【失敗する人の9割が陥るミス】出来ないフリーランスが陥る失敗は時間管理!
フリーランスは特定の企業・団体に所属していない分、仕事をする時間や場所を自由に決められるのが大きな利点です。
一方で、時間の使い方を誤ると納品が毎度締め切り直前になってしまったり、せっかくの休日も作業の進捗が気になって楽しめないといった事態に陥ります。
ここでは、フリーランスが日々健全に仕事をこなし、着実に収益を積み上げていくための時間管理術を解説します。
まずは働く時間やマイルールを決めておく
フリーランスとして活動を始めるなら、まず最初に働く時間・分量を具体的に決めておくべきです。
企業に勤める雇用者とは異なり、明確な始業および終業時間が存在しないため、時間を自由に使えるのがフリーランスのメリットです。仕事をする時間、休む日を自由に決めて自分に合った働き方を追求できるのがフリーランスの良いところと言えます。
一方で、自由がきき過ぎてしまうがゆえに上手にやりくりしないと時間をムダにしたり、思ったように収益が得られないといったデメリットもあるため、注意が必要です。
働く時間を決めるといっても、作業ごとに細かい時間割を作らなければならない訳ではありません。
大まかに1日あたりの作業時間・分量を決めておくと良いでしょう。
例えば、月収30万円を目指すとして、月に20日間働くと仮定した場合の1日あたりに必要な稼ぎは1万5,000円になります。
ここからは業種や単価にもよりますが、仮に1時間につき2,000円稼げるとしたら7〜8時間が1日の労働時間の目安となるでしょう。フリーランスとしての活動を始めて間もない方は作業スピードや単価などが不透明な状態ですから、おおよその時間の目安を立てれば十分です。
もちろん、1日の労働時間の計画を立てたからといって厳格に守り続ける必要はありません。
納期が迫っていたり、複数のプロジェクトを抱えて忙しい時期もあれば、反対に納品を済ませた直後や業界における閑散期など時間的に余裕があるタイミングもあるでしょう。
体調が優れなかったり、疲労が溜まっている時は思い切って作業を切り上げるといったように柔軟に対応する必要があります。
最初のうちは大幅に作業時間をオーバーしてしまったり、逆に時間が余ったりしますが、長く続けていくと徐々に自分なりの時間の使い方が分かってくるでしょう。
また、1週間のうち1〜2日は必ず休む、作業の合間に休憩時間を3回以上取るなどマイルールを定めておくのもおすすめです。
なお、企画立案など頭を使う作業は午前中に、さほど頭脳を使わず手先だけでできる単純作業は午後に行うとスムーズです
仕事はもちろん、日々の何気ない細かい動作まであらゆる決定権を担っているのが脳であり、1日のうちに無数の判断・実行を行っています。数々の選択・決定によって疲弊しつつある午後以降よりも、起きて間もないフレッシュな脳を活用できる午前中に頭脳が必要な作業をこなすと効率が良くなりますからおすすめです。
優先順位をつけて、タスクをスケジュールに落とし込む
仕事をこなす順序やペース配分の管理も、フリーランスの場合は全て自分で行わなければなりません。
仕事によって重要度や緊急性、作業のボリュームなどそれぞれ異なります。締め切り日までの猶予があるものの膨大な作業を必要としたり、緊急性が高いけれど数日で終わるような業務であったりと仕事によってさまざまであるため、作業のボリュームや重要度・納期などを考慮しつつ、優先順位をつけていけば作業の効率はもちろん心理的な安定も得られるでしょう。
優先順位をつける際のポイントとしては、緊急性と重要度の2つの視点で案件を分析することです。
重要であり、なおかつ急ぐ必要のある仕事は最優先であるべきで、日程が迫っておらず作業をする必然性がさして高くない案件であれば後回しにしても大丈夫でしょう。
見極めが難しいのは、重要度が高いものの急ぐ必要のない案件と、さほど重要ではないもののとにかく急がなければならない案件です。
最優先事項と現在のスケジュールの状況を見合わせつつ、適切に判断していく必要があります。
ある程度優先順位の振り分けが出来たら、作業の分量も考慮しつつ細かく分けていきます。重要度が同じ仕事であっても、その業務に内包する作業のボリュームによっては優先順位が変わるケースもあるからです。
2つの案件の納期が同じであっても、片方の作業ボリュームが圧倒的に多い場合は早めに取りかかった方が良いでしょう。
作業ボリュームを見極めるには、小さなタスクへと分解していく方法が有効です。
作業に必要な時間や労力が分かりにくい案件は、特に細かく分解することで具体的なスケジュールが見えやすくなります。
例えば、メールの返信やレシートの整理といった単純作業に比べて、原稿の作成やデザインの立案といった作業は漠然としていて全体像が見えづらいです。
そこで、大きなタスクを小さなタスクへと分解するという方法が活躍します。
原稿の作成に取りかかる前に参考となる資料を探したり、目安となる文字量や求められている文章のテイストを調べる必要がありますが、これは図書館および書店に行って本を探すというタスクや案件を受け取った時に渡された仕様書を読んで情報をまとめるといったタスクへと分割ができます。
タスクを細かく分けることで作業量が見えやすくなるだけでなく、スケジュールにも落とし込みやすくなります。原稿の作成という漠然としたタスクではいまいち実感しにくかった作業も、図書館に行くという作業へと分割することにより隙間の時間も余すことなく活用できるようになるため、おすすめの手法です。
大きな予定をスケジュールに書き込んで終わるのではなく、優先順位をつけた上で細かいタスクを落とし込むことによりスケジュール管理が楽になり、精神的な余裕も生まれるでしょう。
記録をつけつつ臨機応変に計画をブラッシュアップする
自身の仕事の進捗具合を適切に管理するのも、フリーランスに求められる能力の1つです。
取り組んでいる案件や大きなタスクはもちろん、1時間で終了する小さなタスクまでTo Doリストに作業状況を記録して管理しておきましょう。
タスクを落とし込んだスケジュール帳とは別に一覧表を用意しておけば、自分が抱えている仕事の総量をすぐに把握できます。
もし急に新たな仕事を持ちかけられた場合も、仕事の進み具合や自身のキャパシティを考慮しつつ応対できるでしょう。
記録をつけることで作業状況が明確になるだけでなく、自身のキャパシティが分かるようになるためおすすめです。
実際にデスクに向かっている時間だけでなく、休憩や試行錯誤をしている時間を含めた総合的な時間を把握できます。また、ずっと作業時間や所感などの記録をつけておくことで、時間の使い方の見直しもできるようになります。
例えば、自分は今まで夜間の方が集中できると思い込んでいたものの実は早朝の方が捗るとか、単純作業が苦手だと思っていたけれどむしろ一番早くこなせているなど、記録から自身の傾向を読み取り、スケジュールや作業の取り組み方を定期的に見直しましょう。
一度決めた計画やスケジュールを厳密に守るのではなく、記録を基に分析しつつ色んな方法を試していくのがおすすめです。自分なりの時間の使い方を見極めつつ、定期的にブラッシュアップしてより効率の良いスケジュールを組んで行くことが大事です。
案件をこなしながら自分なりの時間の使い方を常に見直していこう
時間の使い方が自由なフリーランスの特性を活かし、自分に合った働き方を見極めていくことが収益を上げていく上で重要です。
まずは働く時間の目安を大まかに決めて、タスクごとの優先順位をつけてスケジュールに落とし込むことから始めてみましょう。
最初から時間を厳密に守ろうとせず臨機応変に対処し、日々の業務をこなしながら自分に合った時間の使い方を見極めていくことが大切です。
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