新米社長の成田龍矢さんが、1年間に渡って税理士の山内真理先生から会計や経営のノウハウを学ぶこの連載もついに最終回。今回のテーマは、スタートアップがIPO(上場)する際に必要となる資金調達について。「資本政策」立案やIPOのメリットなどを学びます。さらに、創業1期目を終えた成田さんの会社の業績や成果の発表も! 果たして、成田さんは1期目にどんな経験をし、何を学んだのでしょうか? 最後の最後までお楽しみください。
売上だけでなく、体重も右肩上がりの成田さん
この連載も今回で最終回です。成田さん、「LON」を創業して1年目を振り返っていかがですか?
いや〜、うっすらお気づきかもしれないですけど、僕この1年で超太った んですよね。
体重は前年比+8kg です。 この要因は明確で、毎日仕事しかしてないから。朝から深夜まで仕事して、1日の唯一の楽しみはごはん。昼はおにぎりなどで軽く済ませて、夜にコンビニ食を一気食いしちゃうんです。
ここ1年の成田さんのビフォーアフター。左が2022年4月、右が2021年4月
平均3時間くらいですね。寝るのは好きなんですけど、寝なくても仕事できちゃうんで。
ちゃんと睡眠時間も確保してくださいね。ちなみに、来期の体重の目標は(笑)?
目指せ−8kg!! ですが、去年も今年もダイエットしてはリバウンドしているんですよね……。3食サラダで、筋トレとランニングを1カ月続けて10kg落としたんですが。
やると決めたらやり遂げるタイプなんですね。ちょっと極端な点が心配ですが。健康診断で健康面は問題ないんですか?
今まで健診を受けていなかったんですが、生命保険に入ったので、今後は定期的に健診を受ける予定です! なんか、最近胸が痛くなることがあるので(苦笑)。
早めに健診を受けてください! 私が成田さんの顧問税理士だったら、いろいろな数字を見たうえで保険を勧めますね。
経営者向けのお得な生命保険があると教えてもらい、最近入りました。
経営者向けの保険は将来のリスク対策だけでなく、損金算入により税圧縮に繋がるものもありますからね。とは言え、経営だけでなく健康面のリスク管理も大切に!
本日のレジュメ
資金調達に欠かせない「資本政策」について学ぼう なぜ多くのスタートアップはIPOを目指すのか。そのメリットを紹介! 最後に、成田さんの1期目の業績を発表!
【POINT 01】“資金調達に欠かせない「資本政策」を知っていますか?”
最終回は「資本政策」がテーマ。それに伴う資金調達ってどうすれば?
今回は、前回お話しした「中期経営計画(以下、中計)」と関連する「資本政策」の立案について。 中計は、長期的な目標を達成するために必要な数々の施策を整理したロードマップですが、資本政策はその際に発生する資金調達全般のプランニング。IPO(上場)を目指すスタートアップの経営者には必須になります。
なるほど。資金調達というと、具体的にはどんなケースが多いですか?
たとえば、アプリ開発に必要なエンジニア採用や商品PRをする場合など、いつ、いくら必要になるかを考えたうえで、どこから資金を集めるのか事前に計画する必要があります。 数千万円や数億円の資金調達のたびに場当たり的に動くと、うまくいかないことも多いですね
計画性が大事なんですね。出資者はどうやって探せばいいんですか?
