line hatena

コンテンツマーケターとは?仕事内容・Webライターとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

コンテンツマーケターとは?仕事内容・Webライターとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

求人サイトで「コンテンツマーケター」という職種名を見かけて、記事を書く人なのか、マーケティングをする人なのか、どちらなのかがよく分からないと感じた人は多いと思います。Webライターや編集者と何が違うのか、SEOの知識はどこまで必要なのか、未経験からでも応募できるのか——募集は増えているのに、仕事の中身が説明されることの少ない職種です。

この記事では、コンテンツマーケターという職種を「コンテンツを、売上や問い合わせにつながる仕組みとしてどう動かしているか」から整理します。仕事の全体像、1日の流れ、必要なスキル、求人票に出ている年収の実際、未経験からの入り方まで、サクサク仕事探しで実際に募集されている求人を見ながらまとめました。マーケティング業界全体の職種の並びを先に知りたい方は、広告・PR・マーケティング業界の職種マップを読んでおくと位置づけがはっきりします。

コンテンツマーケターとは?仕事内容の全体像

コンテンツマーケターは、ひとことで言えば「記事・資料・動画・メールなどのコンテンツを使って、見込み客を集め、育て、商談や購入につなげる仕事」です。広告のようにお金を払って一時的に表示させるのではなく、読者が自分から探しに来るコンテンツを積み上げて、会社の集客の土台をつくります。

大事なのは、コンテンツを「作ること」ではなく「成果につなげること」に責任を持つ点です。実際にサクサク仕事探しに掲載されているコンテンツマーケターの求人でも、業務内容として挙がっているのは記事制作だけではありません。コンテンツSEO、SNSでの拡散を狙った記事制作、ホワイトペーパー制作、ウェビナー運営、メールマーケティング、LP制作、そしてリード(見込み客)の獲得と育成の施策の立案・実行・検証までが並んでいます。

仕事はおおまかに次の4つに分解できます。求人票を読むときは、この4つのうちどこまでを任されるのかを確かめると、実際の働き方が見えてきます。

  • 設計する……誰に、どんな悩みを、どのコンテンツで解決し、最終的に何をしてもらうか(資料請求・問い合わせ・購入など)を決める
  • つくる・つくってもらう……記事や資料を自分で書く、または外部ライター・デザイナーに依頼し、編集・品質管理をする
  • 届ける……検索・SNS・メール・ウェビナーなど、読者に届く経路を組み合わせて配信する
  • 検証する……アクセス数だけでなく、資料請求や商談化までの数字を追い、次に何を作るかを決める

Webライター・編集者・広告運用担当との違い

コンテンツに関わる職種は多く、名前だけでは区別がつきにくいものです。違いは「何に対して責任を持つか」で整理すると分かりやすくなります。

職種主な責任範囲評価されやすい指標
コンテンツマーケターコンテンツを起点にした集客から商談・購入までの流れ全体資料請求数、商談化数、問い合わせ数など事業成果
Webライター1本1本の記事の品質と納期原稿の品質、納品本数、検索順位
編集者媒体全体の企画・品質・トーン記事の質、媒体の読者数、制作進行
広告運用担当有料広告の予算配分と効果獲得件数、獲得単価、広告費用対効果

小さな会社では、コンテンツマーケターが執筆も編集も広告も兼ねることがよくあります。一方で、成果に責任を持つという点では広告運用担当に近く、「書ける人」より「数字で語れる人」が求められる場面が多い職種です。

1日の流れ・実際の業務

コンテンツマーケターの1日は、制作と分析を行き来するのが基本です。以下は、事業会社でオウンドメディアとメール配信を担当する人の1日の一例です。

時間主な業務
9:30前日のアクセス・資料請求・メール開封の数字を確認。急な順位変動や問い合わせの増減がないかをチェック
10:30記事の企画会議。営業やカスタマーサクセスから聞いた「顧客がよく聞く質問」をもとに、次に作るテーマを決める
11:30外部ライターから届いた原稿の編集・ファクトチェック。構成の修正指示を戻す
13:00昼休憩
14:00ホワイトペーパーの構成づくり。デザイナーに渡すラフと原稿を準備
15:30来月のウェビナーの集客メールを作成し、配信リストと配信日を設定
16:30既存記事のリライト。順位が落ちた記事や、読まれているのに資料請求につながらない記事を見直す
17:30週次レポートの作成。どのコンテンツが商談につながったかを営業チームと共有して退勤

