ネット証券口座は複数開設できるの?使い分けや組み合わせも紹介
ネット証券で資産運用する際は、まず利用する証券会社で口座開設する必要があります。
ネット証券によって取り扱う銘柄や手数料が異なるため、利用の際は自分の投資計画に合ったネット証券を利用しましょう。
しかし、ネット証券を調べていく中で、複数のネット証券を併用して資産運用していきたいと考える方もいるのではないでしょうか。
ネット証券は複数口座を開設して、使い分け・組み合わせして利用することは可能なのでしょうか。
今回は、ネット証券口座を複数開設して資産運用するメリット・デメリットをご紹介します。
複数開設におすすめの口座の組み合わせについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
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ネット証券口座は複数持てるのか
ネット証券で2つ以上の口座を持つことは、仕組みとしては可能です。
多くのネット証券では、口座を持つだけであれば料金も掛からず、手続きもオンラインで簡単に済ませられるため手間なく複数口座を用意できるでしょう。
ネット証券を複数口座開設すれば各ネット証券ごとの強みを活かせるなど、さまざまなメリットがあります。
一方で、管理が煩雑になるデメリットもあるため、あらかじめ把握したうえで利用しましょう。
ネット証券口座を複数開設することのメリット
ネット証券を複数開設することには、さまざまなメリットが存在します。
以下ではネット証券を複数開設するメリット3つをご覧ください。
証券会社それぞれの特徴を活用出来る
証券会社ごとに、取り扱い銘柄や手数料、投資により発生するポイント制度など、さまざまな違いが存在します。
1つの証券会社に絞れば、利用する証券会社のメリット・デメリット両面を踏まえて利用することになるでしょう。
しかしネット証券で2つ以上の口座を持てば、利用する投資方法ごとに証券会社も使い分けて資産運用できます。
それぞれの強みを利用しながら資産運用することも可能なため、よりスムーズな資産運用が可能となるでしょう。
リスク分散になる
証券口座によって利用できるサービスはさまざまで、ときには突然の仕様変更により、利用している証券口座の強みを感じられなくなる場合もあるでしょう。
この場合、ほかの証券口座に資産を丸ごと移管させることを検討しなければいけません。
しかし複数のネット証券を利用していれば、利用するネット証券によるリスクを分散させられます。
新規公開株の当選確率が上がる
新規公開株は、販売開始からすぐに大きな値上がりを期待できるため、多くの投資家から注目されています。
しかし、非常に人気が高いことから基本的には抽選で購入権を獲得することになります。
購入権の応募は基本的に1口座あたり1口ですが、複数口座あれば、口座数分の応募権を獲得でき、新規公開株の当選確率も上げられます。
ネット証券口座を複数開設することのデメリット
一方で、ネット証券を複数持つことにはデメリットも存在します。
ネット証券を複数開設するデメリット2つをご覧ください。
管理が大変になる
複数口座を持つなら、常にそれぞれの証券口座を並行して管理しなければいけません。
1つの証券口座に絞ると、運用中の金融商品の状況や総資産を、まとめて確認することも叶います。
しかしネット証券が複数あると、それぞれで管理し総資産なども自分で把握する必要があるため、管理において考えるべきことが増えてしまうでしょう。
資金が分散する
ネット証券を複数持てば、1つのネット証券に掛けられる資金が分散してしまいます。
分散することによるデメリットが生じるのが、ポイント制度です。
ネット証券によっては、運用額に応じてポイントが貯まる場合があります。
このポイントは、運用額が大きければ大きいほど獲得できるポイントも増えるため、口座を分けて資産を複数の証券口座に分散させてしまうと、1つの証券口座で獲得できるポイントも分散してしまい、ポイントを有効活用できない場合もあるでしょう。
証券口座を2つ以上開設する場合のおすすめの組み合わせは?
ネット証券で複数口座を開設するなら、それぞれの強みを活かして使い続けられる組み合わせを考えましょう。
ここでは、証券口座2つ以上を開設する際のおすすめの組み合わせを3つご紹介します。
ポイント投資がしたいなら楽天証券、SBI証券、DMM.com証券
投資により発生するポイントを有効活用したいなら、楽天証券・SBI証券、DMM.com証券など、投資により普段の買い物で使えるポイントが発生するネット証券がおすすめです。
・楽天証券:楽天ポイント
・SBI証券:Tポイント、dポイント、Pontaポイント、JALマイル
・DMM.com証券:DMM株ポイント
各証券会社で獲得できるポイントの種類が異なるため、普段自分が使っているポイントや買い物サイトなどから選びましょう。
少額投資がしたいならSBI証券、マネックス証券
少額投資が目的であれば、SBI証券・マネックス証券がおすすめです。
いずれも少額投資でも運用益を生み出せるよう手数料が抑えられています。
またミニ株をはじめ少額投資に向いている金融商品も豊富なため、少額投資の選択肢が豊富なネット証券の組み合わせだといえます。
クレカ積立がしたいならSBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券
クレジットカード決済を前提にネット証券を利用するなら、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券から選ぶ方法がおすすめです。
いずれの証券会社も、同グループからクレジットカードを発行しており、対応するカードで決済すればポイントが貯まるサービスが存在します。
対応するクレジットカードを活用して、よりお得に資産運用できるため、普段使っているクレジットカード・貯めたいポイントから選びましょう。
積立NISAにクレジットカード決済がおすすめ!メリットとおすすめカードを解説
NISA口座は1人1つなので注意が必要です
投資において、ネット証券を複数開設する魅力を解説しました。
複数のネット証券を開設すれば、それぞれの強みを活かして資産運用できるため、より賢く資産運用することも叶うでしょう。
ただし、口座の数が多ければ多いほど、管理の手間も増えてしまうため、無理なく扱える数に絞ることも忘れてはいけません。
同時に押さえておきたいのが、積立NISAの場合です。
ネット証券の口座は複数持てますが、積立NISAは制度の性質上1人1口座までしか開設できません。
複数の口座で同時にNISA投資枠を持つことはできないため、積立NISAの利用を考えている方は、利用する証券口座をよく検討してから始めましょう。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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