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営業企画とは?仕事内容・営業やマーケティングとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

営業企画とは?仕事内容・営業やマーケティングとの違い・1日の流れと年収レンジ、未経験から目指す手順

求人サイトで「営業企画」という職種を見かけて、営業なのか企画職なのか、自分で売りに行く仕事なのかがよく分からないと感じた人は多いのではないでしょうか。営業経験がないと応募できないのか、マーケティングとはどう違うのか——会社によって中身の幅が広い職種だからこそ、最初に全体像をつかんでおくことが大切です。

この記事では、営業企画を「営業チームが売りやすくなる仕組みを考え、数字で支える仕事」として整理します。仕事内容、1日の流れ、必要なスキル、求人票に出ている待遇の実際、未経験からの入り方まで、サクサク仕事探しで実際に募集されている求人を見ながらまとめました。広告・マーケティング業界の職種の並びを先に知りたい方は、広告・PR・マーケティング業界の職種マップもあわせてどうぞ。

営業企画とは?仕事内容の全体像

営業企画は、ひとことで言えば「営業部門の参謀」です。自分が顧客を回って契約を取るのではなく、営業担当者が成果を出しやすいように、目標の立て方、売り方、使う資料、追いかける数字を設計し、営業活動全体を後ろから支えます。

メーカー、IT企業、メディア運営会社、広告関連の会社など、営業部門を持つ会社の多くに置かれています。実際にサクサク仕事探しに掲載されている営業企画の求人も、メディアを運営する会社での営業企画として募集されており、広告枠やタイアップなど「形のない商品」を売る営業組織を支える役割であることがうかがえます。

仕事はおおまかに次の4つに分けられます。求人票を読むときは、このうちどこに比重があるのかを確かめると、実際の働き方が見えてきます。

  • 戦略・計画……売上目標を部署・担当者ごとに割り振る、重点的に攻める業界や商品を決める、販売施策を立てる
  • 数字の管理と分析……売上・案件数・受注率などのKPIを集計し、目標とのずれや原因を報告する
  • 営業ツールづくり……提案書のひな型、料金表、事例集、媒体資料などを整え、誰でも同じ質で提案できるようにする
  • 仕組みと連携……顧客管理ツール(CRM・SFA)の運用ルールづくり、マーケティング部門や制作部門との調整、営業研修の企画

営業・マーケティング・事業開発との違い

営業企画の周りには似た職種が多く、名前だけでは区別がつきにくいものです。違いは「誰に向き合い、何に責任を持つか」で整理すると分かりやすくなります。

職種主に向き合う相手主な責任範囲
営業企画社内の営業チーム営業組織全体が目標を達成するための仕組みと数字
営業(フィールドセールス)顧客担当する顧客からの受注と売上
マーケティング市場・見込み客見込み客を集め、商品を知ってもらうこと
事業開発(BizDev)提携先・新しい市場新しい事業や収益の柱をつくること

営業が「目の前の顧客から受注する」責任を持つのに対し、営業企画は営業チーム全体が勝てる状態をつくることに責任を持ちます。新規事業の立ち上げに軸足がある事業開発(BizDev)や、既存顧客との関係を深めるアカウントマネージャーとも役割が分かれますが、小さな会社では営業企画がこれらを兼ねることも珍しくありません。

1日の流れ・実際の業務

営業企画の1日は、会社の規模や扱う商品によって変わりますが、「数字を見る→原因を考える→手を打つ」の繰り返しが基本です。メディア・広告系の会社で働く営業企画を想定した例を紹介します。

時間主な業務
9:30前日までの売上・受注件数・商談数をダッシュボードで確認し、気になる数字をメモ
10:00営業部の定例会議に参加。月の着地見込みと、遅れているチームの状況を共有
11:00受注率が落ちている商品について、失注理由のデータを分析
13:00昼休憩
14:00新しい広告メニューの料金表と提案書のひな型を作成
15:30マーケティング部門と打ち合わせ。問い合わせから商談までのつなぎ方を相談
16:30営業担当者からの「こんな資料がほしい」という相談に対応
17:30来期の目標配分案を作成し、上長に報告
18:30退勤(月末・期末は集計や報告資料づくりで遅くなりやすい)

営業のように外出が中心になることは少なく、社内での分析・資料作成・調整が仕事の大半を占めます。一方で、現場の感覚をつかむために営業に同行したり、大きな商談の提案書づくりを手伝ったりする場面もあります。

必要なスキルと知識

営業企画に求められるのは、特別な資格よりも「数字」と「人」の両方を扱える力です。主なスキルを整理すると次のようになります。

スキル具体的な中身身につけ方の例
数字を読む力売上・受注率・単価などの指標を分解し、変化の原因を考えるExcelやスプレッドシートで集計・グラフ化を日常的に行う
資料化・言語化分析結果や施策を、営業担当者や経営層に分かる形で伝える提案書・報告書を作り、人に説明する機会を増やす
営業プロセスの理解見込み客の獲得から受注までの流れと、つまずきやすい場所を知る営業経験、または営業への同行・ヒアリング
調整力営業・マーケティング・制作など立場の違う部署の意見をまとめる部署をまたぐプロジェクトに参加する
ツールの知識CRM・SFA、BIツール、表計算の関数やピボット無料版や体験版で実際に触ってみる

特に大切なのは、数字の正しさだけでなく「現場が動ける形」に落とし込む力です。どれだけ正確な分析でも、営業担当者が明日から何を変えればいいのか分からなければ成果につながりません。指標の基本を押さえたい方は、広告効果測定の基礎(押さえるべき10指標)も参考になります。

