【年齢制限はあるの?】つみたてNISAは何歳から始める事ができるのか解説
つみたてNISAを利用するなら、年齢制限について理解しておく必要があります。
特に2022年は成人年齢の引き下げの影響もあり「何歳から始められるの?」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は何歳からつみたてNISAを始められるのか、またつみたてNISAは何歳から始められるのかについて解説します。
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つみたてNISAの開始年齢と年齢制限について
つみたてNISAは証券口座を開設し資金を積み立てて投資するため、開始するには年齢制限があります。
ここではつみたてNISAの開始年齢と年齢制限についてご覧ください。
一般NISA、つみたてNISAの年齢制限は18歳以上
一般NISA、つみたてNISAともに投資を始められる年齢は、成人年齢の引き下げに伴い投資開始年の1月1日時点で18歳からになりました。
いずれの場合も投資上限・非課税期間について違いはないので、年齢について確認したうえで積み立てを開始しましょう。
ジュニアNISAの年齢制限はあるの?
ジュニアNISAとは、親権者(二親等内の親族)が17歳未満の子どもの資産として投資できる制度です。
ジュニアNISAは子どもが成人するまで払い戻しに制限があり、子どもは成人を迎えた年からは自動的にNISA口座へと切り替わります。
しかし、2024年からの新制度により、ジュニアNISA制度は廃止されます。
そのため、未成年のNISA口座開設は実質的に2023年内までのため、未成年の子どものためにNISA口座を開設したいと考えている場合は、2023年内に現行制度で開設手続きを済ませましょう。
2024年から新制度が始まります
ジュニアNISAは2023年までで終了する制度で、2024年からの新制度ではジュニアNISAは廃止されます。
2024年からの新制度では、18歳以上でなければNISA口座を開設できなくなるため、ジュニアNISAを利用したい場合は、必ず2023年内に開設手続きを行っておきましょう。
また現行制度でジュニアNISAを利用している場合、2023年末までに保有している金融商品は2024年以降、払い出し制限が解除されることは、必ず知っておきたいポイントです。
なお2024年以降、NISA口座の開設期間についても恒久化されます。
そのため2024年以降に未成年がNISA制度で積立投資を始めるなら、満18歳になるのを待って、18歳になった年から長期運用を始めることを検討しましょう。
つみたてNISAは何歳から始めるのがベストなのか
つみたてNISAで資産運用を始めるなら、何歳から始めるべきなのか悩んでしまう方は多いのではないでしょうか。
特に2024年からは新NISA制度が始まり、非課税期間が恒久化するなど大きな変更点が多くあるため、新NISA制度も見越した資産運用を考える必要があります。
結論として、つみたてNISAは「始めるべき年齢」のベストはありません。
資産運用の余裕ができれば、可能な限り早く始めて長期的な投資を考える必要があります。
ここでは年代別のつみたてNISAの運用方法についてご覧ください。
つみたてNISAを20代で運用する場合
20代から老後の資金調達を目的につみたてNISAを始めるなら、基本的には30年以上の期間があると考えられます。
そのため長期的にゆっくりと資産を積み立てられる運用方法を選びましょう。
つみたてNISAは新制度により、年間120万円までを積み立てられて、最初に口座開設や購入する金融商品を設定すれば、あとは放置で資産運用できます。
ただし、年間120万円の上限をフルに活用するには、月々10万円の積立が必要なため、20代では上限いっぱいで積立投資を続けるのは難しい方も多いでしょう。
その場合は、月々の積立金額を抑えて、無理のない範囲で資産運用を続けることが大切です。
つみたてNISAは月々100円から積立設定を行えるため、無理なく長期運用できる額を検討しましょう。
つみたてNISAを50代で運用する場合
50代からつみたてNISAを始める場合、積み立て開始時の資産状況はもちろん、リタイア後も継続的に積み立てできる金額を検討することが大切です。
またつみたてNISAは数十年単位での長期運用を目的とした制度のため、10年後では思うように資産が貯まらないと感じる方もいるかもしれません。
そのため50代から始めてより運用益を出したいと考えているのであれば、NISA制度のつみたて投資枠はもちろん成長投資枠を活用するのも選択肢の1つです。
2024年からの新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠の2階層で利用できます。
・つみたて投資枠:毎月一定額を積み立てる資産運用制度。年間120万円まで。
・成長投資枠:上場株をはじめ豊富な金融商品から選べる資産運用制度年間240万円まで。
新NISAでは、非課税期間に制限はありませんが、つみたて投資・成長投資合わせて1800万円まで利用できます。
そのため、資産に余裕があるなら、成長投資枠も活用して、なるべく早くに1800万円の投資枠を使いきって資産運用するのが良いでしょう。
やってみようと思ったらつみたてNISAを始めてみよう
つみたてNISAの年齢について解説しました。
現行のつみたてNISAは満18歳から、20年までの非課税期間を活用して資産運用できる制度です。
しかし、2024年からは満18歳から、無期限の非課税期間が設けられた新制度が施行されます。
そのため、これからつみたてNISAを活用するなら、新制度の仕組みも踏まえて長期的な資産運用計画を立てましょう。
なお17歳未満からつみたてNISAを始める方法として、現行制度のジュニアNISAが挙げられますが、こちらは2024年からの新制度では終了するため、合わせて知っておくことが大切です。
つみたてNISAは現行制度・新制度ともに、少額から始められるだけでなく、投資に関する深い知識がなくても始められるため、将来を見据えた資産形成にも役立ちます。
目標とする資産運用方法や目的をもとに、つみたてNISAでの資産運用を検討してみてくださいね。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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