目指していたデザインの環境がある。
プロフィール です!!
和田 尚樹さん
この人の所属企業・組織
LENSを通して、みる。
我々が考えるSTLONGbrandingは、「企業を強く、永く続く存在にするために課題を発見しクリエイティブで解決する」と定義しています。課題解決は、当然のことながらまず課題の発見から始まり、しっかり課題に向き合い根元から解決するためにクリエイティブの力を活用します。さらにそこにある魅力を徹底的に磨いて、伝えるべき人にしっかり伝えます。つまり、企業がクリエイティブという武器を手にすることによってより強い企業になる、というのが我々が考えているクリエイティブの活用法であり、レンズアソシエイツの活用法です。
色んなことがLENSにつながっていった。
――中途入社とのことですが、LENSを知ったきっかけは? 僕の場合はLENSっていう会社よりも、代表の矢野さんの名前を知る方が先でした。高校生のときデザインの仕事に興味を持って「名古屋のデザイナーって誰がいるのかな?」って検索したら真っ先に矢野さんの名前が出てきたから。その後、芸術系の大学に進学して、卒業して印刷会社のデザイナーになって、あるとき、大学の授業で写真を教えてくれた高坂さん※のSNSを見たらLENSのことが載ってて。「そうか、LENSって矢野さんの会社なんだ」って。 当時、デザイナーとして働いてはいたんですが環境的に「こなす」っていう感じの仕事が多くて、いつになったら矢野さんみたいな仕事ができるんだろう?って悩んでたんです。そんなときに矢野さんが講師をするセミナーがあるって聞いて、じゃあと思って参加したら、「LENSで社員を募集中です」って。それなら、と思って、セミナーの終わりに矢野さんと名刺交換させてもらいました。矢野さんはほんとに大人気で名刺交換の行列がずらーっと、100人くらい。だから、ちょっとでも印象に残るように列がなくなるのをずーっと待って、いちばん最後に名刺を渡したんです。そしたら次の日にLENSから連絡がきて、入社の話が進んでいきました。 ※カメラマン 高坂浩司/LENS写真・映像部門 SUPER STLONG SHOOTING 日本広告写真家協会(APA)正会員 名古屋造形大学非常勤講師
自分で考えたものを形にできる。
――縁がつながっていったんですね。LENSに入ってみてどう感じましたか? 協力してくれる人たちといいものを作れるなって実感しました。例えば撮影に立ち合ったり、いいコピーライターさんにいいコピーを書いてもらえたり。クリエイティブの現場感とか、コストのこととか、LENSに入らなかったら全くわからなかったと思います。あとは、結構自由にやらせてもらえるので、構成を決める時も意見を汲んでもらえて、自分で仕事を進めてるなあと実感できる。やりがいっていうのかな、自分で考えたものを形にできる喜びがありますね。 印象に残ってる仕事は、ブラザー工業様のプロダクトブック制作。インナー向けのものなんですが、高いクオリティを求められるプロジェクトでした。つくってきた製品を網羅して会社の歴史を残すためのもので、製品一つひとつの特徴を捉えた写真撮影に特に力を入れました。掲載点数が多いのと、年代ごとに載せる製品の数が違うので、1ページごとのレイアウトにも苦労したかな。どうしたらブラザー様の歴史が1冊にまとまるか、どうかっこよく見せるか、相当考えました。このときはアートディレクターが原口さんで、僕がデザインを担当したんですけど、原口さんがクライアントからの要望を受け止めてうまく調整をつけながら制作を進める姿を見て、「自分の目指していたデザインの環境だな」って改めて感じました。
デザインの力でお客様の課題解決を。
――現在は自身もアートディレクターに。 まだまだ経験不足なんですけど、アートディレクターっていうのは、プロジェクトや案件をスムーズに、円滑に進めて、着地したときにみんなが笑顔で終わる、そういうのを目指す係なのかなと思っています。 デザインというものに対する考え方も、前とはちょっと変わりつつあるのかな。単純に見た目というか、あっと驚くような表現を追い求める気持ちもあるにはある。ただ、単に驚くような表現をしても、お客様の課題を解決するという本来の目的を果たせないとデザインの力を発揮したことにならない。それだと意味ないじゃないですか。ビックリするような、インパクトのある表現にも憧れるけど、これはお客様からするとどう見えるのか、ちゃんと課題解決につながってると評価してもらえるのか。そういう見方をするようになってきました。 LENSってヘンな人が多いけど、みんな真面目。デザインに正面から取り組んでる。ダイバーシティ感というか、そういう感じがありつつ一つになるチーム力みたいのもある。ここに来られてよかったと思います。