証券口座開設の審査基準ってどんなの?通るか心配なんです
証券口座を開設するには審査が必要なため心配になる方も多いですが、実は証券口座の開設審査はそう厳しくはありません。
証券会社が設ける口座開設の審査基準を踏まえて申し込めば、多くの方が通りやすいといえます。
そこで今回は、証券口座の開設審査基準について解説します。
どのような方が通りやすいのか、審査における傾向や審査を設ける基準についても解説するので、これから口座解説したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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証券口座開設の審査はどんな人が通りやすい?
証券口座を開設するには、証券口座が設ける一定の審査をクリアする必要があります。
審査があると聞くと厳しいように感じるかもしれませんが、クレジットカードのように収入などが厳しく見られるわけではありません。
主な審査基準として、以下が挙げられます。
・本人からの申し込みであること
・金融商品を取り扱う機関・業者でないこと
・反社会勢力に属していないこと
そのほか成人済みであるか、本籍地が日本であるかなど、証券会社独自で審査基準を設けている場合もあります。
ただし基本的には本人確認ができることや、悪意を持って証券口座を利用しようとしていないかどうかを判断するために、審査が設けられています。
証券会社で口座開設する際は、利用したい会社の規約や申し込みの流れをよく守って利用すれば、通りやすいといえるでしょう。
そもそも証券口座って何?投資に必要な準備が知りたい方はこちらもチェック
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証券口座開設に審査がある理由
証券会社の口座開設に審査が設けられていることには、以下2つの理由が存在します。
・投資を用いた犯罪行為を防止するため
・リスクの大きい取引で顧客の資産を損なわせないようにするため
いずれも基本的には、証券会社を利用し資産運用する方を守るために設けられている基準です。
それぞれの理由について、さらに詳しく解説します。
犯罪行為を防止するため
投資にはマネーロンダリングや投資詐欺をはじめ、犯罪に悪用されるケースも存在します。
誰でも審査なしで口座開設できてしまうと、投資詐欺や犯罪組織が唆し犯罪行為に巻き込まれてしまうケースも出てくる可能性があるため、本人確認が設けられています。
本人確認を設ければ、怪しい取引があったときにその口座の名義人を突き止めすぐに調査できるため、審査の一環として本人確認が求められるのです。
リスクの高い取引で顧客の資産を守るため
証券会社が提供する投資方法のなかにはハイリスク・ハイリターンな運用方法もあり、投資に関する深い知識がなければ大きな損失が出てしまうかもしれません。
そのため証券会社のなかには、口座開設において過去の投資経験や投資に関する知識の有無を審査している場合があります。
証券会社では、総合証券口座を開設したうえで、FXなど一部の投資方法については別で専用口座を開設する必要があります。
これにより総合証券口座はすぐに開設できても、専用口座についてはリスクが高いと判断され審査が通らないケースも存在するのです。
証券口座開設時の一般的な審査基準
証券口座の口座開設における一般的な審査基準として、以下が挙げられます。
・本人名義での口座開設であること
・金融商品を取り扱う機関・業者でないこと
・反社会勢力や犯罪組織に属していないこと
・投資に回せる余剰資金や収入があること
・投資に関する深い知識があること
いずれの審査基準も、犯罪行為や知識不足による資産運用の防止を目的に設けられています。
そのため自分の資産を育てたい方や、投資に関してしっかりと勉強した方であれば、多くの方がクリアできるでしょう。
なおネット証券のなかには、一般的な審査基準のほかにも独自の審査基準を設けている場合もあります。
利用したい証券会社・ネット証券が決まったら、その証券会社が設ける審査基準をチェックしたうえで口座開設を申し込みましょう。
ネット証券の口座開設の審査基準|証券会社別
主なネット証券の口座開設における審査基準をご紹介します。
審査基準は利用するネット証券により異なるので、自分が審査に落ちてしまう条件はないか確認したうえで、口座開設を申し込みましょう。
SBI証券の審査基準
SBI証券は投資信託や株式をはじめ、豊富な金融商品が提供されていることが魅力のネット証券です。
現物取引・信用取引は1日100万円まで手数料が掛からないため手数料を抑えられるだけでなく、ポイント投資も充実しています。
ポイントはTポイント・Pontaポイント・dポイントから利用できるため、ポイントをおトクに活用できる証券会社を利用したい方にもおすすめです。
SBI証券が設ける主な口座開設の審査基準についてご覧ください。
・75歳未満であること(未成年は不可)
・信用取引のルールについて十分理解していること
・十分な金融知識・投資経験があること
・金融商品仲介業に携わっていないこと
