フリーランスWebデザイナーの年収はどれくらいなの?単価相場も知りたい
Webデザイナーがフリーランスになるなら、その年収相場について知っておきたいところです。
フリーランスの働き方が徐々に広まっているからこそ、年収の相場についても徐々に変動してきています。
今回はフリーランスWebデザイナーの年収や仕事における単価相場について解説します。
相場を踏まえたうえで、Webデザイナーが稼ぎにくい理由・年収を上げる方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
Webデザイナーをフリーランスでやった場合の年収はいくら?
Webデザイナーがフリーランスになった場合、年収はいくらになるのかは知っておきたいポイントです。
フリーランスは働き方や稼ぐ方針により年収幅が大きく広がるので、自分の働き方ではおよそいくらの年収を見込めるのか、把握しておきましょう。
以下ではスキルや働き方別にフリーランスWebデザイナーの年収相場を解説します。
スキルや経験による年収
フリーランスだからこそ、本人の実力や経験が年収に大きく影響します。
まずはスキル・経験別にフリーランスWebデザイナーの年収相場をご覧ください。
未経験・初心者:年収200万円〜300万円
中級者:年収300万円〜500万円
上級者:年収500万円〜800万円以上
※週5日・平均35時間以上稼働する場合
Webデザイナーは専門職であるため、初心者からでもある程度の年収は見込めます。
経験がない場合は単価が低い・あまりスキルを求められない仕事から実績を増やしていく必要があるため、月収10万円ほどから始めることになるでしょう。
しかし実力を伸ばせば年収500万円以上、なかには年収1,000万円を超えるフリーランスWebデザイナーも存在します。
地域による年収
フリーランスは全国どこでも働けることが大きな特徴です。
そのため実力が備わっていたり、受ける仕事を選べば全国どこで生活していても、スキルに相対した年収相場を目指せるでしょう。
しかし、高収入なフリーランスWebデザイナーのなかには、都心で暮らす方が多い傾向にあります。
都心はWebデザインを依頼するオフィスが多く存在し、重要な案件はフリーランスWebデザイナーと対面で打ち合わせすることを求める企業も増える傾向にあります。
そのため都心オフィスでの打ち合わせが必要な案件を請け負うWebデザイナーなら、仕事の幅がさらに広がり、年収800万円以上も目指せるでしょう。
働き方での年収
フリーランスは本人の働き方や請け負う仕事量次第で年収が大きく変わります。
フルタイムで働く人と、家事や子育てのスキマ時間で働く場合では、年収にも大きな違いが生まれるでしょう。
1週間の平均稼働時間から考えるフリーランスWebデザイナーの年収相場は以下の通りです。
週5時間〜10時間:年収100万円〜150万円
週10時間〜20時間:年収150万円〜300万円
週20時間〜40時間:年収300万円〜800万円以上
※中級以上のWebデザインスキルがある場合
基本的には、稼働時間が長ければ長いほど高収入を目指せます。
しかしスキルや実績があれば、長時間稼働しなくても収入を上げることは可能なため、フリーランスWebデザイナーになるなら、年収を上げるためスキルを伸ばすなどの工夫も忘れてはいけません。
フリーランスWebデザイナーは難しいと言われる理由
フリーランスの働き方が浸透しつつある一方で、フリーランスWebデザイナーが稼いでいくのは難しいともいわれています。
その理由について2つご覧ください。
単価が上げにくい
Webデザインの案件単価はスキルや難易度によって変動します。
これは受ける案件の難易度を上げるほかに、単価を上げる方法がないとも読み取れます。
そのためWebデザイナーとしての活動年数・実績を増やしても、受ける仕事のレベルが同じなら単価はなかなか上がりません。
勤続年数により年収を上げやすい会社員Webデザイナーよりも、年収を上げる工夫を多くこなす必要があることは、フリーランスの難しさだといえます。
また活動年数が増えれば増えるほど、年齢を重ね体力の衰えやライフスタイルの変化もあり、同じ働き方を続けることが難しくなる場合もあるでしょう。
素人でもツールを使えばWebデザインができるから
簡単に扱えるWebデザインツールの登場により、Webデザイナーの仕事そのものが減りつつあります。
ただおしゃれで使いやすいWebサイトを作れるだけでは、Webデザインツールに仕事を奪われ続けるだけになってしまうでしょう。
そのため今後フリーランスWebデザイナーとして生き残っていくためには、プロでなければ成し得ないサイト開発・デザイン制作ができるだけのスキルを磨いていく必要があります。
将来的にWebデザイナーの仕事はなくなるの?その理由を詳しくチェック
フリーランスWebデザイナーが年収を上げていく方法は?
