【知らないと倒産確定】起業家の悩みを知ることから始めてみませんか?
起業家に悩みは尽きません。
どう会社を軌道に乗せるか、ある程度軌道に乗ればそこからどう維持・発展させていくか…。
常にビジネスについてさまざまなことを考えておく必要があります。
しかし、その「起業家の悩み」も悩みのタネとなる「事業を維持する上での課題」に気づかなくては、悩むことのないまま失敗に終わってしまうかもしれません。
そのため起業家として事業を成功に導くためには抱えがちな起業家の悩みを知っていきましょう。
本日は、ありがちな起業家の悩みとその主な解決方法を解説します。
起業家とは?
起業家の定義は「自ら事業を興す人」です。
自らのアイデアやノウハウを元に新たなビジネスを生み出し、それにより利益を得ていくことになります。
ここでは「今まで存在し得なかったビジネススタイルを生み出す」必要はありません。
ビジネスの形としては一般的な飲食店や販売店だとしても、新たに自分のお店として基盤を作り出店するのであれば、起業家の仲間入りです。
起業家とは孤独な存在
一般的に、1つの企業に入社し社員として働いていくのであれば、周りにも同じ立場・役職の同僚がいるでしょう。
しかし、起業家の場合は基本的に1人でビジネスを興すことになり、代表取締役として会社のトップに立てば同じ仕事をする同僚と呼べる存在もいません。
確かにビジネスでは人脈形成や人との関わりが非常に重要です。
ただ、逆に言えば起業家は意識的にそれらを行わなくては人との関わりが薄く孤独になりやすいポジションであることも知っておかなくてはいけません。
そして孤独であれば悩みを抱えてもそれを誰かに相談することもできないため、起業家として生きていくためにはまず「孤独への対処」を考える必要があります。
起業家の悩みベスト5
起業家には「なってからしかわからない」悩みも多数存在します。
ただ、その中でも多くの起業家が悩みがちな課題はあらかじめ知っておくといざ課題に直面した際に必要以上に頭を悩ませる必要もなくなるでしょう。
ここではありがちな起業家の悩み5つとその主な対処法をご覧ください。
集客が難しい
企業して間もなく直面するのが乏しい集客力です。
ビジネスにおいては知名度や実績は売上に大きく影響します。
市場価値の高い優れた製品を作っていたとしても、そのことを購買層が知っていなくてはまず製品は売れません。特に多くのライバルが存在する業界で新たに企業するとなると、宣伝しても大手企業に購買層が流れていくのも想像に難くないでしょう。
そこでまず企業としての集客力を高める基盤づくりをしていきましょう。
基盤づくりでは「とにかく広くたくさん宣伝すれば良い」というわけではありません。
広告宣伝費は莫大な上、仮に収益が爆発的に増えたとしてもそのための人員や製品の確保が追いつかず、せっかく付いた顧客がすぐに離れてしまう可能性もあります。
そこで集客は段階的に少しずつ広げていく必要があります。
例えばネット上での販売を行ったり、SNSを活用するなど、安価に済む集客方法から少しずつ広げていくことが挙げられます。
また、顧客個人に合わせた製品の提案や、地域密着型のビジネスから始めるなど、同業他社にはないサービスで差別化を計るのも良いでしょう。
資金不足がおきる
個人が起業家に転身した場合にありがちな悩みが資金不足です。
起業かしたばかりで後ろ盾もない企業だと資金調達の難易度も跳ね上がってしまうため、まず「自社を売り出すにはどれくらい資金が必要か」「どんな方法を使えば必要な資金が集まるか」を考える必要があります。
起業に際する資金調達手段の一例をご覧ください。
・日本政策金融公庫や商工会議所からの融資
・地方自治体による融資や助成金の活用
・エンジェル投資家へのアピール
・クラウドファンディング
これらの手段はそれぞれ返済義務の有無や金利、担保の必要性などが異なります。
それぞれの活用方法を確認した上で、資金調達の際は最もメリットを見出しやすい活用方法を選びましょう。
