元請けのメリット・デメリットをわかりやすく3分で解説!
お金が稼ぎやすい元請け、あなたは知っていますか?
元請けは、下請けなど様々な言葉がありますが、元請けが1番稼ぎやすいと言われています。
元請けから下請けに、そしてさらに下請けに…という構造もあります。ですが、元請けにはメリットもデメリットもあったのです。
元請けとは?
元請けは、発注者から直接仕事を請け負う個人事業主、企業などを指します。
そしてさらに、元請けからの仕事を請け負うことを下請けと言います。
そしてさらに、2次下請け、3次下請けとなっていきます。またの名を孫請けとも言います。
元請けと下請けは、大きな仕事を分散させることで効率良く依頼を完遂するための仕組みです。
また、下請けがさらに他の業者に仕事を依頼し、さらに作業効率をアップさせる狙いがあります。
下請けとの違い
元請けは発注者と「大きな金額で受注契約」するのに対して、下請けは元請けと「受注契約よりも少ない金額」で契約をします。
つまり、元請けがクライアントと打ち合わせし、予算、内容、スケジュールを決めていきます。
その後、下請けは予算に合った仕事を、納期までに管理するのが主な仕事になるのです。
元請けのメリット
元請けのメリットは主に3つです。
「①直接仕事を受けられる②自社だけでは不可能な依頼も受けられる③作業効率が上がる」となります。
順番に重要なところをギュっと凝縮してお伝えしていきます。
直接仕事を受けられる
価格やスケジュール、事業内容など、クライアントと交渉するので有利に話を進めることができます。
下請け込みの実績も元請けのものになり、その後継続して仕事を受注することも期待できます。
また下請け会社にも、元請け会社から仕事を受けるメリットがあるということを認識しておきましょう。
元請けから仕事を受けられるので、1度契約して実績が評価されれば今後営業をしなくても仕事を受注することができるのです。
クライアントは、大きな会社や実績のある会社に仕事を依頼します。そのため、実績があまりない個人事業主や企業にはなかなか仕事が回ってきません。
しかし、下請け会社としての側面を持っていれば、仕事を分けてもらえるのです。
元請けと関係をもっておくことで、仕事に困らず経営していくことができます。
自社だけでは不可能な依頼も受けられる
元請けの技術だけでなく、下請けの技術もフル活用できるので、幅広い依頼を受けることができます。
また、いつもの規模ではできないような大きな業務、専門性の高い分野も受注することができます。
元請けしかできない仕事は元請けが、下請けでもできる業務は下請けに。
そのようにしていくことで、受注数を増やして事業を拡大することも望めます。
下請けを上手く利用しつつ、元請けが儲けるような構図が多い傾向にあります。
作業効率が上がる
元請けのだけで行うよりも格段に作業効率がアップします。
人数さえいればできるような仕事は下請けと協力して、技術的問題も下請けと協力して解説することができます。
作業効率がアップすることで、受注数を増やし元請けも下請けも売上を上げることができます。
元請けは、下請けの価格も決めることができるので、作業効率も上がり金額調整によっては青天井に売上を上げ続けることができるのです。
仕事を貰う立場にある下請けは、元請けの言い値で請け負わざるを得ないことが多いので、下請けが価格面で有利な立場になることはありません。
元請けのデメリットは?
元請けのデメリット主に3つ。「①クライアント依存のビジネス②下請けの失敗は元請けの失敗③下請けに安値を提示すると切られることも」ということです。
①クライアント依存のビジネス
請負業務をしている状態では、クライアントから仕事を貰っている状態です。
ですので、そのクライアントが切れてしまえば、終わりということです。なので、自分で商品を作っていく努力もしないといけないのです。
②下請けの失敗は元請けの失敗
クライアントは、元請け会社と契約をしているので、下請けとは一切関与していません。
そのため、下請けに何か不備があった場合は、元請けの責任として見られるのです。
法的にも、下請けの過失は元請けの過失と同視されることが多い傾向にあります。
③下請けに安値を提示すると切られることも
あまりにも安値で下請け業者に提案すると、ナメてる・不信感などから永久に契約することができなくなってしまいます。
元請けも下請けもいつでもWIN-WINの関係を築く必要があります。
ここができていないければ、元請けだけで手一杯になってしまいます。
ビジネスでは商流を大切にしよう!
元請けは、下請けがいることで作業効率も受注幅も上がります。
下請けは、元請けがいることで営業せず受注できたり、売上を上げることができます。
つまり、このビジネスの商流を大切にし、元請けにもリスペクトを下請けにもリスペクトを持つことが重要です。
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