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契約社員とは?社会保険に加入できるかどうかを徹底解説!

契約社員とは?社会保険に加入できるかどうかを徹底解説!

正社員以外にも、フリーランスやパート、契約社員など様々な働き方があります。

雇用形態によって加入できる保険や、保障などが変わってきます。
契約社員として働く人も多いですが、社会保険に加入できるのかどうかしっかり把握していない人もいるかもしれません。

今回は契約社員として働いている人が社会保険に加入できるのかどうか、また加入するメリットなどを紹介していきます。

契約社員は契約期間を決めて働く労働者のこと!

契約社員というのは、雇用主との間で契約期間を決め、その間だけ与えられた仕事をする労働者のことです。

契約社員というのは通称で、法律上では有期契約労働者と呼ばれています。
契約期間は基本的に3年以内であれば自由に決めることができます。場合によっては1日だけ契約社員として働くということも可能です。

基本的には最長3年の契約になりますが、歯科医師や薬剤師など専門的な知識が必要な職種の場合は、最長5年まで契約社員として働くことができます。

最長3年といっても、それ以上同じ会社で働くことができないというわけではありません。

契約を更新することも可能なため、契約期間が終了する時に、契約を更新すれば長期間働くことも可能です。契約更新に回数制限はありませんが、短期間の契約を何度も結ぶというのはあまり良くありません。労働契約法で、契約期間が細切れにならないよう配慮するように決められているからです。

契約社員でも社会保険に加入できる?

社会保険は正社員の人が加入するもので、契約社員には加入義務がないと考えている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。

契約社員であっても、社会保険の加入条件を満たしている場合は加入義務が発生します。

1ヶ月の所定労働日数と1週間の所定労働時間が、同じ会社で働く正社員の4分の3以上であれば社会保険の加入基準を満たしています。

また、短時間しか働かない人でも、特定の条件を満たすと社会保険の加入対象者となります。
まず1つの条件になるのが、週20時間以上働いている場合です。所定労働時間が週20時間を超えていれば、契約社員でも社会保険に加入することができます。

ただし、所定労働時間には残業時間は含まれないため注意してください。

2つ目の条件は月額賃金が8.8万円を超える場合です。

残業代や賞与などを含まずに月額の賃金が8.8万円を超え、年収で106万円を超えれば社会保険の加入条件を満たします。
年収が106万円を超える必要があるため、1ヶ月だけ8.8万円を超えていても対象にならない場合があります。
雇用期間が1年以上超える場合も、社会保険に加入しなければなりません。雇用主と1年以上の契約を結んでいる契約社員は、社会保険に加入する必要があるため契約年数には注意しておきましょう。

ただし、学生の場合は条件を満たしても社会保険の適用対象外となります。契約年数や労働時間など、様々な条件によって社会保険に加入する必要があるかどうかが変わるため、しっかり確認しておきましょう。

社会保険に加入すると損?メリットはたくさんある!

社会保険に加入すると損をするというイメージを持っている人もいるかもしれません。
確かに社会保険に加入すると、給与の手取り額が減ってしまうなどのデメリットがあります。

しかし、社会保険に加入すると様々なメリットを得られます。

まず大きなメリットになるのが、保険料の自己負担額が減るということです。

社会保険に加入していない人は国民年金や国民健康保険に加入することになりますが、その場合保険料は全て自分で負担しなければなりません。
社会保険に加入している人は、保険料の一部を会社が負担してくれるため自己負担額を抑えることができます。保険料の支払いが少なく済むというのは大きなメリットですよね。

社会保険に加入する2つ目のメリットは、老後の保障が手厚くなることです。

老後の生活に欠かせないのが年金ですが、社会保険に入っていると基礎年金額に上乗せした額を受け取ることができます。国民年金の保険料のみ払っていると、基礎年金しか貰うことができません。
しかし、社会保険に加入し厚生年金の保険料も支払っておくと、国民年金分と厚生年金分を合わせて貰うことができるのです。社会保険に加入している期間が長ければ長いほど、老後に受け取れる年金額も増えるため安心して暮らせるようになります。

保障制度が充実しているというのも、社会保険の魅力です。

社会保険には、休業手当や傷病手当などの保障が含まれています。これらは業務に関係ないところで、病気や怪我をしてしまった時にも受け取ることができます。
例えば病気になってしまい、会社を休まざるを得なくなることもありますよね。その時、休んだ分の給料が受け取れなくなったら大変ですが、社会保険に加入していれば傷病手当金を受け取れるので安心です。条件を満たせば、出産手当金や出産育児一時金なども支給してもらえます。

契約社員でも問題なく社会保険に加入できる!

社会保険は条件を満たせば契約社員でも問題なく加入することができます。

正社員ではないからといって、加入を諦める必要はありません。
中には損をするから社会保険には入りたくないと考えている人もいるかもしれません。しかし、保険料の自己負担額が減ったり、老後に貰える年金が増えたりと社会保険には様々なメリットがあります。条件を満たしている人は加入義務があるため、自分が条件を満たしていないか確認してみてください。

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