「ノマドって何してる人?」歴史や由来に迫ります!
自由な働き方の1つとして「ノマド」という言葉が取り沙汰されることが増えてきました。
ノマドとは、働く場所や時間に捉われず、自由に働けることを指します。
しかし、ノマドにはどのような意味があるのか、具体的にはどのような働き方なのか、知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ノマドの歴史や由来とともに、現代のノマドワーカーの具体的なライフスタイルを紹介します。
ノマドワークに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
フリーランスのノマドとは?
現代におけるノマドは「働く場所や時間に縛られず自分の好きなときに働けること」を意味します。
毎日決まった時間にオフィスに出向く必要がないため、ワークライフバランスを取りながら働けることが魅力です。
しかし、この言葉はどのようにして生まれたのか、その由来や歴史は知らない方も多いかもしれません。
ここでは、「ノマド」の由来や歴史について解説します。
ノマドの由来と歴史
「ノマド」の由来は英語の「nomad」です。
「nomad」は直訳すると「遊牧民」という意味があり、一種の職業を意味します。
しかし、遊牧民は「ひとところに留まらず移動しながら生計を立てる」ライフスタイルを送るため、その意味から転じて「一定の時間や場所に留まらずに働ける方法」全般を指す言葉として浸透しました。
「ノマド」という言葉が使われるようになった発端は、フランスの経済学者ジャック・アタリ氏が2006年に発刊した「21世紀の歴史」の一文です。
彼は著書内で「今後インターネットの普及により、電子機器を使い自由な時間・場所で人が活躍できる時代が来る」と記し、その予測は的中しました。
このとき彼は、「自由な働き方」全般を指して「ノマド」と表現し、その言葉は経済界を中心に広まります。
発刊から15年が経った現在、ノマドワーカーの人口は増えました。
ノマドワーカーの歴史は浅くありますが、現代社会に急速に浸透し、今後もその人口は増えていくと予測されています。
ノマドワーカーの生活は?-どんなライフスタイルを送っているの?
現代日本において、ノマドワーカーはどのようなライフスタイルを送っているのでしょうか。
仕事内容や仕事のために揃えている道具、収入についても気になるところです。
ここでは、ノマドワーカーの具体的なライフスタイルを解説します。
準備する持ち物
ノマドワーカーの持ち物は職種によって異なりますが、多くの方が持っているものが以下の通りです。
・インターネット回線(ポケットWi-Fi)
・パソコン・タブレット端末などの電子機器
ノマドワーカーは、ネットを通して仕事の依頼を受け、電子機器を使って仕事をする流れが一般的です。
そのため、多くの方はネット回線と電子機器を持っています。
また、人によっては作業をより効率化するために別途でノートや書籍、ガジェット類を所有している方もいるでしょう。
ノマドで働く場所
ノマドワーカーが働く場所は自宅のワークスペースのほか、カフェやレンタルオフィスなどが挙げられます。
働く場所を自分で自由に選択できるため、その日の気分で作業する場所を変えたり、地方や観光地に中長期的に滞在してワーケーションを楽しむ方も。
作業するうえで支障がない場所なら、どんな場所も仕事場になりえます。
ノマドの仕事内容
ノマドの仕事内容の定番は以下の通りです。
・原稿執筆・ライター業
・WEB開発・システムエンジニア業
・オンラインセミナーの講師業
このほか、電子機器やネット回線を使ってできる仕事なら、どんな業種もノマドワーカーになりえます。
また、なかには経理やデータ解析など、一定の資格やスキルを持つ場合も、ノマドワーカーとして生計を立てられるでしょう。
ノマドの仕事の取り方
ノマドの仕事の取り方には、さまざまなパターンがあります。
・クラウドソーシングサービスで募集をチェックする
・求人サイトでフルリモートや業務委託の仕事に応募する
・人脈を使い人伝に仕事の依頼を受け付ける
ノマドワーカーは、企業がオフィスや設備を用意することなく仕事を依頼できるため、ネットでの募集が増えています。
また、独立前に働いていた仕事の人脈を使って、ノマドワーカーになってからの仕事を受ける方もいるため、その仕事の取り方は多彩です。
しかし、多くの場合は依頼主とインターネットを通じて仕事の相談や連絡のやりとりをするケースがほとんどです。
ノマドの収入はいくら
ノマドワーカーの収入は幅広く、月収数万円程度の方もいれば、月に数十万円以上の稼ぎを得る方もいます。
これは、職種はもちろんライフスタイルを自由に決められることが理由です。
例えば出産・子育ての合間にノマドワーカーとして働いていたり、パートナーの扶養の範囲内で働いている場合は、収入を調整している場合が多いです。
対して、自分の好きなことでバリバリ働きたいと考えている方の場合や、専門のスキル・技術を活かして働いている場合は、高収入を目指せるでしょう。
自分の理想とする働き方・収入を目指せることも、ノマドワーカーとして働く魅力です。
ノマドの節約術
ノマドワーカーは、自分の好きな時間・場所で働けますが、仕事に掛かる費用は自分で経費として捻出する必要があります。
安定した稼ぎを得られても、経費がかさんで利益が乏しければ、苦しい生活を強いられるでしょう。
そこで、仕事内容に合わせて経費の使い方や節約を考えることも、ノマドワーカーの課題です。
ノマドワーカーの節約術の一例をご覧ください。
・料金が安いネット回線に見直す
・レンタルオフィスやカフェの1日あたりの利用料を見直す
・ガジェット類や仕事用品の使い方や出費を見直す
好きな時間・場所で働ける一方、仕事場所によっては出費がかさむ場合もあるため、出費がかさんでいる場合は今一度見直しましょう。
また、ガジェット類や電子機器は、安かろう悪かろうでは仕事に支障が出ますが、可能な範囲で費用を抑えれば負担を減らせます。
ノマドワーカーのメリットとデメリット
ノマドワーカーのメリットとデメリットをまとめます。
ノマドワーカーのメリット
・自分の好きな時間・場所で自由に働ける
・プライベートを大切にしながら働ける
・自分の好きな仕事を選択できる
ノマドワーカーのデメリット
・経理やスケジュール管理などの業務もこなす必要がある
・自分で依頼を受けるため営業する必要がある
・月ごとの収入が不安定になりやすい
ノマドワーカーは自由なワークスタイルを選択できることが強みですが、一方で仕事にあたって幅広い知識や業務が必要なため、不安な点もあります。
ノマドワーカーとして働くなら、メリット・デメリットも理解したうえで、独立の準備を決断しましょう。
ノマドワーカーになって自由な働き方を手に入れよう
ノマドは英語の「遊牧民」に由来する言葉で、自由な働き方ができることが魅力です。
しかし、ノマドワーカーになるには自分で仕事を受けるための基盤づくりが必要なため、慎重な準備と決断をする必要があります。
ノマドワーカーのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った働き方を選びましょう。
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