フリーランスWebデザイナーはスキルを磨きつつ、稼ぎにくくなっている現在の情勢を上手く変えていく工夫が必要です。
ここではフリーランスWebデザイナーになるなら実践したい、年収を上げるための方法・工夫についてご覧ください。
デザインの勉強をしてスキルを上げる
フリーランスWebデザイナーとして稼ぐためには、豊富なスキルが必要です。
多くのクライアントから求められるだけのスキルを磨くため、デザインの勉強は怠らないようにしましょう。
デザインそのものの勉強をしておしゃれなデザインに対応できるWebデザイナーになるのはもちろん、Webサイト構築をはじめIT技術に特化したWebデザイナーになるのもポイントです。
自分の得意な分野・好きな分野を踏まえて、一部のスキルに特化したWebデザイナーになれば、仕事を獲得し続けるきっかけになるでしょう。
制作会社で働く
フリーランスWebデザイナーは、自分でクライアントに営業を掛けて、自分で案件を獲得していく必要があります。
しかし未経験・初心者などまだまだスキルや実績が足りない段階では、低収入が続きフリーランスとして日の目を見ない日が続くでしょう。
そのため未経験や初心者なら、まずはWeb制作会社で働いて実績や経験を積んでいくのもおすすめです。
資格を取得する
資格の取得は、他人から見てもわかりやすいスキルの証明です。
自分にWebデザインやWebサイト構築に関する知識がいかに存在するかを簡単にアピールできるため、資格を取得しておけば、より請け負える案件の幅が広がるでしょう。
Webデザイナーになるなら資格取得がおすすめ!Webデザイナー検定のススメ
クライアントと信頼関係を築く
フリーランスWebデザイナーが仕事を取り続けられるかどうかは、クライアントからの信頼に掛かっています。
クライアントから信頼され安定して長く仕事を請け負い続けるため、クライアントとは密接にコミュニケーションを取りながら仕事を獲得しましょう。
エージェントに登録する
フリーランス向けのエージェントサービスに登録するのもおすすめです。
エージェントサービスはフリーランス向けの案件を数多く紹介しており、Webデザイナーとして登録しておけば、フリーランス向けのWebデザイン案件を紹介してもらえます。
営業を掛けたり、自分で仕事を獲得する手間を大きく削減できるため、クライアントを探す際はエージェントを利用してみるのも良いでしょう。
転職を考える
フリーランスになる前に、まずは実績や経験を積むため転職するのも選択肢の1つです。
転職すれば企業Webデザイナーとして働いた実績を積めるだけでなく、人脈を広げるきっかけにもなります。
転職をきっかけにIT業界の人との交流を深めれば、フリーランスに転身後もその人脈が仕事を紹介してもらうきっかけになるかもしれません。
SNSでの発信
フリーランスになったら、仕事用のSNSを開設して仕事の依頼を受けられる窓口を作りましょう。
SNSはDMを解放したTwitterやInstagramが定番ですが、ビジネス向けSNSサービスを利用するのも良いでしょう。
自分が請け負ってきた仕事内容や実績・スキルはもちろん、仕事を募集している旨を投稿すれば、それを見たクライアントから声を掛けられるチャンスが広がります。
フリーランスWebデザイナーの年収は行動力とスキルで上げていける
フリーランスWebデザイナーの年収相場と年収を上げる方法について解説しました。
フリーランスWebデザイナーの年収相場はフルタイム稼働で200万円から800万円以上と非常に幅広いです。
年収を上げるにはスキルや実績を増やしていくことが不可欠なので、フリーランスになるならWebデザインスキルをどんどん伸ばして、より高単価な仕事を任せられる人材を目指しましょう。
Webデザイナーがスキル・実績を上げる方法にはさまざまな選択肢がありますが、特に初心者の場合は企業Webデザイナーとして働いて実績を増やす方法がおすすめです。
企業Webデザイナーとして働けば、安定した収入と実地でのWebデザイン経験を積めるため、フリーランスを目指す過程の1つとしてもメリットが多い働き方です。
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フリーランスWebデザイナーを目指す第一歩として、まずは企業で実績を積みたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください!
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
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