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多動力とは何なのか?仕事を“楽しい”に変える働き方

多動力とは何なのか?仕事を“楽しい”に変える働き方

ビジネスには幅広い素養が必要ですが、養っておくべき力の1つとして「多動力」が挙げられます。

「同時に複数の物事をこなせること」を意味する多動力ですが、近年ではこの力が求められるシーンが増えてきました。

確かに複数のことを同時にこなせる力は、あると非常に便利であることは間違いありません。

しかし、どうして近年になってこの力が強く求められるようになったのでしょうか?

そこで本日は、多動力の重要性とこの能力が求められるようになったきっかけについて解説します。

多動力とは?

多動力とは、複数の物事を同時にこなす力のことを指します。

類似するワードとして「マルチタスク」も挙げられるでしょう。

例えば、オフィスワークにおいて二度手間になってしまいそうな業務を1まとめにしてしまう、膨大な家事を同時進行でこなすなども、多動力に分類される能力です。

この多動力が備わっていることには、さまざまな魅力があります。

業務スピードが早く膨大な仕事量をこなせる

1つの物事を集中してこなし、完了したら次へ。

このように1つずつ物事をこなすのも、決して悪いことではありません。

しかし、1つずつ解決していくのでは業務スピードが遅くなってしまい、残業や仕事の持ち帰りに繋がってしまう場合もあるでしょう。

しかし、複数の業務を同時にこなす多動力が備わっていれば、膨大な業務の解決スピードが早まります

これが職場での評価に繋がったり、残業を減らしプライベートやスキルアップの時間を増やすことにも繋がるのです。

複数の物事をこなす中で気付きが生まれる

1つの物事を集中してこなしていく中で、問題や課題が発生して「どう解決しようか」と悩み、作業がストップしてしまうこともあるでしょう。

しかし、別の物事を同時にこなしていれば、思いも寄らない解決策が浮かんだりと、新たな気付きが生まれる場合もあります。

1つの業界では「当たり前」とされていることでも、別の業界では全く新しいアイデアだったというパターンは珍しくありません。

同時にこなす物事が多く、かけ離れたものであればあるほど、新たな価値観を持って仕事ができるでしょう。

多動力は管理職や経営者こそ必要なスキル

物事は規模が大きくなればなるほど、コストも時間も膨大に掛かります。

また1人では到底まかなえない仕事量が発生することも、ビジネスでは珍しくありません。

こうした大きな仕事であればあるほど、多動力は不可欠な能力です。

適材適所に人員を配置し、各業務を割り当て、業務進捗を管理する…。

このように、自分1人ではできない業務も人に任せて管理しつつ、自分は自分しかできない仕事をすることで、大きなプロジェクトも一気に完成に近付くでしょう。

多動力とは、一見膨大で多岐にわたる業務を整頓できる能力でもあります。

業務が多岐にわたる管理職や経営者、フリーランスこそ、多動力は非常に重要なスキルでしょう。

堀江貴文さんの著書にみる「多動力」

多動力が注目されるきっかけになったのが、堀江貴文さんの著書『多動力』です。

その名前の通り、現在ビジネスの世界で注目されている「多動力」の重要性が記された著書で、これによりビジネス業界に一気に考え方が広まりました。

インターネットの普及によって変わった考え方

著書の中で、堀江貴文さんは多動力が求められるようになったきっかけとして「インターネットの普及」を挙げています。

近年では、インターネットの普及をきっかけに身近にさまざまな情報が溢れかえるようになりました。

ネットを開いて必要なことを調べたら、その流れでついでにネットショッピングをしたり、全く別の事柄を同時に検索したりと、複数の物事を一度のネットサーフィンで済ませたことがある方もいるかもしれません。

このように、近年では無意識的にあらゆる物事を同時に行える環境が整ってきました。

これはビジネスでも活かせることです。

あらゆる情報にアクセスできる手段が整っている今だからこそ、興味のある物事にどんどん触れることで新たなビジネスアイデアを容易に創造できるようになりました。

また同時に、1つの端末でメッセージのやりとりからネットサーフィン、買い物、ゲームまで行えるようになった今だからこそ、1つの業界にこだわり続けていればビジネスに後れを取る時代にもなっています。

だからこそ広く情報を吸収し、同時に新しいことにどんどん触れていくことの重要性が説かれています。

興味を持ったものはどんどん吸収するべき

インターネットをきっかけに新しい物事に興味を持った経験がある方も多いのではないでしょうか?

このように、現代では新たな情報に気軽にアクセスできるようになりました。

堀江貴文さんは著書の中で、これら「興味を持ったことにはどんどん触れるべき」と明かしています。

もちろんこれは、今の仕事や生活とは全く関係のないことでも構いません。

気になることがあればどんどん知識を吸収し、新たな価値観や気付きとして自分の中に蓄積していけば「自分の価値」はどんどん高まっていくでしょう。

例えば「営業スキルがある人」であれば、世の中にはたくさんの方がいるでしょう。

しかし、そこに「車好きで車に関して深い知識があること」が加われば、一気にその数は限られます。

「車に詳しく営業スキルもある」となれば、車業界で非常に重宝される営業マンになれるかもしれません。

このように、本業とはおよそ関係のないことでも、自分が好きで吸収した知識が、自分の市場価値を高めるきっかけとなる場合もあるのです。

フリーランスは多動力から学んで仕事をしてみよう

同時にいくつもの物事に取り組める多動力。

多動力は管理職や経営者はもちろん、フリーランスにも非常に重要なスキルです。

「複数分野のエキスパート」となれば、幅広い方面で重宝される人材となるでしょう。

多動力を考える上で重要なポイントを、最後にまとめます。

・多動力とは複数の物事を同時進行でこなせる能力のこと
・多動力が業務効率化や新たな気づき・アイデアのきっかけになる
・堀江貴文さんの著書『多動力』で一躍話題に
・興味を持つ事柄にどんどん触れることで自分の市場価値は上がる

大切なのは、まず興味のある物事に挑戦することです。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉通り、好きな物事・興味のある物事であれば、より情報の吸収スピードが上がることはもちろん、生き生きとした気持ちで新しいことに挑戦できるでしょう。

興味を持ったこと・好きなことがビジネスに繋がれば、仕事のやりがいにも繋がります。

多動力と自分の興味を大切に、より良いビジネスを目指しましょう。

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