕事や日常生活でPCを使って文章を書くことはあっても、鉛筆で文章を書く機会は少なくなっている人も多いです。
実際の試験と同じように、勉強をするときにも鉛筆で文章を書く練習をしておくことをおすすめします。
文章を書くことが苦手な人は、日記を書いたり、仕事で文章を書く機会を増やすなどして、文章を書くことに慣れましょう。
参考書を使う
プロジェクトマネージャ試験に合格するためには、試験の内容に慣れることが非常に重要です。
市販の参考書を購入して、出題問題の傾向をつかみましょう。
勉強を始めてから最初の1ヶ月程度は参考書に目を通して、どのような試験なのか概要をつかむことがおすすめです。
試験の概要をつかんだら、次に繰り返し参考書の問題を解いていきます。
午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰの試験内容は反復学習することで問題を解くスピードも速くなり、合格率がアップします。
そのため、実際の試験時間に合わせて過去3年分の問題を繰り返し解いて、試験に慣れておきましょう。
特に午前の問題の約4割は過去問題や過去の類似問題から出題されるため、繰り返し過去問題を解くだけでも合格ラインをクリアできるのです。
何度も繰り返し解く中で何度も間違えてしまう問題は、ノートなどにメモをして解答方法を定着させましょう。
過去問題やアプリを活用する
プロジェクトマネージャ試験の過去問題は市販もされていますが、IPAの公式サイトでも確認することができます。
配点割合や解答例も載っているので、ダウンロードして活用しましょう。
また、プロジェクトマネージャ試験の過去問題を出題してくれるスマートフォンアプリもあります。
スマホアプリであれば移動中やちょっとした隙間時間を活用して勉強を進めることができます。
プロジェクトマネージャ試験に独学でも受かるための勉強時間
プロジェクトマネージャ試験に独学で受かるためには、ある程度の勉強時間を確保する必要があります。
こちらでは、プロジェクトマネージャ試験に合格するための独学での勉強時間について説明します。
勉強時間は受験履歴で異なる
プロジェクトマネージャ試験に合格するためには、120時間の勉強時間が必要とされています。
ただし、受験履歴やプロジェクトマネージャとしての実務経験などによって必要な勉強時間は異なります。
受験経験があって午前Ⅰ・Ⅱが免除され、午後Ⅰも合格点近くだった場合の勉強時間は60時間から100時間です。
また、過去に受験して午前Ⅰ・Ⅱが不合格で、午後Ⅰの過去問題が30%程度解答できる場合は100時間から150時間の勉強時間が必要です。
さらに、プロジェクトマネージャ試験を初めて受験し、勉強自体が初めてであれば150時間から300時間の勉強時間が必要になるでしょう。
勉強時間のスケジュール作成が重要
自分の受験履歴や実務経験などに合ったトータルの勉強時間が分かったら、日々の勉強時間を決めて無理のないスケジュール作成をしましょう。
1日当たりの勉強時間、月の合計勉強時間、勉強をする時間帯、勉強のための有給取得など具体的にスケジュール計画を立てることがおすすめです。
1日5時間勉強する、早朝4時に起きて勉強するなど最初に無理な計画を立ててしまうと勉強が続かなくなるためライフスタイルに合わせて無理のない計画を立ててください。
毎日少しずつ勉強する
プロジェクトマネージャ試験を受ける人は日々忙しく働いているケースが多いかもしれません。
まとまった勉強時間を取ることが難しい場合は、30分程度でもいいので毎日勉強しましょう。
1週間に数日勉強するよりも、短い時間でも毎日勉強する方が効果的です。
まとまった時間が取れなければ、朝起きてからの30分、通勤時間の30分、休憩時間の30分などスキマ時間を見つけて勉強時間を確保しましょう。
忙しい時や体調が悪い時には無理しないことが大事ですが、その都度スケジュールを調整してトータルの勉強時間は作るようにしてください。
プロジェクトマネージャには独学で受かった人もいる。挑戦していこう!
プロジェクトマネージャ試験は難易度の高い国家試験のため合格率が低いですが、独学でも合格することは可能です。
プロジェクトマネージャ試験が難しい理由は、合格基準が高いこと、試験時間に対して問題数が多いこと、論述式の試験があることです。
ただ、過去問題から類似の問題ができる傾向にあるので過去問題を繰り返し解くことで合格することができます。
勉強時間は受験履歴や実務経験の有無によって異なるので、自分に合ったスケジュールを作成して勉強を進めましょう。
休憩時間や通勤時間などの隙間時間を活用して、無理なく勉強時間を作ることがおすすめです。
プロジェクトマネージャ試験に独学で合格する方法についてはこちらも参考にしてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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