【フリーランス必見!!】絶対に知っておきたい保険の話
「フリーランスが加入できる保険は国民健康保険だけ」と思い込んでいませんか?
実はフリーランスが加入できる保険の選択肢は複数あり、なかにはフリーランスの仕事をサポートしてくれるものもあります。
フリーランスに転身するなら、数ある保険の選択肢から「どれが自分にとって役立つのか」「負担が少ないのか」を見極めて選びましょう。
今回はフリーランスが加入できる保険の選択肢について解説します。
フリーランスの公的医療保険の話
フリーランスになるなら、公的医療保険の仕組みについて知っておく必要があります。
「加入できる保険は国民健康保険だけ」と考えている方もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
ここではフリーランスが加入できる公的医療保険について解説します。
会社員時代の健康保険の任意継続について
正社員をはじめ会社や企業と雇用関係を結んでいれば、その会社が提供している社会保険に加入できます。
社会保険の方が保険料の負担額を抑えられるため、これまで会社員だったのであればその会社の社会保険に転身後も任意継続できます。
これは社会保険に2ヶ月以上加入していれば誰でも利用できる制度で、退職後2年まで会社の社会保険に加入できます。
しかし、保険料を会社に一部負担してもらえなくなるため、任意継続の場合保険料が倍増する可能性があることも知っておきましょう。
家族の扶養に入るという選択肢もある
家族の誰かが社会保険などに加入していれば、その人の扶養に入ることができます。
扶養の範囲内であれば本人に保険料の支払い義務はないため、こちらも負担額を大きく減らせるでしょう。
しかし、扶養に入るにはフリーランスの場合、以下2つの収入要件を満たす必要があります。
・月収108,000円未満
・年収130万円未満
以上の収入の範囲内であれば、家族の扶養に入った方が保険料の負担が少ないため、手続きしておくと良いでしょう。
国保よりお得な保険・国民健康保険組合とは
「フリーランスの保険といえば国民健康保険」と考えている方が多いですが、負担額を減らしたいのであれば、保険制度についてさらに知識を深める必要があります。
国民健康保険よりも負担の少ない保険制度を利用するなら、「国民健康保険組合」が提供する国民保険に入る方法が挙げられます。
国民健康保険組合とは、会社ではなく特定の「職業」に就く人が加入できる制度です。
デザイナーや作家が加入できる「文芸美術国民健康保険組合」は国民健康保険組合を母体に持ち、組合員は申請・審査を経て国民健康保険組合の保険に加入できます。
保険料は一律月額19,600円のため、高収入な人であればあるほど負担額を減らせます。
特定の職種のフリーランスであれば、国民健康保険組合への加入も検討しましょう。
仕事でのリスクを補う保険
フリーランスは医療費に対する保険制度だけでなく、仕事に関するリスクに備えた保険も視野に入れることが大切です。
不測の事態により仕事でミスを犯した場合など、損害賠償が求められるケースにおいて負担を減らしてくれる保険制度も存在します。
ここではフリーランスが備えておきたい仕事における保険制度を解説します。
賠償責任補償とは?
賠償責任補償とは、仕事のミスや不測の事態により情報が漏洩した結果、クライアントから賠償責任を求められた際に利用できる補償制度です。
賠償金は、事態の深刻度によっては個人の支払い能力を優に超える額を請求される場合もあります。
そこでフリーランス向けの賠償責任補償を活用すれば、保険が下りて賠償金額の一部を負担してもらえます。
なかでも手軽に活用できるのが、フリーランス協会が提供する「ベネフィットプラン」です。
そのため大きな仕事・責任を問われる仕事であればあるほど、賠償責任補償が含まれた保険プランは加入しておくと心強いでしょう。
働けない場合に備える保険
大きな病気や怪我をすると、医療費は国民健康保険で負担額を減らせる一方で、治療・入院期間中は働けなくなり、収入も激減します。
こうした働けない場合に備えて保険を活用するのもおすすめです。
PE-BANKが提供する福利厚生は「所得補償手当」をはじめ万が一に備えたサポートが充実しています。
健康診断や予防接種の費用負担も受けられるため、フリーランスが健康に働く際に役立つ保険制度です。
フリーランスにおすすめの保険
フリーランスが社会保険に加入する場合「国民健康保険」と「文芸美術国民健康保険」の2種類が挙げられます。
なかでも文芸美術国民保険は、加入できる職種が限られてはいるものの、保険料が一律で高収入な人ほど保険料の負担額が減らせます。
しかし、文芸美術国民健康保険は加入する条件である「団体の加入」が必要なことに加え、審査も厳しく団体に加入しても保険に加入できるとは限りません。
そのため「本当に入れるのか不安」という場合は、他の手段で工夫することが大切です。
保険料を少しでも安くしたいとき
国民健康保険の保険料は自治体ごとに大きな差があり、最も高額な自治体と最も安い自治体では4倍近くの差があります。
そのため、保険料を少しでも安くしたいのであれば、保険料が安い自治体に引っ越す方法が挙げられます。
フリーランスは働く場所を自由に選択しやすいことも強みのため、引越しを考えているのであれば、可能な範囲で保険料が安い自治体に移りましょう。
フリーランスの保険に強くなろう
日本では健康保険への加入が義務付けられていますが、フリーランスは保険料の負担額が大きいため、少しでも負担を減らす工夫が大切です。
入る保険を選ぶほか、引越しを活用するなど、健康保険の負担を減らす工夫を始めましょう。
また、フリーランスは仕事のすべてに責任が生じるため、万が一に備えて仕事用の保険制度を利用することも大切です。
自分に必要な保険・長くフリーランスとして働くために必要な保険を上手く選んで、より良いフリーランス生活を目指しましょう。
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