プロジェクトマネージャーで派遣で働ける？派遣の特徴は？

プロジェクトマネージャーとして派遣で働くことはできる？、プロジェクトマネージャーが派遣で働く特徴は何？と気になっている人は多いのではないでしょうか？

この記事では、プロジェクトマネージャーが派遣で働くメリットとデメリット、派遣のプロジェクトマネージャーの特徴などについて説明します。

プロジェクトマネージャーとして派遣で働くことに興味のある人は、ぜひ参考にしてください。

プロジェクトマネージャーの派遣とは

派遣社員で働くプロジェクトマネージャーは、人材派遣会社と雇用契約を結んで、他の企業に派遣される社員を意味します。

派遣されて働く企業とは雇用関係はなく、人材派遣会社が雇用主です。

人材派遣会社と雇用契約を締結した後に、派遣会社が提携している企業の仕事を紹介してもらって働きます。

派遣社員が社会保険に加入するためには、勤務日数や勤務時間、収入、契約期間などの加入要件を満たす必要があります。

派遣先の企業としては必要な時に即戦力となるプロジェクトマネージャーを雇用できることがメリットとなるのです。

一方、正社員として働くプロジェクトマネージャーは実際に働く勤務先の企業と直接雇用契約を締結して働きます。

正社員は社会保険への加入が義務付けられていたり、賞与や退職金があるなど就労環境が安定していることが特徴です。

正社員で働くプロジェクトマネージャーと派遣の違い

正社員で働くプロジェクトマネージャーと派遣として働くプロジェクトマネージャーは、雇用期間や収入、労働時間に違いがあります。

派遣社員は同じ企業で働くことが可能な期間が3年と上限が決められています。

3年を超えることは原則としてできないのですが、派遣社員から正社員へ雇用形態を変える場合などには働き続けられることもあります。

正社員の場合は、無期契約なので働く期間に決まりはなく、やめない限りは働き続けることが可能です。

時給制か月給制かで収入面での違いがあります。

派遣のプロジェクトマネージャーは時給制で働き、正社員のプロジェクトマネージャーは月給制で働きます。

2019年に一般社団法人日本人材派遣協会が行った派遣社員WEBアンケートでは、派遣社員の平均時給は1,421円でした。

厚生労働省の調査では正社員の年収を時給換算すると1,937円になるので、派遣社員の方が正社員よりも時給が低いという結果になります。

正社員のプロジェクトマネージャーとして働く場合、週5日、1日8時間勤務としている企業が一般的です。

派遣社員の場合は、週4日以下勤務や8時間未満勤務など正社員よりも少ない日数・短い時間で働くことできるケースもあります。

派遣のプロジェクトマネージャーのメリットとデメリット

プロジェクトマネージャーが派遣で働くメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

こちらでは、派遣のプロジェクトマネージャーのメリットとデメリットについて説明します。

メリット

派遣のプロジェクトマネージャーとして働く場合のメリットには、プライベートの時間を充実させることができるということがあります。

派遣社員は労働時間が決められているので基本的に残業や休日出勤がなく、仕事以外のプライベートの時間を確保しやすいです。

趣味や介護、育児など仕事以外の時間を大切にしたい人にはメリットのある働き方です。

また、派遣のプロジェクトマネージャーは雇用期間が決められているので、さまざまな企業で働いて経験を積むことができることが特徴です。

多様な企業でプロジェクトマネージャーとしての実績を積んでスキルを磨きたい場合は、派遣社員として働く方法はおすすめです。

派遣社員として働くのであれば、自分の希望条件とスキル、実績に合わせて派遣会社が勤務先を選んでくれます。

自分に合った職場で働くことができるため、働き始めてからのストレスが少ないことが大きなメリットといえます。

正社員のメリットとしては、雇用や収入が安定していたり、福利厚生など手当てが充実していることがあります。

デメリット

派遣のプロジェクトマネージャーとして働くデメリットは雇用期間に決まりがあることです。

正社員であれば無期雇用なので退職しない限りは働き続けることができますが、派遣社員は派遣先の企業の同じ部署で働くことができる期間が3年までと決まっています。

3年以上働きたい場合は、企業と直接雇用をするなど雇用形態を変える必要があります。

雇用期間があることで様々な企業で働くことができることが魅力ではありますが、長く同じ企業で働きたい場合には向いていない働き方でしょう。

また、派遣社員は派遣先企業の指示に従って業務を行うため、業務の範囲は限られています。

プロジェクトの計画から管理をするプロジェクトマネージャーであっても派遣先の企業と話し合いながら仕事内容を決めていくため、物足りなさを感じることもあります。

給与面や待遇は、やはり正社員の方が充実しているのです。

国税庁の令和2年分民間給与実態統計調査では、正社員の年収が496万円に対して、派遣社員などの非正規雇用の年収は176万円と低いことが分かります。

一方正社員のデメリットには異動や転勤の可能性があることや仕事への責任が大きくなるということが挙げられます。

派遣のプロジェクトマネージャーの特徴は？

派遣のプロジェクトマネージャーとして働く場合は、派遣先でITシステムの構造や機能を設計し、開発の範囲や必要工数を考えてスケジュールや予算を決めます。

プロジェクトの内容に合わせてチーム編成をして、プロジェクトの規模によってプロジェクトリーダーを任命します。

プロジェクトの進捗を確認して、プロジェクトが納期までに完了するように管理し、プロジェクトリーダーやメンバーとコミュニケーションを取ってプロジェクトの成功につなげます。

プロジェクトマネージャーとして実績や経験のある人は、派遣先で期間限定での大規模なプロジェクトを任されることもあり、自分のプロジェクトマネージャーとしての経験を活かしながらやりがいを持って働くことができます。

残業や休日出勤は基本的に無く、プライベートの時間も充実しているのでプロジェクトマネージャーとしての知識を深めるための勉強に充てたり、セミナーやイベントなどで自分のスキルを磨くこともできます。

また、期間限定で様々な企業で働くため、経験値を上げることができ、自然とコミュニケーションスキルも磨かれていきます。

派遣のプロジェクトマネージャーとして働く場合は、条件によっては勤務日数や勤務時間を少なくした時短勤務で働くこともできます。

子育てや介護と両立をしたい人やそれほど働きたくない人には自由度の高い派遣社員は良い働き方であると言えます。

派遣で働くプロジェクトマネージャーの仕事探しをしてみよう

派遣社員として働くプロジェクトマネージャーは、人材派遣会社と雇用契約を結んで派遣先の企業で働きます。

派遣で働くことで勤務時間や労働日数などを少なめにして働くことも可能で、介護や育児、趣味などプライベートを充実させたいひとにぴったりの働き方です。

雇用期間が決まっているため様々な職場で経験を積んで、スキルを磨くことができることも魅力です。

派遣としての働き方に興味があるのであれば、派遣のプロジェクトマネージャーの仕事を探してみましょう。

文／おかねチップス編集部
監修文／おかねチップス編集部