事業会社やファンド※1 、個人投資家、ベンチャーキャピタル※2 (以下、VC)などから探します。 スタートアップがIPOするまでには、シード、アーリー、ミドル、レイターという4つの事業ステージがあり、その段階や市場の特性、商品サービスの中身などによって投資してくれる出資者は異なります。 プロダクトを市場に提供する前段階の「シード」の会社は、将来性の予測がしにくく、投資に大きなリスクが伴うので事業会社から投資を得るのは難しい。そのため、個人投資家が経営者自身を高く評価したり、商品やサービスの構想が画期的だからといった理由で出資が始まるケースも多い ですね。
※1 投資家たちから集めた資金を管理・運用する投資の仕組み ※2 未上場企業に出資を行う投資会社や投資ファンド
僕の周りにも個人投資家から出資を受けている若手経営者がいます。
IPOをゴールとしたとき、上場までのスケジュールを組み立てることが大事。 先ほどの事業ステージごとに、シード、シリーズA、シリーズB、シリーズCといった投資ラウンドがあり、そのラウンドごとにいくら資金調達をして、株を何割放出するのかを考える必要があります。 ただ、経営支配権は、発行した株の総数に対して株主が保有する割合を示す「持ち株比率(または議決権比率)」によって変わるので要注意。 経営者が所有する100%の株のうち、放出する比率が高くなるほど、経営者自身の経営支配権は薄くなり、経営の安定性は失われます。投資家の都合次第で役員を交代したり、事業をハンドリングできてしまうので。そのため、経営者が支配権をコントロールしながら、上場後の理想的な株主構成を考えることが大切。また、役員やその他の協力者など、社内外で長期的に安定して株を保有する、いわゆる安定株主のバランスの維持を目指すことも大切です。
たくさん出資してほしいからと、闇雲に株を放出するのは危険なんですね。
放出する株を増やさずに、いかに調達額を大きくするか。それは、株の価値を高めること です。
真剣に山内先生の話を聞き入る成田さん
株の価値は、財産や債務の状況の他、事業の将来性への期待値を元に決まります。水物ではありますけど、実績と綿密な計画によって、その価値が裏づけられます。IPOに向けた計画の実現可能性、いわゆる「蓋然性」をアピールするために、中計や資本政策が必要不可欠なんです。 外部の専門家や投資に長けた役員がリードしながら、ファイナンス理論に則って株価算定を行い、投資家との交渉を行うことが一般的です。我々、公認会計士も資本政策の支援を行っています。
また、資本政策にインセンティブプランを組み込むことも大事です。 リスクの高い事業で優秀な人材を雇って成果を出したいとき、モチベーション高く働いてもらうためにはインセンティブが必要ですよね。インセンティブプランの1つは「ストックオプション」と言って、自社の株をあらかじめ定められた価格で買える権利。将来IPOして株価が上がったときに、ストックオプションの権利行使をして安い金額で株式を取得でき、売買することで利益を得られます。 創業期からの従業員や役員、一定の外部の関係者に上場後の利益を還元できる仕組みです。顕在的な株に代わるストックオプションを使って、雇用を充実させることも可能です。 以上のポイントを押さえて資本政策を立案して投資家と交渉し、資金調達を行いましょう。
【POINT 02】“スケールを目指す会社にとって、IPOはスタート地点です”
上場の予定はないと言いつつも、上場の話には興味津々の様子
僕の会社「LON」は今のところ上場は考えていないのですが、上場するメリットって何なのでしょう?