年収の目安とキャリアパス

サクサク仕事探しで今回確認した営業企画の求人(正社員)は、年収が非掲載でした。実は求人全体を見ても、今回集めた98件のうち6割を超える63件が年収非掲載で、面談で個別に提示されるケースが少なくありません。

参考として、同じサクサク仕事探しに掲載されている営業・企画まわりの職種の年収を並べると次のとおりです。これは営業企画の年収でも業界平均でもなく、あくまで近い職種の掲載例である点に注意してください。

近い職種(掲載例)雇用形態掲載されている年収
キャスティング企画営業職契約社員300万円〜
EC領域・メディアプランナー正社員400万円〜
広告キャスティング営業正社員450万円〜
事業開発(BizDev)正社員600万円〜
フィールドセールス(マネージャー)正社員600万円〜

サクサク仕事探しの求人では、営業・企画まわりの職種で300万円台〜600万円台の掲載が見られます。マネージャー職や事業開発など、より上流を担う職種ほど高い金額が提示される傾向があります。営業企画の求人で年収が書かれていない場合は、面談で想定年収と評価の仕組みを確認しましょう。

営業企画からのキャリアパス

  • 営業企画のマネージャー・営業部長……営業組織全体の戦略と予算に責任を持つ立場へ
  • 経営企画・事業開発……会社全体の計画づくりや、新しい事業の立ち上げへ(事業開発の仕事も参考に)
  • マーケティング・戦略職……市場分析や施策設計の経験を活かしてストラテジストなどへ

未経験から目指すには

営業企画は、社会人経験がまったくない状態からいきなり就くより、近い経験を持ち込んで移るケースが多い職種です。現実的な入り口は次の4つです。

  • 営業から社内異動する……最も多いルート。現場を知っていることがそのまま強みになる(クリエイティブ業界の法人営業から移る人も多い)
  • 営業事務・営業アシスタントから広げる……数字の集計や資料づくりを任されるうちに、企画側の仕事を担うようになる
  • インサイドセールスやカスタマーサクセスを経験する……顧客データを扱う職種は、営業企画と相性がよい(カスタマーサクセス・インサイドセールスとは)
  • 分析スキルを先に身につける……表計算の関数・ピボット、BIツールを使えると、未経験でも評価されやすい

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
数字の変化から理由を考えるのが好き数字や資料づくりにまったく興味が持てない
人を支えて成果を出すことにやりがいを感じる自分の手で契約を取ることにだけ達成感を感じる
立場の違う人の意見をまとめるのが苦にならない調整や根回しをできるだけ避けたい

求人票で確認したいポイント

営業企画は会社によって仕事の範囲が大きく違う職種です。応募の前に、求人票や面談で次の点を確かめておくと、入社後のずれを防げます。

  • 戦略・数字管理・ツールづくり・研修のうち、どこに比重があるか
  • 自分で顧客を担当する(営業を兼ねる)可能性があるか
  • 扱う商品は何か(広告枠、システム、モノなど)と、営業組織の人数
  • 使っているCRM・SFAやBIツールの種類
  • 月末・期末の繁忙期の残業の目安
  • 給与が非掲載の場合、想定年収と評価の仕組み
  • 将来、経営企画や事業開発、マネジメントへ進む道があるか

特に「営業企画」という名前でも、実態は営業担当として数字を持つ求人もあります。自分が数字を持つのか、営業チームを支えるのかは、最初に確認しておきたいポイントです。

よくある質問

営業企画になるのに営業経験は必須ですか?

必須とは限りませんが、あると有利です。営業の流れや現場の悩みが分かっていると、施策や資料が実際に使われるものになりやすいためです。営業経験がない場合は、数字の分析や資料づくりの経験を具体的に示せると評価されやすくなります。

営業企画と販売促進(販促)の違いは何ですか?

販促はキャンペーンや販促物などで「買ってもらうきっかけ」をつくることが中心で、営業企画は営業組織の目標や仕組みづくりが中心です。会社によっては営業企画が販促を担当していることもあるため、求人票の業務内容で確認しましょう。

資格は必要ですか?

必須の資格はありません。表計算ソフトのスキルを示す資格や、データ分析・マーケティングの基礎を学べる資格は、学習の目安として役立ちます。ただし、実際の評価は資格よりも「どんな数字を分析し、何を改善したか」という経験で決まることが多い職種です。

リモートワークはできますか?

分析や資料作成が中心のため、リモートワークと相性のよい職種です。ただし会議や部署間の調整が多いため、出社とリモートを組み合わせる会社も多く見られます。求人票の勤務形態の欄を確認してください。

まとめ

営業企画は、営業チームが売りやすくなる仕組みを考え、数字で支える仕事です。最後にポイントを整理します。

  • 仕事は「戦略・計画」「数字の管理と分析」「営業ツールづくり」「仕組みと連携」の4つ
  • 営業との違いは、個別の受注ではなく営業組織全体の成果に責任を持つこと
  • 必要なのは数字を読む力と、現場が動ける形に落とし込む力
  • サクサク仕事探しの営業企画求人は年収非掲載。近い職種では300万円台〜600万円台の掲載が見られる
  • 未経験からは、営業・営業事務・インサイドセールスなどの経験を持ち込むのが現実的

営業や企画に関わるほかの職種もあわせて知りたい方は、広告・PR・マーケティング業界の職種マップやアカウントマネージャーの仕事、事業開発(BizDev)の仕事から、自分に合う入り口を探してみてください。

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