ミッション、ビジョン、バリューの決め方や違いを説明

ビジネスシーンでよく耳にする、「ミッション、ビジョン、バリュー」。

あなたは明確に使い分けて使用できていますか？

間違った使い方をしてしまうと、相違が生まれしまいます。

そうならないためにも、ミッション、ビジョン、バリューの決め方や違いを徹底解説していきます。

ミッション、ビジョン、バリューの違い

ミッション、ビジョン、バリューの違いは、「目標達成に向けた行動指針」として定義することができます。

それぞれ、目標達成するために掲げられ、それらを元に行動ベースに落とし込んでいきます。

では、それぞれにどんな違いがあるのか？解説していきます。

ミッション

ビジネスシーンでよく耳にする「ミッション（mission）」は、「使命や任務」という意味で用いられます。

そのため、理念に近しいものです。

・企業におけるミッション

組織が社会に対して価値を生み出すための理念です。

企業がサービスを通じて「社会にどんな良い影響をもたらすのか」「人々にどんな価値を残していくか」を言語化したものです。

顧客や社会、時代が求める価値から逆算して導きだされたミッションによって、企業の存在意義があるといっても過言ではありません。

・個人におけるミッション

企業のような壮大なスケールでなくても、個人でもミッションを設定するケースがあります。

人材育成に力を入れ個人のミッションを達成させることで企業も比例して成長していきます。

そのために、個人の成長を促すためにミッションを設定する場合があります。

ビジョン

ビジョンは、事業を通じて成し遂げたいこと、目指すべき像を示します。

顧客や社会からの視点で、未来にどのような結果をもたらすのか？という視点で見ることが多いです。

事業を運営して行った結果、人々が受ける恩恵を指し示します。

企業目線では、その未来で我が社のあるべき状態を指します。

期限も提示した上で、事業規模、従業員数、売上規模、展開方法、などの位置付けがどんな状態になっているのかを創造させるものでもあります。

バリュー

バリューは、世の中に約束する価値・強みです。

顧客がサービスや商品などに対して適正であると認める価値、サービスや商品を利用することにより顧客が得られる価値という意味もあります。

企業の商品やサービスが社会にどのような価値を提供するか、企業が掲げるミッションの中で、どのような商品を開発するか、サービスをどう改善していくか、バリューと照らし合わせて考えることができます。

そのため、ミッションやビジョンよりも、より具体的な内容であることが必要です。

ミッション、ビジョン、バリューの決め方のコツ

ミッション、ビジョン、バリューを決める際、企業と個人では見解が180度違うという前提は理解しておいてください。

トップダウンの価値観の押し付けは逆効果に、個人だけの主観だけでは企業が成長しなくなってしまうのでバランスを取る必要があります。

そのため、ミッション、ビジョン、バリューを決める際は、社員自ら共感してもらえるような仕組みや施策が効果的です。

普遍的に定めるためには、社員を巻き込み自分が働く企業の指針を決める場に参加することが重要です。

経営陣とのミーティングでも社員の意見を汲み取り、企業全体で創造している状態にしましょう。

ミッション、ビジョン、バリューの決定後

ミッション、ビジョン、バリューを社内へ浸透させる時、全社員が集まる全体会議や入社式といった機会に発言しましょう。

また、ミッション、ビジョン、バリューに共感し、行動し結果を生み出せる人を評価する取り組みが有効的です。

この評価はやはり数字ベースで見るべきだと言えます。

良いサービスや商品を世の中に提供した対価として結果が数字に反映されます。

そのため、頑張りました！といくら言ったとしても、数字に反映されていないとうことは、第三者には影響を与えていない自己満足なのです。

そのため、ミッション、ビジョン、バリューを数字として評価することをオススメします。

ミッション、ビジョン、バリューが出来たら採用活動してみよう

ミッション、ビジョン、バリューが決定したら、それらを元に採用活動を実践してみましょう。

この3つが決まっていると、面接社も採用側もイメージの相違がなく、採用することができます。

そのためにも最後に復習していきたいと思います。

ミッションは、「使命や任務」という意味で用いられる理念に近しいもの。

ビジョンは、事業を通じて成し遂げたいこと、目指すべき像を示します。

バリューは、世の中に約束する価値・強みです。

ミッション、ビジョン、バリューは、企業と個人では見解が180度違うため、トップダウンの価値観の押し付けるのは控えるべきです。

社員自ら共感してもらえるような仕組みや施策を作り、企業全体で創造している状態にしましょう。