投資信託のメリットとデメリットは?知っておけばリスク減に繋がる
自分の資産を増やすため、投資による資産運用に注目する方が増えています。
なかでも初心者が挑戦しやすい資産運用方法の1つとして、投資信託が挙げられます。
投資信託とは、月々一定額を積み立てて、その資金を投資のプロに資産運用してもらう方法です。
リスクを下げられるだけでなく長期運用が可能であったり、投資に関する知識が少なくても挑戦できるため、初めて投資に挑戦する方にもおすすめです。
今回は投資信託のメリット・デメリットを解説します。
投資信託による資産運用が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
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投資信託のデメリット
投資信託は初心者でも始めやすい資産運用方法ですが、投資である以上デメリットがあることも事実です。
以下では、投資信託のデメリット3つについて解説します。
元本保証がない
投資信託は投資である以上、元本割れや運用益の値下がりなど元本割れのリスクがあります。
場合によっては積み立てた金額を下回る運用結果になってしまう場合もあるため、投資信託であっても利用する金融商品はよく検討することが大切です。
手数料がかかる
投資信託は証券会社を通して金融商品を購入し、プロに運用してもらうため、運用手数料が掛かります。
・購入手数料:投資信託の購入に掛かる
・信託報酬:保有期間に応じて運用資産から差し引かれる
・信託財産留保額:投資信託の売却時に差し引かれる
手数料は利用する金融商品によって掛かる場合もあれば、掛からない場合もあります。
さらに手数料が差し引かれた運用益から、およそ20%の税金も差し引かれることになるため、手数料がなるべく安い投資信託を利用する必要があるでしょう。
タイムリーな売買に向いていない
一般的な株式投資では、自分で売買のタイミングを決められます。
しかし投資信託は複数の金融商品を扱っており、1営業日ごとに基準価格が変動するため、タイミングや株価まで指定するタイムリーな売買には不向きです。
株価の値動きを細かくチェックして、ベストなタイミングで金融商品を売ることはできないことは、押さえておきましょう。
投資信託のメリット
投資信託にはデメリットやリスクがありますが、多くのメリットも存在します。
以下では、投資信託のメリット6つについてご覧ください。
少額から購入できる
一般的に株取引は1単元(100株)単位での購入が一般的で、1単元購入するだけで数万円〜数十万円にのぼる場合もあります。
しかし投資信託は、月々自分で決めた積立金を元手に、投資のプロが資産運用してくれる方法です。
証券会社によっては月々100円から設定できる場合もあるため、少額から投資を始めたい方におすすめの資産運用方法だといえます。
積立額は自分で好きな額を決められるため、無理のない予算で資産運用を始められるでしょう。
分散投資ができる
投資信託では、投資のプロがよりリスクを低く・運用益を高めることを前提に、金融商品を選んで投資してくれます。
その過程で複数の投資先を選び分散投資してくれるため、リスクも分散され投資による損失リスクも減らせます。
投資信託のなかには、全世界の株式を網羅したものをはじめ全く異なる値動きをするものを複数組み合わせて運用するものもあるため、投資のリスクを抑える点でも役立ちます。
専門家が運用してくれる
投資信託は自分の資金を投資のプロに預けて、代わりに資産運用してもらう方法です。
投資ではどのようなタイミングで、どの金融商品をどれだけ購入すれば資産をより増やせるか考える必要があるため、それらをすべてプロに任せられれば、投資について考えるべきことは減らせます。
そのため自分で金融商品を選んで運用するよりも手軽に、堅実な資産運用が叶うでしょう。
種類が豊富
投資信託は種類が豊富で、国内外の金融商品を購入できるだけでなく、金融商品の種類も株式から債権・不動産など多岐に渡ります。
投資信託ではさまざまな種類の金融商品をバランス良く保有できるため、分散投資にはもちろん複数種類の投資方法に挑戦できることも魅力です。
投資信託で保有できる金融商品のなかには、個人では購入できない外国株を保有できるものもあるため、今まで触れたことがない金融商品に挑戦するうえでも役立ちます。
高い透明性
投資信託による運用結果は、月次レポートのほかWebサイトや経済新聞などでも公表されます。
どのような金融商品にどれだけ投資して、どれくらい運用益を生み出せたのか公表されているため、プロによる運用内容を簡単に確認できます。
さらに公開されている目論見書を確認すれば、監査法人による報告も閲覧でき、高い透明性が担保された資産運用を利用可能です。
以上の透明性は金融商品取引法により定められている内容のため、どの証券会社・投資信託を利用しても得られるメリットです。
個人で投資しにくい資産に投資できる
投資信託で保有できる金融商品は多岐に渡りますが、なかには日本国内の証券会社では個人購入できない金融商品も含まれています。
個人で保有することは難しい金融商品にも挑戦できるため、今まで知らなかった金融商品を見つけられるなど、投資における視野をさらに広げる点でも役立つでしょう。
そのため投資信託は、投資初心者はもちろん投資についてさらに学びたい中級者〜上級者にもおすすめの投資方法です。
投資信託はNISAやつみたてNISAの併用がおすすめ
投資信託のメリットとデメリットについて解説しました。
たしかに投資信託は、投資によるリスクや手数料などのデメリットが存在します。
しかし投資に関する知識がなくても利用しやすいことや、投資できる金融商品の種類が多いことなど、投資信託ならではのメリットもさまざまあります。
そのため投資信託を利用する際は、良い点・悪い点を両方踏まえたうえで、自分に合った金融商品を選びましょう。
また投資信託を利用する際は、つみたてNISAとの併用がおすすめです。
つみたてNISAは安定投資・長期運用を前提としたファンドのみに限られていますが、運用益が非課税で確定申告の必要もありません。
長期運用や積立投資において大きなメリットがある制度のため、ぜひ投資信託と合わせて運用を検討してみてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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