いろいろありますけど、1つは会社の持続可能性が高くなること。 会社が経営者の個人的なものからパブリックなものになり、経営者が去っても事業は続けられますから。 また、会社を手離すときに株式譲渡といって株を売却すると、いわゆる創業者利益が得られる可能性があります。 それまでの事業への投資を回収して、私財産にできるということです。経営者が株を手離したあとにそれらを元手に高額のアートを落札したことが時折ニュースになったりしますよね。
それから、一般的に上場会社には優秀な人材が集まりやすいので、採用がしやすい こともメリット1つですね。
やっぱり業績が安定していて福利厚生も充実している会社で働きたい、という人は多いですよね。
そして、上場の最大のメリットは、株式が流動性のある市場に流通すること。 自社の株価が上がれば、配当すなわちインカムゲインのほかに、売却利益すなわちキャピタルゲインを得られ、投資家には大きなメリットがあります。株が多数の株主に分散して高度に流通していけば多額の資金調達をしやすくなるので、資金が必要なビジネスがしたいならやはりIPOが必要になります。 スケール(拡大)を目指すビジネスを行う会社にとっては、IPOがスタート地点と言えますね。上場の審査では、売上はもちろん、「統治・支配・管理」といったガバナンスが整っているかもチェックされます。各種のリスクをコントロールするためにダブルチェックの体制を整えるなど、内部統制の構築が義務に。利益計画や予算計画などを精緻に作れるかどうかも問われます。
また、上場したら定期的に情報の開示が必要になり、有価証券報告書などを投資家に報告する義務が伴うなど、あらゆる点でハードルは高い のですが、それを乗り越えてまでメリットがあると考え上場にトライする会社は多いですね。上場するなら中計や資本政策を使って、目指すべき成功シナリオを具体的に設計し、目標実現のために投資家をうまく巻き込んでいくことが大切 です。
出資を得たら、その分、株主からの要求があるのでそれに応える必要も出てきます。 事業会社からの出資の場合、直接の経済的リターンよりも事業シナジーを求めることも多い。たとえば、ある領域に新サービスができることで、その会社の本業に良い効果があるとか。事業会社を巻き込むなら、そのための戦略を考え、スケジュールを切ったりし資本政策を立案することが大切です。
ちなみにスタートアップが出資を受けた後、利益が出ない場合はどうなるんですか?
経営陣にも様々な厳しい要求が出てきますし、場合によっては進めていた事業を撤退するかどうかの判断を迫られる でしょう。 そこに至るまでは、投資家たちからの厳しい目線に晒されながら役員の体制を変える、サービスの中身を大幅にシフトするなど、相応の要求に応える必要があります。資金がカツカツになったら、会社の存続危機が訪れると覚悟もしておかないと。
VCにはいろいろな意見を言われる前提で、出資を受けなければいけないと思います。ただし、それらを実行して成果を挙げるのは経営者自身なので、適切に判断する力も必要になりますね。 成田さんは周りの経営者とIPOについて話すことはありますか?
同世代に学生起業をした友人が多く、資金調達のためにVCや個人投資家に話を持っていく話をよく聞きます。そのつながりでVCの知り合いも増えましたね。クリエイティブ業界にはVCや投資家とのつながりがある人は比較的少ない印象ですが。
投資家や投資を受けた経験のある経営者仲間とのつながりは、大きな価値ですよね。何かあったら頼ったり相談できたりしますから。IPOの勉強はいつでもできますが、忌憚なく経営上の助言を頂ける関係など、豊かな人間関係は一朝一夕にはできないから大事にしたいですよね。
「経営者同士のつながりは、大切にしたいですよね」と山内先生
本当にそう思います! 「経営者は孤独」とよく言いますけど、その実感はまだほんの少しで。同じ経営者なら自分と同じ気持ちを味わっているから、悩みもわかってもらえるはずと思うと、ついつるんじゃいます(笑)。 税理士さんも経営者の相談役になることは多そうですよね。
そうですね。社長は社内に弱みを見せられない立場だから、外に頼れる人はたくさんいた方がいい と思いますよ。外部の友人や知人に経営成績を話すのは、抵抗がある方が多い。恥ずかしいところは隠して、良い面を見せたいのが人間なので。 一方、税理士は仕事柄、経営面の数字を知り尽くしているので、オープンにならざるを得ない。誰かに頼りたいという気持ちは当然ですし、税理士として応えたいと常々思っていますね。
成田さんのようにオープンに状況を共有できた方がいいと思います。万が一、重大な事実が隠れて事前の対策ができないと、経営に影響が出てしまうこともあるので。
顧問税理士さんは年齢もマインドも近いような気がして、話しやすいうえにツボはしっかり押さえてくれるので、安心感が大きくて。バックオフィスの人ときっちり連携して仕事してくれているので、僕はヘラヘラしているだけっていう(笑)。
山内先生が教える、IPO(上場)のメリット
会社の持続的成長がしやすくなる。 優秀な人材が集まるから、採用活動がしやすくなる。 株式が市場に流通し自社の株価が上がれば、インカムゲインのほか、キャピタルゲインを得られる可能性がある。
【reflection】“成田社長の1期目の業績を発表してください”
最後は創業1期目の振り返りを。売上目標は、ある程度達成できましたか?