時間配分で見ると、自分で書く時間よりも「何を作るかを決める」「作られたものを直す」「結果を見て次を決める」時間のほうが長くなりがちです。BtoBの会社では、営業チームとの連携に使う時間も少なくありません。

必要なスキルと知識

コンテンツマーケターに求められるスキルは、大きく「つくる力」「届ける力」「測る力」に分けられます。全部を最初から持っている必要はなく、どれか1つを強みにして入り、周辺へ広げていくのが一般的です。実際の求人でも、得意な領域からスタートし、徐々に責任範囲を広げていくキャリア形成が想定されているものがありました。

分類具体的なスキル入社時の目安
つくる力構成づくり、文章、編集、取材、図解の発注どれか1つは実務レベルがあると強い
届ける力SEOの基礎、SNS運用、メール配信、ウェビナー運営基礎知識があれば、実務で伸ばせる
測る力Googleアナリティクスなどのアクセス解析、表計算、簡単なレポーティング数字を見て仮説を立てる習慣が重要
仕組み化MA(マーケティングオートメーション)ツール、CRM、制作フローの設計中堅以上で求められることが多い
事業理解顧客の購買プロセス、営業との連携、商品知識入社後に身につけるもの

求人票の「使っているツール」の欄も参考になります。サクサク仕事探しの求人では、アクセス解析ツールやMA・CRMツール、ノーコードのサイト制作ツール、デザインツールなどが並んでいる例がありました。ツール名を見れば、その会社がコンテンツをどこまで仕組みで回しているかがおおよそ読み取れます。

資格は必須ではありませんが、知識を体系的に押さえたい場合はWebマーケターにおすすめの資格も参考になります。

年収の目安とキャリアパス

まず事実として、サクサク仕事探しで今回確認できたコンテンツマーケターの求人は年収が非掲載で、給与は「月給制(固定残業代含む)・スキルや経験により要相談」という書き方でした。コンテンツマーケター単独の年収レンジを示せるだけの掲載データはありません。

参考として、同じ時期に確認できたマーケティング寄りの職種の掲載額を並べます。これはコンテンツマーケターの年収でも、業界平均でもありません。近い職種で、どのくらいの金額が提示されているかの手がかりとして見てください。

職種(サクサク仕事探しの掲載)年収の掲載
マーケター(正社員)500万円〜の掲載
広告運用担当(正社員)450万円〜の掲載
EC領域・メディアプランナー(正社員)400万円〜の掲載
広報・PR(契約社員)400万円〜の掲載
コンテンツマーケター(正社員)非掲載(スキル・経験により要相談)

なお、今回確認した求人102件のうち59件は年収が非掲載でした。非掲載の求人が多いため、上の数字を相場として扱うのは避けてください。面接の段階で、想定年収と評価の仕組みを確認するのが確実です。Webマーケター全般の年収の考え方はWebマーケターの平均年収と年収を上げる方法でも解説しています。

キャリアの広がり方は、主に次の3方向です。

  • マーケティング全体を見る方向……コンテンツに加えて広告・SNS・イベントまで束ねるマーケティングマネージャーへ
  • 専門性を深める方向……SEO、BtoBのリード育成、編集長など、特定領域のスペシャリストへ
  • 隣の職種へ広げる方向……広報・PR、プロダクトマーケティング、事業開発など、顧客理解を活かせる職種へ

未経験から目指すには

コンテンツマーケターは、まったくの未経験からいきなり正社員で採用されることは多くありません。ただし、近い経験を持っている人が移りやすい職種でもあります。現実的な入り口は次の4つです。

  • ライター・編集者から広げる……書く力はそのままに、アクセス解析や成果指標を意識した仕事に寄せていく
  • 営業・カスタマーサクセスから移る……顧客の悩みを一番知っている立場は、BtoBのコンテンツ企画で強みになる
  • 自分のメディアで実験する……ブログやSNSで記事を書き、検索順位やアクセスの変化を記録して実績として見せる
  • 副業・業務委託で経験を積む……記事制作やリライトの案件から入り、成果の数字ごと語れる経験をつくる

副業から始める方法は未経験からのWebマーケティング副業の始め方で詳しく紹介しています。また、SNSを主な経路にする会社に応募する場合は、SNSマーケティングが向く商材・向かない商材の見分け方を読んでおくと、面接で施策の考え方を話しやすくなります。