・証券担保ローンを契約していないこと
・FX証券担保サービスを申し込んでいないこと
SBI証券では特に投資に関する知識や経験がないこと、金融業に携わっていないことが見られます。
特に資産の損失リスクに耐えられる人であることが口座開設審査で見られるため、投資についてよく学んだうえで利用しましょう。
マネックス証券の審査基準
マネックス証券は特に外国株の取扱が充実しており、外国株だけで見ても取扱は7000銘柄以上にも上ります。
さらに円ドル為替手数料が無料であるだけでなく、買付手数料も0円からの銘柄も充実しているため、米国株投資を考えている方におすすめのネット証券です。
マネックス証券の審査基準についてご覧ください。
・未成年でないこと
・氏名・住所など本人の情報が正しく登録されていること
・常に電話・電子メールで連絡が取れること
・マネックス証券が定める最低保証金について理解できていること
・信用取引または現物株式の投資経験があること
・取引規定・約諾書などの重要書類を読み込み理解していること
・インターネットを利用できる環境にあること
マネックス証券では、特に本人確認がはっきりと取れること・投資経験があることが審査基準として設けられています。
ほとんどの申し込み・注文取引がオンラインで行われるネット証券であるからこそ、ネット環境が整っていることも審査対象となる点にも注目の証券会社です。
auカブコム証券の審査基準
auカブコム証券は三菱UFJとKDDIが提供するネット証券で、資産運用に関するサポートツールが充実しています。
資産運用のシミュレーションができるEVERチャートのほか、手軽に株の注文取引ができるkabuステーションも利用できるため、計画的な資産運用を目指せます。
au株コム証券の主な審査基準は以下の通りです。
・満18歳以上であること
・インターネットの利用環境が整っていること
・常時連絡が取れる連絡先を登録していること
・十分な収入・金融資産を保有していること
・安定性・収益性を重視する投資方法を目指していること
・株式をはじめ投資経験があり取引に関する知識があること
auカブコム証券では資産運用に必要な十分な年収・金融資産と、資産運用における正しい知識があることが問われます。
特に収入面については年収350万円以上、保有資産額100万円以上が主な基準とされています。
松井証券の審査基準
松井証券は信託報酬の現金キャッシュバックサービスをはじめ、手数料が現金で返ってくるサービスが多く用意されていることが特徴の証券会社です。
手数料は1日50万円まで無料、注文取引もアプリで簡単に進められるため、スキマ時間に手軽に資産運用できるでしょう。
松井証券の主な審査基準についてご覧ください。
・満18歳以上であること
・23歳未満の場合、職業が学生・無職・アルバイトでないこと
・常時連絡の取れる電話番号を登録していること
・信用取引規定をはじめとした重要書類を読み理解していること
・現金・有価証券で総額30万円以上のお預かりが必要なことを理解していること
・100万円以上の金融資産を保有していること
・自社から発送される書面が登録住所に確実に届くこと
松井証券では年齢はもちろん、職業・100万円以上の金融資産を保有していることが注目されます。
連絡先や住所の登録は、松井証券からの投資における十分なサポートを受けるうえでも重要なため、必ず正しい情報を記入してください。
初めて証券口座を開設するならどこがおすすめ?初心者向けの口座を紹介
https://okanechips.mei-kyu.com/tips/8553/
各証券会社で審査基準は違う。基準を確認して挑戦してみよう!
証券口座開設における審査基準について解説しました。
証券口座の開設審査は、犯罪やリスクの高すぎる資産運用を防止するために設けられています。
審査は本人確認がはっきり取れることや収入・保有する金融資産があることなど、安全に投資を始められる条件が揃っているかどうかを見極めるためのものです。
多くの証券会社では、審査基準が明記されているため、利用の際は申し込みたい証券会社の審査基準を踏まえて口座開設手続きを進めましょう。
特にこれから証券口座を開設するなら、ネット証券の利用がおすすめです。
ネット証券は取り扱う金融商品の種類が豊富なだけでなく、手持ちのスマホやPCから簡単に注文取引を済ませられます。
ネット証券独自の審査基準を踏まえたうえで口座を開設し、手軽な資産運用に挑戦してみてください。
文/おかねチップス編集部
監修文/おかねチップス編集部
おかねチップス編集部
20代後半から40代後半にかけた、ビジネスマンがメインであり、フリーランス、パラレルワーカー、スタートアップ等の読者層が多数。数多くの著名人にも登壇頂いていると同時に各種専門記事については、記事の信頼性を最新性を担保するために、税理士や各業界のプロフェッショナルを監修に迎えたうえで、各記事を編集・校閲・確認を経て制作。
おかねチップス:https://okanechips.mei-kyu.com/
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