いい人材が獲得できない
起業した会社が大きくなればなるほど、人員確保の問題に直面します。
起業の際は自分1人だけだったり、信頼できる仲間数人と一緒に会社を大きくしていくことになるでしょう。
しかし、そこから新しく人材を増やしていくには募集をかけ、自社にマッチした人員を確保する必要があります。
しかし、無名の企業であれば人が集まりづらい上、一般的な採用面接ではどうしても取り繕った表面しか見えないため自社とマッチする人材を集めづらいでしょう。
そこで、自社にマッチする人材を確保するためにはより柔軟な採用方法を取り入れるのがおすすめです。
・採用希望者に面談を行いより近い距離感で話をする
・リファラル面接をはじめ知人の紹介を活用して採用活動を行う
・フレックスタイム制やリモートワークを取り入れ採用枠を広げる
人員の紹介はもちろん、リモートワークなど新たな働き方を導入すれば、より広く募集をかけられることはもちろん、オフィスに掛かるコストのカットにも繋がります。
柔軟な発想でより良い人員確保を目指しましょう。
事業への熱量が周りと違う
起業は並大抵な情熱では成功しません。
起業家を目指すあなたも、社会で「何かを成し遂げたい」「自分の思い描くこんな会社を作りたい」という思いを持っているでしょう。
しかし、社会で働くすべての人が、その強い情熱を持ち合わせていないこともまた事実です。
そのため起業して新たな人員を雇ったとしても、起業家である自分と社員とでは熱量にギャップがあり、社内の雰囲気が悪くなったり想定する成果を得られない可能性も出てきてしまいます。
このギャップを解消するには、社員のモチベーションアップを測るための情報共有や目標設定を行いましょう。
・業務における現実的な数値目標を設定する
・公平な評価制度や福利厚生の整備を行う
・代表者が自ら事業目標の説明や社内の視察を行う
・社員の熱量を把握し社員目線に立った考え方も理解する
大きな企業になればなるほど、社員は「社長の顔すら知らない」という場合も少なくありません。
顔も知らない社長の熱量に突き動かされる人はそういないため、まず社長となった起業家本人が社員の前に立つこと、より社員の立場になって物事を考えることが求められます。
経営に関する知識の不足
起業には広く深い知識が不可欠です。
「好きなことを仕事にしたい」「アイデアやノウハウを糧に自分の会社を持ちたい」と思っても、その際には事業に必要な知識だけでなく経営知識や会計知識はもちろん、事業展開を行うにも新たな業界の知識を吸収する必要があります。
しかし、こうした経営・特定業種に関する事柄は本を読み漁るだけでは生きた知識が身につかず、実際に業界に飛び込んでから知識不足を自覚したというケースも少なくありません。
しかし、これら膨大な知識は起業家である1人がすべてをゼロから網羅しておく必要はありません。
もちろん知識を吸収して損はありませんが、プロや専門家の力を借りるのも選択肢の1つです。
例えば起業の際に経営コンサルタントに力を借りたり、セミナーに参加して有識者と実際に話をするのも良いでしょう。
起業家になることは誰でもできるのでまずは第一歩を踏み出そう
起業には膨大な知識やノウハウ、そして情熱が不可欠ですが、公的な資格や年齢制限はなく「その気になれば」誰でもすぐに志せる事です。
しかし、起業にはさまざまな課題もあり、1つ悩みを解消したとしても、またすぐに新たな悩みに直面するでしょう。そこで、起業家は「悩みの対処法」も知っておくことが大切です。
そして起業家の悩みを自ら解消できるようになれば、それが自身の経験値として蓄積され、より会社を大きくすることにも繋がっていくでしょう。
起業家の悩みは言わばビジネスをより拡大するためのステップ。
1つずつ階段を上るように悩みを解決し、着実に企業を成功させることが、起業家に試される手腕です。
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