売上目標は達成できたんですよ!! もちろん、外注費などの経費は差し引いていないので、利益はそこまでないんですけど。
頑張りましたね〜! 売上が立たないと会社は先細りしてしまいますから、すばらしいと思います。
初年度の目標を達成したという成田さん
いただいた仕事を断らずに取り組みました。スケジュール的にも体力的にもやばい状況に耐えながら、気合いだけで頑張った1年と言えると思います(苦笑)。毎日突き進んだ結果、次の大きな仕事につながったのかもしれません。
いや〜、よかったですね(しみじみ)。営業はしなかったんですか?
そうですね。業界の特性上、「〜やりました」とFacebookなどで公開すると、別の方から仕事の依頼がくることが多くて。
知り合いから「こういうことできる?」と打診されて、「一度お話しを聞かせてください」ということも。「ふんわりとした話を仕事につなげる力」はついたかもしれないですね。 あと、最初は予算が低い仕事でも、予算を取りにいけるように交渉するプレゼン能力もつきました。受注した仕事をどうしても優先しちゃいますが、相談や交渉にも時間を割いたのが、結果よかったと思います。
請求書の数でいうと、毎月請求が発生するプロジェクトも含めて200件くらいですね。僕と社員の2人で全部をこなしました。といっても、尊敬する経営者の方は1年目にもっと売上を出していましたから、まだまだですね。
身近に先輩がいて、ベンチマーク(基準)として参考にできることは価値が大きいですよね。自分が向かう先の解像度が高まりますから。法人化したからできたという仕事はありますか?
法人でなければ声がかからなかったお仕事も増えた気がします。あと、シンプルに仕事の単価が上げることができました!
社員を増やして、僕が抱えている仕事を分散したい ですね。 あと、ずっと言ってますが、今年こそはちゃんとWEBサイトを作りたい(笑)。それから、今いい感じに仕事が取れているのは、もともと法人のクライアントとのつながりが強かったおかげなんですが、さらに仕事を広げるために、SNSやWEBサイトに掲載するなど、広報を強化していきたい と思っています。
会社とは別にカメラマンやデザイナーなどの仲のいいクリエイター同士でチームを組んで、その名義でグラフィックを作るなどできたらいいなと思っています。 いづれ、そういったコミュニティを作っていきたいです。
ハッキリとビジョンがあるんですね。では、1期目の反省点を挙げるなら?
仕事が重なりまくると、後手に回りがちだったことですね。クライアントからお金をいただいている以上、先手先手でこちらがイニシアティブを取って仕事を動かしていかないといけないと思うので。
いい心がけですね。社員はどれくらい増やす予定なんですか?
