【ステップごとに紹介】新卒でもグラフィックデザイナーになれるのか？

グラフィックデザイナーへ新卒で就職するにはどうしたらいい？

卒業後は、クリエイティブ職で人気のグラフィックデザイナーへなりたいとお考えではありませんか？

デザインの中でも、人気があるグラフィックデザイナーは企業のイメージを作る重要な職種です。

ですが、クリエイティブ職への就職は人気があり狭き門と言われています。

その理由は、就職先である業種の広告代理店や制作会社が、就職の枠が狭いことや大手企業の競争率が激しいことにあるでしょう。

では、グラフィックデザイナーに新卒でなるために必要なスキルや面接の対策についても紹介します。

ぜひ、読み進めてみてください。

グラフィックデザイナーの重要性

企業では、ロゴのデザインやパッケージ、広告やパンフレットを使いお客様の関心を高めるためにグラフィックデザイナー採用に力を入れています。

なぜなら、企業にとっては、ブランディングへの成功こそが事業の成功につながるので、お客様へ印象を残すためには腕のいいグラフィックデザイナーが欠かせません。

グラフィックデザイナーは、商品やサービスの魅力を引き出すために適切な配色やレイアウトフォントを選び魅力的なデザインへと仕上げる必要があります。

ウェブデザインや広告、キャンペーン用のデザインとあらゆるところでグラフィックデザインの力が必要です。

お客様に受け入れられやすいデザインを制作することでビジネスの成功が決まるため、今後も需要が高い職種でしょう。

新卒でグラフィックデザイナーになるためのステップ

新卒でグラフィックデザイナーになるためには知識を学ぶ必要があります。

・グラフィックデザイナーの基本を学ぶ

・造形表現全般の基本、デッサンや理論を学ぶ

・グラフィックデザインの技術を磨く

大学を卒業するとこの3つの基本や技術を学べます。

大手の広告代理店や制作会社、デザイン事務所では学歴がある方を採用の基準にしている会社もあるので、大手へ就職を希望する方は大学進学を考えて行くといいです。

短大や専門学校を歩むと大学より年数が少ないためよりグラフィックデザインを作るためのツールを使用した実践的なことを学ぶこともできるでしょう。

また、グラフィックデザイナーの主なツールとしては下記5つのツールを使いこなせる必要があります。

ツールを使いこなせることで、現場では問題なく取り掛かることができます。

・Adobe Premiere Pro

・Photoshop

・Illustrator

・Excel

・Powerpoint

そのほかにも、学生のうちに身につけるべきスキルや知識、卒業後に必要なスキルがあるので、把握しておくと就職や社会人生活に役立つのでお伝えします。

学生時代に身につけるべきスキルと知識

学生時代に積極的に身につけておきたいスキルは自発的な学びです。

自らトレンドを調べることやターゲットに対してどんなデザインでアプローチするのかコンセプトメイクができるスキルが必要です。

制作過程において大切にしたいことや特にこだわったことを説明をできるようにすることもよいでしょう。

そして、学生のうちに趣味の作品を作り自由な発想力を鍛えておくことも大切です。

特に、ゼロベースでデザインを思案できることを楽しめることもデザイナーには必要なスキル。

発想力を鍛えるためにも、有名なアートディレクターやデザイナーの作品から学び、同じように制作してみると他人の思考がわかります。

なぜ、その作品はこのデザインなのかと制作すると制作者の気持ちに寄り添うこともできるでしょう。

そして、業界にてインターンやアルバイトの経験があると知識とスキルをが磨けます。

卒業後に必要なプロスキル

実際に卒業後に必要なスキルは、前述にもお伝えしたデザインで使用するソフトを使いこなす編集や加工のスキルも必要です。

スキルを備えた上で仕事に取り組むことでクライアントの要望に答えることができるでしょう。

グラフィックデザイナーは、クライアントの要求や課題に対して創造的に提案することで信用にもつながります。

また、大きなプロジェクトになるほどクライアントやコピーライターの方、社内の制作チームとのコミュニケーション力が重要です。

その点においては、チームでプロジェクトを遂行することを学生時代に体験する機会があれば積極的に参加するとよいでしょう。

学生時代に頑張ってきたことを現場で発揮する力も必要ですね。

グラフィックデザイナーの新卒採用の現状と対策

早速、グラフィックデザイナーの新卒採用についてお伝えします。

グラフィックデザイン業界の新卒採用の傾向

株式会社リクルート就職みらい研究所によると、2023年卒業の一般大学生内定率は96.8％と前年度と同水準と報告があります。

ところが、美大芸大就活ナビを利用した23年度の卒業生にアンケート実施調査が行われた結果、クリエイティブ職に就職したのは69.1％でした。

就職先で人気の広告代理店は実は、需要が減っています。

その背景にはデジタル化が進んでいることがあり、広告代理店に頼らずともデジタル広告を自社で運用や分析をすることが可能になったことです。

デザイナーの中でもダントツに人気なのがグラフィックデザインのお仕事ですが、需要と供給がマッチしていない現状もあるのが理由の一つでしょう。

とはいえ、広告代理店の年収は一般企業に比べると高いこともあるので、新卒で入社するにはどうしたらいいのか対策する必要があります。

では、自己PRと就職の面接対策についてお伝えします。

自己PRと面接対策：クリエイティブな職業への道己PRと面接対策

就職の難関である自己PRと面接に挑むために心がけることをお伝えします。

面接で主に聞かれるのが、あなたの作品についてです。

ポートフォリオの世界観の統一やアイデアをアピールすることができる唯一の場でしょう。

その中より、優れた作品を1点プレゼンをする機会がある場合、次のことに気を付けてみてください。

・どんな人に向けたデザインしたのか

・制作の過程で特にこだわったこと

・自分のデザインの強みまたは弱み

・出来上がった後に思った、本当は取り入れたかったこと

緊張して人前で話すのが苦手な人でも、あなたのデザインへの熱量は面接官に伝わります。

さらにいえば、クリエイティブ職はチームで作り上げていくことが多く、周りへの配慮や関係性を深めたエピソードがあると協調性のアピールにつながるでしょう。

作品への情熱を伝えるのとともに、会社でどのように活躍できるのかを面接官へ伝えることも必要ですね。

新卒グラフィックデザイナーとして成功しよう！

今まで、グラフィックデザイナーになるためにたくさん勉強してきたはずです。

ですが、クリエイティブ職への就職が狭き門のために諦めてしまう人もいます。

新卒でグラフィックデザイナーとして成功するには、デザインに向き合う姿勢や、制作するチームとのコミュニケーションを取ることが重要になるでしょう。

必ずしも、ポートフォリオだけが優れていればよいということではなく、人間性も見られます。

学生のうちにたくさんのデザインを学び作る楽しさを知り、積極的に就職活動をすることを心がけましょう。

あなたのデザインがたくさんの人に感動を与え、企業のイメージを強めることができるでしょう。

そのチャンスを逃さないように、新卒で就職できることを願っています。

文／おかねチップス編集部
監修文／おかねチップス編集部