求人票で確認したいポイント

コンテンツマーケターの求人は、同じ職種名でも任される範囲が会社ごとに大きく違います。応募前に次の7点を確認しておくと、入社後の「思っていた仕事と違う」を減らせます。

  • 扱うコンテンツの種類……記事中心か、ホワイトペーパー・ウェビナー・メールまで含むか
  • BtoBかBtoCか……BtoBなら資料請求や商談化、BtoCなら購入や会員登録が主な指標になる
  • 自分で書くのか、ディレクションするのか……執筆の比重と、外部ライターへの依頼の有無で働き方が変わる
  • 評価される指標……アクセス数か、問い合わせ数か、商談数か。目標の置き方で仕事の手触りが変わる
  • チーム体制……マーケティングチームに何人いるか。1人目の担当者として立ち上げを任される求人もある
  • 年収と給与の内訳……非掲載の求人も多い。掲載がある場合も固定残業代の有無と時間数を確認する
  • 働く場所……リモートワーク可の求人も見られる。出社頻度と打ち合わせのための出社の有無は確認する

ここまで読んで「自分に合いそうだ」と感じたら、実際にどんな募集が出ているかを見てみてください。求人票に書かれた業務内容やツール名から、その会社がコンテンツをどう使っているかが読み取れます。

よくある質問

コンテンツマーケターとWebライターは同じ仕事ですか?

同じではありません。Webライターは記事の品質と納品に責任を持つのに対して、コンテンツマーケターは記事を使って問い合わせや売上を増やすことに責任を持ちます。何を書くかを決め、書いたものが成果につながったかを検証するところまでが仕事に含まれます。

SEOの知識は必須ですか?

基礎は求められることが多いですが、専門家レベルである必要はありません。検索キーワードの考え方、記事構成の基本、検索順位の確認方法を押さえておけば、多くの求人で入り口には立てます。SNSやメール、ウェビナーが主な経路の会社もあるため、求人票の業務内容で比重を確認してください。

AIで記事が作れるようになっても仕事はなくなりませんか?

文章を作る作業そのものはAIで速くなっていますが、そのぶん誰に何を伝えるかの設計、事実確認、成果の検証の価値は上がっています。顧客の悩みを正しく捉え、独自の情報を加えられる人が求められると考えられます。

文系でも務まりますか?

務まります。文章や企画の力が活きる一方、数字を見て判断する場面も多いため、表計算で簡単な集計ができると仕事が進めやすくなります。高度な統計の知識は、入り口の段階ではほとんど求められません。

まとめ

コンテンツマーケターは、コンテンツを使って見込み客を集め、育て、成果につなげる仕事です。最後にポイントを整理します。

  • 仕事は「設計・制作・配信・検証」の4つ。求人票でどこまで任されるかを確かめる
  • Webライターや編集者との違いは、事業成果に責任を持つかどうか
  • 必要なのは「つくる力・届ける力・測る力」。どれか1つを強みに入って広げるのが一般的
  • サクサク仕事探しのコンテンツマーケター求人は年収非掲載。近いマーケ職では400万〜500万円台の掲載が見られるが、相場とは言えない
  • 未経験なら、ライター・営業からの移動、自分のメディアでの実験、副業からの経験づくりが現実的な入口

マーケティングやWeb業界のほかの職種もあわせて知りたい方は、広告・PR・マーケティング業界の職種マップやWeb・アプリ業界の職種マップ、発信の仕事が近い広報・PRの仕事内容から、自分に合う入り口を探してみてください。

知識を皆に
シェアしよう!

知識を皆にシェアしよう!
コンテンツマーケターとは?仕事内容・Webライターとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

コンテンツマーケターとは?仕事内容・Webライターとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

この記事のシェアをする

  1. Top
  2. お仕事ナレッジ
  3. コンテンツマーケターとは?仕事内容・Webライターとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順
記事一覧に戻る

こちらの記事は
役に立つはずだよ!

こちらの記事は役に立つはずだよ!

編集部のおすすめ記事

新着記事

働き者ストーリー

WORKER STORIES

働き者ストーリーとは、「働くのが大好き」で、「その道を追求する働き手」の生き様を知れるインタビューです。それぞれのストーリーを読めばあなたも新しい仕事に出会えるかもしれません。

働き者ストーリーをもっと見る