4月から僕の後輩が社員になったんですけど、さらに2人に声をかけています。コロナ禍で仕事がなくなってしまった知り合いがいるので、僕がお役に立てるといいなと思って。 あっ、採用に向けて、ちゃんと自分の会社の特徴や強みを話せるようにしとかないと! それも今後の課題ですね。クリエイティブ業界は独立志向の強い方が多く、どんどん会社が設立されているので、周りとの違いを出さないと埋もれてしまうので。
たとえば、渋谷や原宿などを街ブラしながらお店の店員さんやお客さんと仲良くなっていきながら、仕事につなげるとかできたらいいなぁって思っています。
今の仕事ではバリューを出し切れていない人を、よりのびのびと働けるポジションに変えたいと思っているところなんです。苦手なことではなく得意なことで価値を出してもらえるように会社が環境を整える必要はあると思います。
そういう軽やかな仕事の仕方は、20代という年齢や周辺のネットワークによってできること。この連載の内容とは矛盾しますが(笑)、中計や資本政策のようなカッチリとしたものだけが、経営の拠り所ではないと思うんです。 成田さんは今、型にハマらずいろんなことにチャレンジして、自分流で動いた方がいい時期なのでしょう。今後、大きな方向性が定まれば、中計が有効になる局面が来るはず。
今は一つひとつのプロジェクトを回すことが第一。成田さんには、200もの案件を回すマネージメント力とコミュニケーション力がベースにあるからこそ、クライアントの紹介が途切れず、結果も出ている。今の状況はすばらしいなって思いますよ。
わぁ〜、ありがとうございます!! ちょっと恥ずかしいけど、うれしいっすね。
この連載を振り返ると、先生との対談時にぼんやりと理解した話も、自分が経験を積むに従ってピンとくることが多かったです。
インボイスの話 とか、後から記事を読み返してきちんと理解したり。山内先生からたくさんの知識を学んだおかげで、同じ業界のスタートアップより知識が多くなり、意外とできている方かも!という自信にもなりました。
経営者1年目にしては、なかなかディープな話が多かったとは思います(笑)。この連載が経営1年目の記録となったのはよかったです。5年後に振り返ったら面白そうですね。
たしかに! 「ちゃんとやらないと」と自分のケツを叩き続けた1年だったなぁ……。
私は税理士として、バックオフィスへの関心が高い成田さんのような経営者と出会えて幸せに思いました。いろいろなスタンスの経営者がいるので、営業力はあってもバックオフィスには意識が向かない方もいますので。 もちろん、それでも売上を保つことは可能ですが、組織化が進むと健やかではなくなってしまう。バックオフィスに意識を向けることは、従業員や関係者にとっても大事なこと。 そのあたりのバランス感覚がある経営者とは、税理士としても前向きにお付き合いできますね。
税理士さんやバックオフィスの方の力って大きいなぁと日々実感しています!
私は連載当初、成田さんが26歳とのことだったので、テーマによってはリアクションがないことも覚悟していたんです(笑)。 でも、専門的な会計や税務の話にもちゃんとリアクションをいただけて、常にアンテナを張って考えている方なんだなと驚きました。吸収した知識を実践に柔らかく取り入れていこうという方針もすばらしいな、と。
今の成田さんを見ると、この連載に意味があったと感じますね。企画を通じて1人の経営者にここまでみっちり伴走する機会はなかなかなかったので、1年間楽しかったです。ありがとうございました!
こちらこそ、1年間ありがとうございました! 今後も山内先生からのアドバイスを胸に、社長業をバリバリ頑張ります!!
1年間、お疲れさまでした!
創業1期目で成果を上げ、充実した表情を見せる成田さん。“脱・新米経営者”としての今後の活躍も楽しみですね。1年間に渡ってお届けした本連載は今回で最終回。ご愛読いただいたみなさま、ありがとうございました!
山内真理(やまうち まり)
公認会計士・税理士。1980年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、有限責任監査法人「トーマツ」を経て、2011年にアートやカルチャーを専門領域とする「公認会計士山内真理事務所」を設立。豊かな文化の醸成と経済活動は裏表一体、不可分なものと考え、会計・税務・財務等の専門性を生かした経営支援を通じ、文化・芸術や創造的活動を下支えするとともに、文化経営の担い手と並走するペースメーカー兼アクセラレータとなることを目指す。芸術文化活動に関わる人に法律的側面から支援を行う非営利の活動団体「Arts and Law」の理事、特定非営利活動法人「東京フィルメックス実行委員会」理事、東京芸術祭監事ほか。
公認会計士山内真理事務所/株式会社THNKアドバイザリー:
https://yamauchicpa.jp/
成田龍矢(なりた りゅうや)
1994年生まれ。大学卒業後、人材事業会社に入社。スポーツ領域の人材事業やスポーツイベントや興行支援に従事。その後、大阪のクリエイティブ系のスタートアップ企業に転職。東京支社を設立し、ウェブ制作事業の営業やディレクターとして活動。2019年、独立してフリーランスのプロデューサーに。2021年4月、自身の会社「LON」を設立。
撮影/武石早代 取材・文/川端美穂(きいろ舎)