【5分でギモン解消】パートと契約社員って何が違うの?徹底比較してみた!
パートと契約社員の違い、あなたは知っていますか?
パートと契約社員では明確な違いがあり、それぞれのメリット・デメリットがあります。パート、契約社員の人は知らないとヤバい必見の内容です。
働き方は多様化しているので正解はない
働き方が多様化している今、どんな働きでも正解はありませんし、不正解もありません。
ここではパートと契約社員がどんな働き方なのか深堀りしていきます。
パートとは?
パートタイム労働法の対象である「短時間労働者(パートタイム労働者)」は、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」とされています。ここでいう、通常の労働者とは正社員など、いわゆる正規型の労働者がいれば、その労働者をいいます。
(引用元:厚生労働省)
主婦層が多いパートは、年収130万円以内に納める場合が多いです。
130万円を超えると親や配偶者などの家族の扶養から外れ、健康保険や年金保険料が発生します。
その場合、パート先の社会保険に加入するか、国民健康保険と国民年金の保険料を支払うかのいずれかの選択をする必要があります。
契約社員とは?
契約社員、雇用期間の定めのある「有期労働契約」を結んだ人のことです。
1年の労働契約を結び、年ごとに契約の更新・終了を判断する企業が多いようです。
有期労働契約が3回以上更新される場合、もしくは1年を超えて継続している場合は、契約終了の30日前までにその旨を伝えるように厚生労働省から指導されています。
ただ、有期契約期間が通算5年を超えて契約が結ばれたとき、本人が望めば無期契約に変更することができます。
無期契約へと自動的に変更されるのではなく、本人から企業に対して通知する必要があります。無期契約になることは単に雇止めがなくなるのであって、正社員と同じ待遇になるかどうかは企業次第となります。
パートと契約社員の違いはどんなところ?
パートと契約社員の違い、メリット・デメリットをお伝えしていきます。
今から解説する点を理解しておけば、あなたが今後、正社員を目指したり転職する時の指標になります。
パートのメリット・デメリット
パートのメリットは主に3つ。
1:シフトの融通が効く
主婦として働いているパートの方は、忙しくなる時間に働いていることが多いため、企業側としてもかなり必要な人材です。そういった人材を確保するためにも、シフトの融通は効きやすいとされています。用事がある時はシフトの時間をずらすことが比較的しやすいです。
2:掛け持ちできる
1つの就業先でシフトが入れなくても、掛け持ちしていればもう1つの就業先で働くことができます。
収入が安定しやすいですし、空いた時間の有効活用にもなります。新しい環境で働くことと気分転換ができたり、スキルアップにつながるチャンスでもあります。パートの掛け持ちがNGな就業先もありますので、予め確認を取っておくと良いでしょう。
3:扶養内で働きやすい
扶養では、健康保険や厚生年金などの「社会保険上の扶養」と、配偶者控除・配偶者特別控除の「税制上の扶養」があります。
パート年収が106万円までの場合、厚生年金保険や健康保険といった社会保険への加入は必要ありません。
パート年収が、150万円までの場合、扶養者の所得から課税対象額が最大38万円が差し引かれるため、税制上では負担が少ないということです。
パートのデメリットは主に3つ。
1:ボーナスや昇給がない
正社員の場合は、月給のほかに、昇給があったり、ボーナスが支給されるケースが多いのです。
しかし、パートの場合は、いくら頑張ったとしても賞与がないことがほとんどです。まれに支給する企業もありますが、正社員と比べると微々たるものとなります。
2:給料が少ない
働く時間が少ないという根本的な原因もありますが、給料が少ないという現実があります。
仮に、扶養などを考えずに正社員と同じように1日8時間働いたとしても、正社員の月給を超えることは少ないです。売り上げる力が違ったり、重要なタスクを任されたりする関係上、正社員の方が高くなります。
3:スキルが身につきにくい
パートの場合、マニュアルがあれば誰でもできるような仕事が多く、担当する仕事が正社員と比べ少ない場合が多いです。「言われたことだけやれればいい」という人には、都合のいい勤務形態ですが、スキルを身に付けて転職を目指していたり、正社員を目指す方にとっては良くない働き方だと言えます。
契約社員のメリット・デメリット
契約社員のメリットは主に3つ。
・正社員と近い給料
契約社員は主に月給制であることが多いため、時給などでは判断されません。
正社員と同じ職務の場合は、雇用形態による基本給の差は一般的にありません。ボーナスの有無は会社によって異なりますが、ボーナスを設けている企業では、契約社員にも正社員同様に支給されることがあります。
一方で、支給しない、額を減らして支給する場合もあります。
・正社員登用のチャンスがあること。
契約社員はさまざまな業務を担当するケースがあり、正社員と同様に一定の裁量のある仕事を任されることがあります。
その仕事ぶりを評価されると正社員登用の道を開くことができます。
実際の正社員の方と仲良くなって、年収や登用実績などを確認しておくと良いでしょう。
・休日や休暇
契約社員、正社員の雇用形態に関わらず、休日や休暇は同様の条件で付与されます。
有給休暇の付与日数にも差はありません。所定労働条件を満たせば、契約社員・正社員どちらも同じ日数分の有給休暇が付与され消化することができます。
契約社員のデメリットは主に3つ。
・契約終了時に無職のリスク
契約満了時に仕事がなくなる可能性があります。
有期労働契約が3回以上更新される場合、もしくは1年を超えて継続している場合は、契約終了の30日前までにその旨を伝えられることがほとんどですが、それ以外の場合急にクビを言い渡されるかもしれません。
ただ、有期契約期間が通算5年を超えて契約が結ばれたとき、本人が望めば無期契約に変更することができます。
無期契約になることは単に雇止めがなくなるのであって、正社員と同じ待遇になるかどうかは企業次第となりますので、無期契約に切り替えるときは待遇について要相談することをオススメします。
・昇給がない
正社員の場合、定期的に売上や働きぶり、役割などの評価に応じて昇給制度があります。
契約社員は、いくら成果を上げたとしても、正社員にするかどうか、という目で見られてしまうので昇給はないことがほとんどです。ですので、契約期間満了まで昇給は原則ありません。
雇用形態の違いを理解して自分に合った仕事を探そう
いかがでしたか?
雇用形態の違いをしっかり把握して、どの道を選ぶべきなのかハッキリ分かりましたでしょうか。
正社員として働きたいのなら、契約社員。扶養内で最低限の力で稼ぎたいなら、パート。
契約社員やパート、正社員以外にも個人事業主などの働き方もあります。
会社などに属さず、自分の力だけで稼いでいくような働き方です。なので、雇用形態にとらわれすぎず、どんな働き方をしたいのか今1度整理してみると良いでしょう。そうすることで、好きなことを仕事にしたい!とか、リモートワークでどこでも働けるようになりたいとか、様々なことが生まれてくると思います。
あなたが1番理想とする働き方に近づけるよう、目的を意識して行動していきましょう!
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